あらすじ
東京都の監察医となって数多くの「死体」と対面してきた著者が「死」とは何かを語る。監察医とは意外なことに事件性のはっきりした死体は解剖しない。いわゆる「変死体」と言われる死因のはっきりしない死体と向き合う。それだけに、その死から様々なドラマを読むことになる。誰にも看取られずに死んだ独居老人、溺れて死んだ子供、ミイラ化した死体、五寸釘を心臓に刺して自殺した男などなど。テレビのサスペンスドラマがよりいっそう興味深いものになるのは間違いない。ベストセラー『死体は語る』に続く監察医のモノローグ。
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Posted by ブクログ
監察医とは何か? 一般的には生→死へと向かう考え方を持つが、著者の場合は逆説的な見方をもって、わかりやすい解説を行っている。
監察医のシステム、法律なども交えて、死体とどう向き合うかをかかれている。
参考資料としても、いい本だろう。
偽装自殺、偽装事故死をいかに見破られるか、非常にわかりやすく、納得出来るような文章になっている。
Posted by ブクログ
知らないことばかりで、面白くてあっという間に読み終わった。
ミステリー好きとしては、監察医のお話は興味深かった。
アンナチュラルを思い出しながら読んだ。
Posted by ブクログ
死に対する法律知識ってあります?例えば自然死と変死の違いをきちんと知っていますか?
誰にも訪れる死。監察医という立場から一般人にもわかりやすく書かれています。
文章から著者の人柄がにじみ出ています。多くの方におすすめします。