篠田真由美のレビュー一覧

  • アンソロジー 捨てる

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    シルバーウィーク7冊読破1冊目。アンソロジー好きなんですよね。永嶋恵美さんの「ババ抜き」。短い中に、どうなっちゃうの?というドキドキ感があって、タイトルがまた秀逸だった。

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    2022年09月23日
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ

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    とても読みやすいアンソロジー。

    近藤史恵さんのお名前があったので手に取ってみたが、ちょっと謎解きが突飛過ぎたかな?

    良かったのは『もうひとつある 鷹宮家四訓』(大崎梢)と『そのハッカーの名は』(福田和代)

    おお、そう来たかと思わせてくれる。

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    2022年09月09日
  • 風信子の家 神代教授の日常と謎

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    建築探偵シリーズのスピンオフとのことだが、シリーズのレギュラーキャラが次々現れるのはともかく、京介や蒼が探偵役を務める短編もあって、オリジナルシリーズと特に差別化はできていない感じ。後半の「干からびた血、凍った涙」と「思いは雪のように降りつもる」の二編は、事件と神代教授らの絡ませ方があまりにも強引で、本来はノンシリーズ向けのアイデアストックを流用したんじゃないかとも思える。とはいえ、この無理矢理感が作者さんの持ち味と言われたら納得はしますね。

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    2022年08月22日
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ

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    アミの会の11人の作家さんによる短編集
    「アミの会(仮)」のアンソロジー第9弾

    この本で初めましての作家さんは
    永嶋恵美さん、松尾由美さん、光原百合さん

    さらさらと楽しみながら読めました。

    ところで、なぜ「アミの会(仮)」?と思っていたら
    「アミの会」の名前の由来を書かれた記述がありました。


    以前、「雨の会」という若手作家集団があり
    ”雨の会編”のアンソロジーが出版されました。
    その「雨の会」へのリスペクトも込めて、
    とりあえず仮の名を「アミの会(仮)」ということにしたら
    なぜかそれが一番しっくりきてしまったということなのです。
    網のように広がる交友関係だとか、
    フランス語でamiは

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    2022年08月07日
  • 迷 まよう

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    アンソロジーの中に「アミの会(仮)」というものがあるのを知ったのは、この【迷 まよう】だった。

    アミの会(仮)のアンソロジー企画は『捨てる』『毒殺協奏曲』『隠す』
    そして、第4弾が『迷』と『惑』


    ところで「アミの会(仮)」って何?
    と疑問に思ったら、「アミの会」には公式ページ "Facebook" があり、
    活動も2015年からだと知って驚いた。
    それによると、「アミの会(仮)」は女性作家の集まりで、会の目的はアンソロジーを出すこと。
    たまに集まってお茶を飲んだり、ご飯を食べたり(お酒を飲んだり)すること。

    2015年、GWの東京で、5人の作家が集まって食事会をして

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    2022年08月07日
  • 聖女の塔 建築探偵桜井京介の事件簿

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    桜闇を読んだので話のスジは分かったけど、桜井を陥れるのに大規模な計画を立てて蒼と別行動にさせる。話が大きすぎだけど、宗教、カルトの意味を分かりやすく説明してあり楽しく読めた。でも全巻揃えるのはないだろうなぁ。
    昔も今も主人公となる男像は何考えているのか分からない、冷めた印象の男と、真逆の甘ったれな男が登場する設定な気がする。

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    2022年05月24日
  • 桜闇 建築探偵桜井京介の事件簿

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    シリーズ物の短編だったが最初から読んでいなくても分かる内容で、読みやすい話だが建築については無知なので想像もできなかった。
    全ての話が面白くよかったが、建築は関心がないので続けて読むかどうかもう一冊読んで考えてみよう。

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    2022年05月21日
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ

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    ネタバレ

    【収録作品】「もうひとつある」 大崎 梢/「孤独の谷」 近藤 史恵/「扉を開けて」 篠田 真由美/「猫への遺言」 柴田 よしき/「キノコ煙突と港の絵」 永嶋 恵美/「十年日記」 新津 きよみ/「そのハッカーの名は」 福田 和代/「みきにはえりぬ」 松尾 由美/「青い封筒」 松村 比呂美/「黄昏飛行 時の魔法編」 光原 百合/「たからのちず」 矢崎 存美

    さまざまな形で残された「ラスト・メッセージ」を巡る短編集。どれも味わい深い。
    「もうひとつある」隠された幻の家訓。鷹宮家には4つの家訓が残されていたが、もう一つ隠れた家訓があるという。大学院で歴史を研究する高校時代の先輩に請われて、鷹宮家の傍

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    2022年03月31日
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ

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    だいたい10分程度で読めるものが多く、
    隙間時間に読書するなら
    いいかも。
    でもパターン化してきて、
    どれも同じような話に感じた。

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    2022年03月19日
  • アンソロジー 初恋

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    実力派女性作家集団「アミの会(仮)」が贈る、極上の恋愛小説集。
    松村比呂美さんの「迷子」が心温まるストーリーで良かった。

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    2022年01月22日
  • アンソロジー 捨てる

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    9人の女性作家による「捨てる」をテーマにした短編アンソロジー。
    ぞわっとするようなものから、あるあるなもの、胸の奥に火が灯るようなもの、ハラハラするものなど、バラエティに富んでいて、楽しく読めた。
    読んだことがない作家さんの作品に気軽に触れられるのがアンソロジーのよいところだなと思う。

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    2022年01月09日
  • 龍の黙示録 唯一の神の御名

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    龍の黙示録シリーズ 第3弾

    ライル(ライラ)の嫉妬交じりの心の呟きから始まって、
    ローマ皇帝ティベリウスの時代に思いは飛び、更に
    皇帝ハドリアヌスの時代に突如として現れ、今度は
    高句麗から倭の国:日本の厩戸皇子(後の聖徳太子)の前に。
    どの時代にもスッタモンダがあるものの、血を分け与えたいと
    思うくらいの相手に出会うが、そのモノ達はやはり断る。
    かなり宗教色の強い内容になっております。
    ライルが龍のところに来たきっかけの話でお終いで、
    最後は柴田よしきさんとの対談でした。

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    2022年01月03日
  • 龍の黙示録 聖なる血

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    龍の黙示録シリーズ 第4弾。

    舞台は神楽坂。
    イエスの生き様を直に知り、その血を与えられ
    不老不死になった龍の存在が邪魔なヴァチカンは、
    二人の修道士を刺客として送りこんだ。
    砂漠から掘り出した聖遺物を土産に、日本の魔物を
    操って龍を排除する予定だったが・・・
    前作に登場した「鴉」も登場して、古代エジプトのファラオと
    スッタモンダがあって、魔物だけでなく、心模様も
    忙しそうです。

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    2022年01月03日
  • 龍の黙示録 魔道師と邪神の街 魔都トリノ

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    龍の黙示録シリーズ 第7弾 イタリア三部作 第2弾

    龍たちと、新たに加わったメンツがイタリアに集結。
    色んな場所で色々と動きがあって、それぞれの
    思惑とか想いが入り乱れて、これまたスッタモンダあり
    何でもありな感じがしてきましたよぉ~

    マッチョな女戦士と、齢2000歳の吸血鬼とヘタレな
    落ちこぼれ修道士のプラトニックな三角関係は
    決着を見せるのか!? そこ?(^◇^;)
    そして龍一派 VS ヴァティカン? 真の敵?
    結末や如何に!

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    2022年01月03日
  • 龍の黙示録 永遠なる神の都(上) 神聖都市ローマ

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    龍の黙示録シリーズ 第8弾 イタリア三部作 完結/上

    真の敵を追って、龍はヴァティカンへ。
    透子たちも遅れて到着するも、何気に目的が違う。 
    龍は透子たちを避けて、隠れたまんま。
    そのせいで、タジオが酷い目に遭っても放置。
    おかげでセバスティアーノが強くなる(^◇^;)
    真の敵は、教皇に近い面々を操りながら、透子に手を出す。
    本当にこの著者は、美しい物を作り上げてからは
    傷つけるのが好きだなぁ・・・建築探偵を連想してしまう。
    そして真の敵の正体が判明!
    って・・・マジで何でもありだなぁ

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    2022年01月03日
  • 龍の黙示録 永遠なる神の都(下) 神聖都市ローマ

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    龍の黙示録シリーズ 第8弾 イタリア三部作 完結/下

    マリアのクローンに混乱するエウフェミア
    タジオの体を操り修道士を襲い手籠めにするリリト。
    人の意志を操り、駒としてゲームを楽しむ敵!
    教皇選挙までゲーム化してやりたい放題。
    タジオの隠れ家には、ゾンビがワラワラと集まり
    龍はセバスティアーノを罵倒する
    自分のヘタレっぷりを棚上げですかぁ??

    お得意の思惑とか想いが入り乱れて、スッタモンダがあり
    やはり今回も、後半に一気にまとめに入りましたよね。
    最後は、まぁ・・・締め方としては、悪くないけど、
    タジオの事やマリア達のことはボカしたままで
    その部分が本当に消化不良です。
    美しいものを作り上

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    2022年01月03日
  • アンソロジー 初恋

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    アミの会っぽくないタイトル。初恋といっても切り口はいろいろで面白かった。最後は素直にいい話で良かった。

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    2021年11月14日
  • アンソロジー 隠す

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    やっぱしさ、薄暗いテーマは女性作家が書く方が陰湿で面白いと思うんだよね。
    文章の良し悪しとかじゃく、あーこれ好きだわって思ったのは3話あった。
    隠すって、真実や浮気相手や死体や物や、いろいろパッと思いつくだけでいろいろ暗いこと顔も浮かぶんだけど、思いついた上でそれをさらに超越する面白さを描けるのはすごいなと思う。

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    2021年08月25日
  • 聖女の塔 建築探偵桜井京介の事件簿

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    もはやミステリー要素はほとんどなく、一種のサイコサスペンスみたいな感じ。シリーズもクライマックスも近くなって、過去作で登場した京介の宿敵が、二人までも再登場して、彼に戦いを挑んでくる。これはミステリにはならないわな。

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    2021年03月06日
  • 胡蝶の鏡 建築探偵桜井京介の事件簿

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    ネタバレ

    建築探偵シリーズの十二作目で、第三部の開幕とか。建築探偵挙動不審とかで妙に健康的に、普通になった京介が描かれる。これはクライマックスに向けての伏線なんだとか。ミステリ色はかなり薄く、仕方なくのように殺人が起きるけれど、九〇年前の死はともかく、リアルタイムの殺人は事件自体が物語にほとんど影響を与えず、トリックそのものはどちらも短編でも、使い方を工夫しないと荷が重いくらいのもの。もう一般的な意味でのミステリにはほとんど関心がないんだろうなあ。
    本職の建築史家が京介が実在の人物である体で書いたあとがきが傑作。

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    2021年02月16日