篠田真由美のレビュー一覧
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シリーズの間を埋めるサイドストーリー集ですね。
二重螺旋シリーズでは、図面が欲しくなります。
想像してると、脳みそが捻れそうになります。
気になる人は先に検索した方がいいでしょう。実在してます。
京介ファンには美味しい話しでもあります。
どうしても京介には「死」のニオイがつきまとう。
それを引き止めているのが蒼の存在だと思う。
シリーズ最後に京介の秘密が語られるらしいけど
教授にさえ触れさせない京介の秘密が気になります。
最後に付いている年表もありがたい。
出された作品がどの時代だったのかが一目瞭然。
「原罪の庭」のネタバレが含まれています。
少なくとも第一部を読み終わってから読んだ方がい -
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建築探偵シリーズ第三弾
名前だけの登場だった神代教授がようやく帰ってきました。
理想の教授像を絵に描いたようなナイスミドル(〃▽〃)ポッ♪
しかし!京介や深春に対してはベランメェ調の江戸弁?
この凄まじいギャップが、もの凄くよいわぁ~(^◇^;)
今回の事件?は、神代教授の知り合いで
シリーズ1巻に登場した杉原さんから持ち込まれました。
京介が修論で取り上げる予定の建築家が、
その一件に関わっているらしいと・・・
これは行くしかないでしょう。
ということで神代教授、京介、深春、蒼の4人は日光へ向かう。
目的の碧水閣に直接出向けるかと思いきや
その手前にある一族経営のオグラ・ホテルに招待さ -
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建築探偵シリーズ2作目にして異色作だそうです。
確かに建物に絡んだ事件というのであれば同じなんだけど
今回の建物は、あくまでも小道具と言ってもいいでしょう。
京介にとっても、探索する価値のないものでした。
しかし、そこに渦巻く人々の思いの何と重厚なこと!
この作品を好きになった理由は、トリックうんぬんより
建物に纏わる人の思いや執着から生まれた捻れを
探偵役を嫌がる京介が、解いてくれるというところ。
今回、建物はあくまでも現場であって、その再現でしかないけど
人の思いの捻れを解くという意味においては同じ。
そして宗教が絡みます。しかもインド。ヒンドゥー教。
その神秘的 -
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建築探偵桜井京介シリーズ第1作
遊馬(あすま)理緒は、祖父が残したスペイン風の
別荘の調査を京介に依頼する。
その別荘では祖父が事故死?していてた。
理緒は何事も金優先の母親が
祖父を殺害したのではないかという疑惑を持っていた。
更に祖父亡き後、父親が別荘にこもったのだが
自殺未遂?を計った。
別荘取り壊し計画が進む中、事件に巻き込まれる京介一行。
奇妙なパティオでいったい何が起こっていたのか?
イメージでいうなら、京極堂と館シリーズを
足して2で割った感じ?
建物に関連した事件を解決するんだけれど
殺人事件の謎やトリックを暴くというよりは
建物に込められた思いとそれに関わる一族の
憑 -
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『ウシュクダラのエンジェル』
インド旅行中に京介が出会った人物。大学の研究をあきらめ故郷にかえる人物。船から消えた学生。妹の望みを叶える兄。
『井戸の中の悪魔』
イタリアの井戸で京介の出会った転落事件。井戸の中の悪魔の正体。
『塔の中の姫君』
富豪の娘とヴェトナム人青年の恋。ヴェトナム旅行のガイド兼見張り役として京介、深春が同行。消えた姫君。
『捻れた塔の冒険』
交通事故で死んだ女性。京介に付きまとうストーカー。
『迷宮に死者は潜む』
尾瀬を舞台に深春の切ない思い出と友人の起こした事件。友人の姉と深春の思い出。
『永遠を巡る螺旋』
恭介に付きまとったストーカー祐美の姉によ -
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新規購入ではなく、積読状態のもの。
2008/10/3~10/12
キリストの血をもらい2000年生き続ける龍緋比古シリーズの2作目。青森県の石塔村にすむ少女、石塔小矢から村に伝わる「御還り祭」に関して救いを求める手紙が来る。感じるものがあった龍は少女に逢うため、秘書の柚ノ木透子やライラに黙って青森に向かう。100年に一度目覚める御還り様は村人達の血を求める吸血鬼であった...小矢の運命やいかに。
東北に伝わる荒覇吐の神も交えての最終シーン、御還り様と龍たちの対決は読み応えがあった。このシリーズは今のところあと2作出ているが、読むのが楽しみである。かなりキャラが変わってしまった柚ノ木さんもどう