篠田真由美のレビュー一覧

  • 仮面の島 建築探偵桜井京介の事件簿

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    今回の舞台はヴェネツィアです。
    島の売却を巡るトラブルに蒼の養子縁組話。
    そこに降ってきた日本人ライターの行方不明話。
    1/3くらいから話は怒濤の展開を見せます。
    仮面の黒装束が銃を持って押し入ったり、
    京介や蒼も襲われるし(お約束)警察は無能だし。
    ドタバタの仮面舞踏会ですねぇ。
    頑なに仮面をかぶり続けた人は、
    その仮面を剥がされたらどうなるんだろう。
    裏の顔?本当の顔?それとも仮面の方が真実?
    切ないような恐ろしいようなお話しでした。

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    2010年06月01日
  • 原罪の庭 建築探偵桜井京介の事件簿

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    シリーズ中もっとも好きな巻。
    蒼の子ども時代の話。
    バラバラ死体のほとんどは快楽殺人などではなく、死体の処理に困って解体してしまうって話を聞いたことがある。
    道を踏み外すことは、案外簡単なことなのだろう。

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    2010年05月17日
  • 翡翠の城 建築探偵桜井京介の事件簿

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    建築探偵シリーズ。純粋に面白い。舞台は日光、複雑な人間模様、ミステリーミステリーしててよい。主人公を中心とした魅力的な登場人物たち、楽しい小説です。

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    2010年05月11日
  • 桜闇 建築探偵桜井京介の事件簿

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    シリーズの間を埋めるサイドストーリー集ですね。
    二重螺旋シリーズでは、図面が欲しくなります。
    想像してると、脳みそが捻れそうになります。
    気になる人は先に検索した方がいいでしょう。実在してます。

    京介ファンには美味しい話しでもあります。
    どうしても京介には「死」のニオイがつきまとう。
    それを引き止めているのが蒼の存在だと思う。
    シリーズ最後に京介の秘密が語られるらしいけど
    教授にさえ触れさせない京介の秘密が気になります。

    最後に付いている年表もありがたい。
    出された作品がどの時代だったのかが一目瞭然。
    「原罪の庭」のネタバレが含まれています。
    少なくとも第一部を読み終わってから読んだ方がい

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    2010年03月27日
  • 灰色の砦 建築探偵桜井京介の事件簿

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    建築探偵、第一部で二番目に好きな作品
    仲間を家族を守る家こそ、我が砦
    京介の涙と深春の友情が素敵!!

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    2010年01月20日
  • angels 天使たちの長い夜

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    誰かの罪を負うひと、というのは篠田真由美の一テーマなのだろうか・・・。
    それにしても、「青春!」の空気が気恥ずかしい。翳視点であるのに救われたが、これが蒼視点だったらダウンしていたかも。

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    2009年12月06日
  • 翡翠の城 建築探偵桜井京介の事件簿

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    建築探偵シリーズ第三弾
    名前だけの登場だった神代教授がようやく帰ってきました。
    理想の教授像を絵に描いたようなナイスミドル(〃▽〃)ポッ♪
    しかし!京介や深春に対してはベランメェ調の江戸弁?
    この凄まじいギャップが、もの凄くよいわぁ~(^◇^;)

    今回の事件?は、神代教授の知り合いで
    シリーズ1巻に登場した杉原さんから持ち込まれました。
    京介が修論で取り上げる予定の建築家が、
    その一件に関わっているらしいと・・・
    これは行くしかないでしょう。

    ということで神代教授、京介、深春、蒼の4人は日光へ向かう。
    目的の碧水閣に直接出向けるかと思いきや
    その手前にある一族経営のオグラ・ホテルに招待さ

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    2009年11月06日
  • 玄い女神 建築探偵桜井京介の事件簿

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    建築探偵シリーズ2作目にして異色作だそうです。
    確かに建物に絡んだ事件というのであれば同じなんだけど
    今回の建物は、あくまでも小道具と言ってもいいでしょう。
    京介にとっても、探索する価値のないものでした。
    しかし、そこに渦巻く人々の思いの何と重厚なこと!

    この作品を好きになった理由は、トリックうんぬんより
    建物に纏わる人の思いや執着から生まれた捻れを
    探偵役を嫌がる京介が、解いてくれるというところ。
    今回、建物はあくまでも現場であって、その再現でしかないけど
    人の思いの捻れを解くという意味においては同じ。

    そして宗教が絡みます。しかもインド。ヒンドゥー教。
    その神秘的

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    2009年10月15日
  • 建築探偵桜井京介の事件簿 未明の家

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    建築探偵桜井京介シリーズ第1作

    遊馬(あすま)理緒は、祖父が残したスペイン風の
    別荘の調査を京介に依頼する。
    その別荘では祖父が事故死?していてた。

    理緒は何事も金優先の母親が
    祖父を殺害したのではないかという疑惑を持っていた。
    更に祖父亡き後、父親が別荘にこもったのだが
    自殺未遂?を計った。
    別荘取り壊し計画が進む中、事件に巻き込まれる京介一行。

    奇妙なパティオでいったい何が起こっていたのか?

    イメージでいうなら、京極堂と館シリーズを
    足して2で割った感じ?
    建物に関連した事件を解決するんだけれど
    殺人事件の謎やトリックを暴くというよりは
    建物に込められた思いとそれに関わる一族の

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    2009年10月07日
  • angels 天使たちの長い夜

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    ◆あらすじ◆
    夏休み、人けのない校庭に男の死体が転がっていた。
    校内には十五人の生徒だけ。
    警察へは通報せずに、生徒たちによる犯人捜しが始まる。
    微妙に絡み合う人間関係と錯綜するアリバイから浮かび上がる意外な犯人は?
    蒼こと薬師寺香澄が活躍する「建築探偵シリーズ」の番外編。
    ミステリーの醍醐味、ここにあり!

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    2009年10月12日
  • angels 天使たちの長い夜

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    最初は、実際こんな展開になるかなぁと思っていたけど
    後半にかけてぐんぐん面白くなって一気に読みました。

    被害者と加害者、利用する者とされる者。
    カズミはあんまり出なかったけど(笑)、おもしろかったです。

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    2009年10月04日
  • 仮面の島 建築探偵桜井京介の事件簿

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    ヴェネツィア行きたーーーい!
    京介が大好きです。
    この巻では、蒼が神代教授の養子になるかどうかを自分で決断する。
    蒼、がんばれ><

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    2009年10月04日
  • angels 天使たちの長い夜

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    ネタバレ

    2009/8/12 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2016/4/20〜4/28

    建築探偵シリーズの番外編、蒼の物語2である。高校生時代の蒼の周りに起こった殺人事件。とはいえ、作中作を使ったなかなか本格的なミステリ。この頃の蒼は結構普通だったんだな。

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    2016年05月01日
  • 桜闇 建築探偵桜井京介の事件簿

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    『ウシュクダラのエンジェル』
     インド旅行中に京介が出会った人物。大学の研究をあきらめ故郷にかえる人物。船から消えた学生。妹の望みを叶える兄。

    『井戸の中の悪魔』
     イタリアの井戸で京介の出会った転落事件。井戸の中の悪魔の正体。

    『塔の中の姫君』
     富豪の娘とヴェトナム人青年の恋。ヴェトナム旅行のガイド兼見張り役として京介、深春が同行。消えた姫君。

    『捻れた塔の冒険』
     交通事故で死んだ女性。京介に付きまとうストーカー。

    『迷宮に死者は潜む』
     尾瀬を舞台に深春の切ない思い出と友人の起こした事件。友人の姉と深春の思い出。

    『永遠を巡る螺旋』
     恭介に付きまとったストーカー祐美の姉によ

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    2009年11月14日
  • 龍の黙示録 東日流妖異変

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    新規購入ではなく、積読状態のもの。
    2008/10/3~10/12
    キリストの血をもらい2000年生き続ける龍緋比古シリーズの2作目。青森県の石塔村にすむ少女、石塔小矢から村に伝わる「御還り祭」に関して救いを求める手紙が来る。感じるものがあった龍は少女に逢うため、秘書の柚ノ木透子やライラに黙って青森に向かう。100年に一度目覚める御還り様は村人達の血を求める吸血鬼であった...小矢の運命やいかに。
    東北に伝わる荒覇吐の神も交えての最終シーン、御還り様と龍たちの対決は読み応えがあった。このシリーズは今のところあと2作出ているが、読むのが楽しみである。かなりキャラが変わってしまった柚ノ木さんもどう

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    2010年04月03日
  • すべてのものをひとつの夜が待つ

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    ネタバレ

    2008/8/9 新大阪駅のBooks Kioskにて購入。
    2020/11/5〜11/10

    12年ものの積読本。篠田さん得意のゴシック的雰囲気があふれる作品。旧家の末裔たちが孤島の館に集められて、行方不明の家宝のダイヤモンドを探させられる。発見者が後継者として財産を受け継ぐという、いかにもな設定。そこで起こる連続殺人事件。エルトゥールル号まで出てきて、盛りだくさん。動機は弱いような気がしたが、面白かった。

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    2020年11月10日
  • 建築探偵桜井京介の事件簿 未明の家

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    建築探偵桜井京介の事件簿シリーズ第一弾の文庫版です。
    私としては新書派なので、新書版を購入していただきたいのですが、
    文庫版は持ち歩き便利ですもんね^^
    もちろん私は文庫も新書も持ってます^^新書は初版と初版じゃないのがあります(笑)

    大好きなシリーズです。
    第一弾は登場人物は謎多き人たちばかり、
    建築に由来する事件が起き、大学生の桜井京介は少年蒼と事件に挑みます。
    建物に隠された愛憎、その謎を奇麗に紐解いていくラストは最高です!
    是非ともお勧めいたします♪

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    2009年10月04日
  • センティメンタル・ブルー 蒼の四つの冒険

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    建築探偵の番外編。
    短編が4つ。
    ミステリーというよりは普通の小説として楽しめました。
    07/10/23

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    2009年10月07日
  • 龍の黙示録 聖なる血

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    2007/12/16 小倉駅の売店で購入。
    2012/11/29~12/6

    久しぶりの龍の黙示録シリーズ。ヴァティカンから、龍を抹殺すべく刺客が送られる。刺客が携えてきた聖杯は、古代エジプトのファラオを蘇らせ、龍に襲いかかる。
    いやはやなんとも、一層伝奇的要素が強まった本作。高橋克彦氏の総門谷シリーズ好きとしては、堪らなくなってきた。次作が楽しみである。

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    2012年12月06日
  • 建築探偵桜井京介 館を行く

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    近代建築の中でも、作者の趣味に偏った建築を紹介する本。その辺の趣味が同じ人間ならそこそこ楽しめます。ついでに、建築探偵が好きな人間なら、かなり楽しいかと。
    ただ、もうちょっと写真が欲しかった(カラーで)。撮影できないものもあったんかなあとは思いますが。ついでに、もーちっと蒼ちゃんとのらぶらぶがあればなお良し!

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    2009年10月04日