【感想・ネタバレ】angels 天使たちの長い夜のレビュー

あらすじ

夏休み、人けのない校庭に男の死体が転がっていた。校内には15人の生徒だけ。警察へは通報せずに、生徒たちによる犯人捜しが始まる。微妙に絡み合う人間関係と錯綜するアリバイから浮かび上がる意外な犯人は? 蒼(あお)こと薬師寺香澄(やくしじかずみ)が活躍する「建築探偵シリーズ」の番外編。ミステリーの醍醐味、ここにあり! (講談社文庫)

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

建築探偵シリーズ番外編。


夏休みのある日。

蒼くんの学校で起きた殺人事件。

成り行きで事件の謎解きをする事となった15人の学生達の推理やいかに?

5年後の同窓会を経て、明かされる真相とは?


氏の作品群で既読のもの(といってもこのシリーズのみですが)の中で、一番の出来だと思います。

の作品のみでも十分に楽しめますが、シリーズを通してみてから読むとさらに楽しみが倍増するので、そちらをお勧めしたいところ。

もっともここまでに番外含めて11作品……。

辛いかな……。

0
2010年10月06日

Posted by ブクログ

キャ~~、蒼くんが主役だぁ!
すっごくめんこいんですよん、蒼くん。
建築探偵桜井京介シリーズを読んでいないとわからないとは思うのですが・・・。
あ、でも本書はシリーズとは全然関係ないので、単独で読んでも大丈夫です。
建築探偵シリーズの最初の方では、蒼くんはマスコット的存在なだけだったんです。
あまりに愛らしいキャラがうけたためか、だんだん登場することが多くなり、幼くて純粋に生きている蒼君の暗~~い過去を題材にした本が出て、そして番外編に。
まずは「センティメンタル・ブルー」というのが蒼くん主人公の番外編でした。
今ではシリーズの主人公は蒼くんかも・・・。
本書は夏休みの高校を舞台に、自動電気錠で門がロックされ校内に閉じ込められ生徒たちの中で事件が起こります。
ある意味、密室状態の孤島もの。ってことは犯人は生徒の中に・・・。
事件の謎を追うのも面白いけど、閉じ込められた生徒たちの知らぜらる裏側のこととかが、これまた面白い。
子供も大変なんだよね、うんうん。
でも、ホロリとくるエピソードとか、蒼くんの口調もそうだけど、すごく優しい雰囲気にも包まれています。
だから切なくなるんだけどね。

0
2015年01月16日

Posted by ブクログ

誰かの罪を負うひと、というのは篠田真由美の一テーマなのだろうか・・・。
それにしても、「青春!」の空気が気恥ずかしい。翳視点であるのに救われたが、これが蒼視点だったらダウンしていたかも。

0
2009年12月06日

Posted by ブクログ

◆あらすじ◆
夏休み、人けのない校庭に男の死体が転がっていた。
校内には十五人の生徒だけ。
警察へは通報せずに、生徒たちによる犯人捜しが始まる。
微妙に絡み合う人間関係と錯綜するアリバイから浮かび上がる意外な犯人は?
蒼こと薬師寺香澄が活躍する「建築探偵シリーズ」の番外編。
ミステリーの醍醐味、ここにあり!

0
2009年10月12日

Posted by ブクログ

最初は、実際こんな展開になるかなぁと思っていたけど
後半にかけてぐんぐん面白くなって一気に読みました。

被害者と加害者、利用する者とされる者。
カズミはあんまり出なかったけど(笑)、おもしろかったです。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2009/8/12 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
2016/4/20〜4/28

建築探偵シリーズの番外編、蒼の物語2である。高校生時代の蒼の周りに起こった殺人事件。とはいえ、作中作を使ったなかなか本格的なミステリ。この頃の蒼は結構普通だったんだな。

0
2016年05月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

青春小説としてはたいへん楽しく読みました。
あの頃ならではの、痛くて辛くて苦しい想い。
同性の友人に対する葛藤、劣等感。それでも対になる誰かと一緒にいられる時間。
ひとりひとりの想いが丁寧に描かれていて、それが長い!ていうレビューもあったけど、私は楽しく読んだ。

ただ、事件としては色々無理があるし、納得いかないところも多い。
クローズドサークルのつくりかたから、自分たちで解決しようというくだり。被害者の素性は最後まで分からずに終わる。
未成年が犯人とはいえ、ほとんど報道されないまま、というのも、どうなのか…
作中作だからその辺うやむやでもありってことなの?
加害者目線というかね、犯人を擁護するのも気になるんだよ〜
被害者のこと結局よく分からないし、それよりも自分にとって大切なものを護りたいという気持ちなんだろうけど、もやっとする〜
それ以外は、カゲリが好きなのでカゲリと同じ気持ちで読みました。蒼の態度に拗ねたり、犯人の気持ちになったり、蒼のために憤ったり。

トリックについては、違和感を感じるところがやっぱりポイントなんだな…というくらいで。
最後に出てきた人については、対になってた人とどっちがどっちだったっけ?というくらい印象が薄くて…そういえばこのふたりのエピソード、他の人みたいに描かれてないな?と今気づいた。

0
2019年07月06日

Posted by ブクログ

建築探偵シリーズの蒼君スピンオフ。
おなじみのおじさんたちも、ちょっと画面を横切ってくれるのが嬉しい。登場人物が多いので、前の方をめくりめくり人物に色分けしながら読み進めました。呼び名が人によって代わったりするので、(苗字だったり愛称だったり)ちょっと混乱します。年寄りにはちときつい、でも面白かった

0
2013年06月08日

Posted by ブクログ

■夏休み、学校の死体。誰もが怪しい

夏休み、人けのない校庭に男の死体が転がっていた。校内には15人の生徒だけ。警察へは通報せずに、生徒たちによる犯人捜しが始まる。微妙に絡み合う人間関係と錯綜するアリバイから浮かび上がる意外な犯人は?蒼こと薬師寺香澄が活躍する「建築探偵シリーズ」の番外編。

0
2013年03月29日

Posted by ブクログ

篠田真由美氏の「建築探偵」シリーズの番外編。"蒼"が主役と言うことだったが、群像劇で、思った以上にテイストが違っていた。
当初は、のんびりとしたスタートだけど、最後までちゃんと読むと、それまでの添加に全部意味があったことが分かって、すっきり。

0
2010年03月17日

「小説」ランキング