篠田真由美のレビュー一覧

  • 翡翠の城 建築探偵桜井京介の事件簿

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    ■異形の館に秘められた謎を京介が追う

    長く一族支配が続いた名門ホテルで、内紛が持ち上がった。創業者の娘で95歳になる老女が今も住む別邸・碧水閣の取り壊しをめぐり意見が対立、骨肉の争いに発展したのだ。湖に沈んだ焼死体、血染めの遺書。沼のほとりに佇む異形の館に封印された、百年にわたる秘密とは。桜井京介が鮮やかな推理で解き明かす!

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    2013年01月23日
  • 緑金書房午睡譚

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    ネタバレ

    古本屋さんが舞台の人の死なないミステリー?
    巷で評判のアレみたいな・・・
    そんな軽い気持ちで読み始めたら
    ものの見事に裏切ってくれてちょとお徳感。
    ナルニア国物語をベースにしたようなファンタジーでした。
    こちらとあちら
    くどいほど対比があって説明過多。
    それはそれで、ファンタジー好みの方にはお勧めできます。

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    2013年01月03日
  • 建築探偵桜井京介の事件簿 未明の家

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    ■閉ざされた中庭(パティオ)が惨劇の始まり

    建築探偵・桜井京介が文庫初登場!京介を訪ねた古風な美少女の依頼は“閉ざされたパティオ”を持つ別荘の鑑定と主である祖父の死の謎を解くことだった。少女の一族を巻き込む不可解な事故死、そして自殺未遂。事件はすべて別荘をめぐって起きた。ミステリアスな建築造形に秘められた真実を、京介が追う!

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    2013年01月19日
  • 閉ざされて

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    函館の西郊で海に臨んで建つ邸宅。
    私事ではありますが、最近、函館を旅したので身近で起きたお話・・・と錯覚してしまいそうな感じ。
    風景の描写がとても良い。
    男と女。
    家族。
    男。
    女。
    様々な人間模様のストーリー。
    なかなか面白い作品。
    '12.12.08読書完了

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    2012年12月18日
  • 閉ざされて

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    函館に立つ洋館で自分を醜いと言う主人公が語る話です。読んでいると陰々鬱々。感じる空気は灰色。。。
    決してキモチの良い話ではないのですが、ストーリーの出来はとても良く、続きが知りたくてたまりませんし、謎が謎をと思いをめぐらせて読み進みます。
    ネタバレになりそうなので、この辺で。
    文庫本には文庫本用に書かれたあとがきがあり、お得。
    しかし、決してゆめゆめ先に読んではなりません。

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    2012年09月28日
  • 胡蝶の鏡 建築探偵桜井京介の事件簿

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    建築探偵桜井京介シリーズの長編11作目。
    第三部に突入です。
    今回は伊東忠太という建築家に焦点が当てられていて、
    ヴェトナムが舞台になっています。
    事件の現場となったのはヴェトナム古来の建築で、
    西洋風が混じっています。
    思えば京介がこだわる建築は「和洋折衷」。
    ここまでシリーズを読んできた読者には改めて解説は必要ないでしょう。
    薄々察していた通り京介の生い立ちがそうさせています。

    今回は特殊な状況で、
    鍵となる事件は90年前に起こり、
    それを京介たちにもたらしたのは過去(短編集『桜闇』)の登場人物。
    ちなみに私は未読でした。
    話が進むにつれて過去の事件(?)の状況は察せられますが、
    読んでおくと尚楽しめたかもしれません。

    流石この作者はストーりーテラーで読ませますが、
    今回ちょっと引っ掛かって読み辛い点がありました。
    何しろ深春がうるさいです。
    京介との付き合いも大分長くなった筈なのに、
    京介の言動や行動に一々切れて独りで怒りまくっています。
    もうちょっと察して様子を見るくらいは出来そうなものですが。
    思い込みが激しすぎるというか、
    もう1人やはり独善的な登場人物が出てくるんですが、
    2人して自分の意見を相手に押し付け過ぎです。
    特に深春の場合、読者に対するミスリードを意識させられて、
    正直ちょっとイラっとしました。
    誤解の無いよう断っておきますが面白いんですよ話はとっても!

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    2017年10月14日
  • 胡蝶の鏡 建築探偵桜井京介の事件簿

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    このシリーズ、佳境になるにつれて、モヤモヤしてくる…。それぞれのミステリーは秀逸なんやけど、主人公たちのエピソードが苦しい。

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    2012年08月28日
  • 胡蝶の鏡 建築探偵桜井京介の事件簿

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    ネタバレ

    2012/8/12 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2019/8/23〜8/27

    7年ものの積読本にして、1年半ぶりの篠田作品。建築探偵シリーズの第3部の第1作。登場人物の彰子さんにあまり記憶がないと思って調べてみたら、「桜闇」を読んだのが12年前であった....嫁いだ先のベトナムの旧家で起こった過去の変死事件と現在の殺人事件を京介が時空を超えて解決する、本書のメインストーリーの出来は相変わらず出色であるが、それより気になるのは、第2部で蒼の問題が解決したと思ったら、第3部はどうやら京介の闇が暴かれていくようである。最終巻「燔祭の丘」を読むのが今から楽しみである。

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    2019年08月27日
  • 緑金書房午睡譚

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    これ講談社ノベルスとかじゃなくてハードカバーで児童書として出してほしい雰囲気。
    メフィストでの連載だったようだから書籍形態としてやむを得ないのかもしれないけど銃とチョコレートとかミステリーランドのみたいなああいう装丁でもいいじゃないか!
    どっかで見かけたレビューに「ナルニアとシェイクスピアに頼りすぎ」ってコメントがあって、まぁそうだわなとは思うけど、手っ取り早く共感を与えてワクワク感を持たせるにはいい小道具だぁなー。
    オチがない!っていうのもあるけどまぁ、雰囲気勝ちでそこまで不満には感じなかった。
    やっぱり 古本屋 とか 屋根裏部屋 とかテッパンだよ!児童書ファンタジー系好きのツボをすごーく心得た舞台装置がたまらんかった。
    釣巻和で挿画したらすごーくハマるだろうなぁああああああ。舞台的にも、キャラクター的にも。

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    2012年08月11日
  • 建築探偵桜井京介の事件簿 未明の家

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    建築探偵桜井京介の事件簿シリーズ第一弾。大学で近代建築美術史を研究する主人公の桜井京介と、彼の助手?で暗い過去を持つ少年蒼。そして京介の友人で豪快な性格の深春。彼ら3人が、美少女から祖父の住んでいたスペイン風の別荘の鑑定を頼んできたことから物語が動き始める。
    少女の一族を巻き込む事故死、自殺未遂など、別荘を巡って起きた事件に対して、真実を解き明かす。

    事件を巡る要因の一つがやや子供っぽい暗い感じもするが、それを不自然に感じさせない背景も含めておもしろい

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    2012年08月10日
  • 失楽の街 建築探偵桜井京介の事件簿

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    建築探偵桜井京介シリーズの長編10作目です。
    今回でてくる建築はあの同潤会アパートです。
    名称は少し変えてますが。
    でも事件の舞台となると「大都市東京」らしいです。
    建築物に隠された個人の遺志をひも解くといった、
    シリーズ当初の試み(?)の方が個人的には好きなのですが、
    今回もスピード感があって読ませられました。
    同潤会アパートの様子も描かれていてよかったです。
    難問山積だったでしょうが、
    それでも残して欲しかったですね。
    パターン化された冒頭の犯人らしき人物の独白も、
    今回はどれが誰の独白かすぐに分かったと思っていたら、
    最後にひっくり返されて良い意味で裏切られました。
    私は未読なのでたぶんですが、
    スピンオフ作品である蒼のシリーズに出ているらしい人物も登場します。
    一建築を舞台にした謎解きだったのに、
    とうとう東京中を飛び回るようになっちゃって。
    「どこへ向かっていくんだこのシリーズ」と思っていたら。
    シリーズ第二部完結ということで次回から急展開のようです。
    誰でも想像できますがもちろん京介の秘められた過去についてでしょう。
    本名を含め全てを秘した桜井京介という存在は、
    今後どのようにひも解かれていくのか興味深いです。
    個人的には建築物に対する謎解きが好きなんですけどね。
    くどいようですが。

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    2017年10月14日
  • 綺羅の柩 建築探偵桜井京介の事件簿

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    建築探偵桜井京介シリーズの長編9作目です。
    今回舞台となった建築は・・・どれだろう?
    2000年現在の事件でいうなら「泉洞荘」、
    元は養蚕農家として建てられた茅葺の大屋根をもつ日本家屋。
    遡ること30年以上前のシルク王失踪事件でいうなら「月光荘」、
    マレーシアの高原避暑地に建つ平屋の別荘建築ということでしょうか。

    建築探偵といいながら、
    なんだか建築の影が薄くなってきました。
    シリーズ当初では、
    京介が建築物に込められた故人の意図を読み解くことで、
    事件の要因となった人間関係を修復する、
    といったような感じだった気がします。
    ところがシリーズもここまで進む間に京介自身に焦点が移って、
    心の葛藤や意味深な過去について明らかになるにつれ、
    反比例するかのように建築物に対する思い入れが薄れてきたような。
    個人的には当初の方が好みだったので残念です。
    相変わらずグイグイ引き込まれるように読まされたので、
    文句無しと言いたいところですが、
    京介の推理力を神格化(?)し過ぎという印象も受けました。
    周囲の人たちもオーバーアクション気味といいましょうか・・・。
    京介の能力を持ち上げておきながら推理途中で非難ごうごうとか、
    京介の身を真剣に案じながら危険な目に遭わせたり。
    ちょっとやり過ぎ(盛り過ぎ)感がありました。
    この作者の傾向でしょうか。

    今回もまず事件関係者の独白があって、
    気が進まない京介が引っ張り出されて事件が起きて、
    反感を買いながらも事件の謎を解いて最後には感謝される、
    というパターンどおりでした。

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    2017年10月14日
  • 月蝕の窓 建築探偵桜井京介の事件簿

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    建築探偵桜井京介シリーズの長編8作目です。
    今回の建築は那須高原にある明治建築の洋館「月映荘」です。

    話の発端は1997年。
    月映荘の調査を目的にやって来た京介を含む一行が、
    月映荘の所有者で事件関係者の印南兄妹に出会います。
    事件とは1986年に起こった殺人事件のことで、
    トラウマを抱えた妹の茉莉がパニックを起こした為調査は中断します。
    その3年後の2000年になって調査を再開しようとしますが、
    その前年の1999年に兄の雅長が死亡していました。
    と、時期が前後してややこしいったらありません。
    霊感少女の未来予知やら50年近く前の殺人、
    更に無意識(深層心理?)に多重人格まで絡んできて、
    読者は京介共々煙に巻かれそうになります。
    そこは流石の京介が最後に過去の事件も含めて解説(?)することで、
    読者はいろいろなことが腑に落ちる訳ですが。

    前作(『仮面の島』)くらいから感じるようになりましたが、
    意味ありげな事件関係者の独白とか、
    結構パターン化してきたような気がします。
    京介も最初の頃程寡黙で完璧な探偵役ではなく、
    周りの影響で揺れ動く内心を吐露し始めました。
    庇護欲をそそるような性質はより弱く、
    攻撃的な性質はより強く、
    人物の性格にやり過ぎ感があってちょっとひいたりもしましたが。
    さすがです。
    ストーリーテラーというのでしょうか、
    読ませます。

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    2017年10月14日
  • 翡翠の城 建築探偵桜井京介の事件簿

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    シリーズ3巻。
    登場人物の関係がややこしくて何回も家系図を見ました(笑)が、さらっと読みやすい本だと思います。

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    2012年02月23日
  • 原罪の庭 建築探偵桜井京介の事件簿

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    久々にざらっと読み返し。
    ミステリーはかなりの割合で内容忘れてしまうものの、この作品はすごく鮮明。
    あえてシリーズ5作品目にしたのだから、
    頭から続けて読むと思い入れ抜群。
    でもこれだけでもかなりよい。

    トリックとしては邪道かもしれないけど、
    なんでそんなことをしたのか、という点の深みがず抜けていて、
    うるうるしてしまう。


    謎解き以外の人間ドラマもありで、これはいい作品だなあと思う。
    ただ、著者のこういうねっとりした部分がイマイチ馴染まなくなり読まなくなったのだけど。

    この作品についてはその書き方がとてもマッチしていると思う。

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    2012年02月16日
  • 桜闇 建築探偵桜井京介の事件簿

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    短編集なのに
    桜井京介シリーズにとって重要な作品
    この本を読む前に「原罪の庭」は
    読んでおくべきだったかな

    篠田真由美先生のナイーブな少年を描く作品が
    なくなられた栗本薫先生の伊集院シリーズを
    思い出す

    もっとも、伊集院先生は桜井京介のように
    潜在する悩み(業?)を持たないのですがね

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    2011年07月18日
  • 灰色の砦 建築探偵桜井京介の事件簿

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    青春時代は甘酸っぱい・・・家族とのかかわりの
    ヘタな集団が住まうアパートが桜井京介の原点?

    髪とめがねで人とのコミュニケーションを絶つ
    京介だが、不器用で可愛い

    伊集院大介シリーズに思えてきたkitanoです

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    2011年06月25日
  • 灰色の砦 建築探偵桜井京介の事件簿

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    19歳の冬、我らが桜井京介と栗山深春は「輝額荘」という古い木造下宿で運命的(?)な出会いをとげた。家族的で青春の楽園のように思われた「輝額荘」。しかし住人の一人・カツが裏庭で変死したことから、若者たちの「砦」に暗い翳が忍び寄る。続いて起こる殺人事件。その背後には天才建築家・ライトの謎が。

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    2011年06月22日
  • 建築探偵桜井京介の事件簿 未明の家

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    出たばかりの頃にノベルスで読みました。
    あちこちに貸しているうち私の手元には無くなって。。。文庫を買ったので、再読予定。

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    2011年02月06日
  • センティメンタル・ブルー 蒼の四つの冒険

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    建築探偵シリーズ番外編
    作品説明で蒼に彼女ができるとか、親友ができるとあって
    内心穏やかではなかったです。
    成長してもらいたい反面、京介や深春と、ずっと一緒にいてほしいとも思っていたから・・・
    でも読んで安心。翳がすごくいい奴でホッとしました。
    本作は最初に蒼の説明があります。神代教授の家に来て1年の時の事件。高校での事件が2つ、高校での1つの事件のが大学に入っから動きだす事件。
    京介と深春は少ししか出ないけど、読み応えある1冊でした。

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    2011年01月07日