篠田真由美のレビュー一覧
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これ講談社ノベルスとかじゃなくてハードカバーで児童書として出してほしい雰囲気。
メフィストでの連載だったようだから書籍形態としてやむを得ないのかもしれないけど銃とチョコレートとかミステリーランドのみたいなああいう装丁でもいいじゃないか!
どっかで見かけたレビューに「ナルニアとシェイクスピアに頼りすぎ」ってコメントがあって、まぁそうだわなとは思うけど、手っ取り早く共感を与えてワクワク感を持たせるにはいい小道具だぁなー。
オチがない!っていうのもあるけどまぁ、雰囲気勝ちでそこまで不満には感じなかった。
やっぱり 古本屋 とか 屋根裏部屋 とかテッパンだよ!児童書ファンタジー系好きのツボをすごーく心 -
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建築探偵桜井京介シリーズの長編10作目です。
今回でてくる建築はあの同潤会アパートです。
名称は少し変えてますが。
でも事件の舞台となると「大都市東京」らしいです。
建築物に隠された個人の遺志をひも解くといった、
シリーズ当初の試み(?)の方が個人的には好きなのですが、
今回もスピード感があって読ませられました。
同潤会アパートの様子も描かれていてよかったです。
難問山積だったでしょうが、
それでも残して欲しかったですね。
パターン化された冒頭の犯人らしき人物の独白も、
今回はどれが誰の独白かすぐに分かったと思っていたら、
最後にひっくり返されて良い意味で裏切られました。
私は未読なのでたぶん -
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建築探偵桜井京介シリーズの長編9作目です。
今回舞台となった建築は・・・どれだろう?
2000年現在の事件でいうなら「泉洞荘」、
元は養蚕農家として建てられた茅葺の大屋根をもつ日本家屋。
遡ること30年以上前のシルク王失踪事件でいうなら「月光荘」、
マレーシアの高原避暑地に建つ平屋の別荘建築ということでしょうか。
建築探偵といいながら、
なんだか建築の影が薄くなってきました。
シリーズ当初では、
京介が建築物に込められた故人の意図を読み解くことで、
事件の要因となった人間関係を修復する、
といったような感じだった気がします。
ところがシリーズもここまで進む間に京介自身に焦点が移って、
心の葛 -
Posted by ブクログ
建築探偵桜井京介シリーズの長編8作目です。
今回の建築は那須高原にある明治建築の洋館「月映荘」です。
話の発端は1997年。
月映荘の調査を目的にやって来た京介を含む一行が、
月映荘の所有者で事件関係者の印南兄妹に出会います。
事件とは1986年に起こった殺人事件のことで、
トラウマを抱えた妹の茉莉がパニックを起こした為調査は中断します。
その3年後の2000年になって調査を再開しようとしますが、
その前年の1999年に兄の雅長が死亡していました。
と、時期が前後してややこしいったらありません。
霊感少女の未来予知やら50年近く前の殺人、
更に無意識(深層心理?)に多重人格まで絡んできて、
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Posted by ブクログ
まず、「建築探偵」というのがかなり違和感のある単語と思います。「建築」という言葉と探偵がくっつくことが、なんとなくミーハー的な雰囲気がある気がしました。
読後にミーハーかどうか、という点でいけば、ミーハーと思える点は大きなところで2つあります。
1つ目は主人公であるW大の院生である桜井京介は、建築物に付随するヒューマンドラマに興味があるというところで、建物の背景にあった事件の裏側がわかってしまう、という設定らしいのですが、余計なのは類稀な美貌の持ち主、ということ。しかも美貌をうまく使って情報を得たりするところが少々気になりました。
2つ目はアシスタントの「蒼」の存在。「蒼」は人に対して本