篠田真由美のレビュー一覧

  • 黎明の書 巻之壱 出会いと旅立ち

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    篠田さん久々の吸血鬼モノ。前の作品は男女でパートナー的な関係だったけど、今回は同性で主従関係的…?とりあえず物語が始まったので追いかけていきたい。

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    2015年11月14日
  • さくらゆき 桜井京介returns

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    本名を捨て、別の名前で生きてゆくことを選んだ京介と蒼が自分の名前を嫌いつつ、その名で生きてゆかなければいけない庄司ゆきに関わりを持つのは必然だったのかも知れない。絵という共通項があるが、ゆきより郁哉はひ弱だ。巻頭作は犯人は初めから見え見え。キャラがややステレオタイプだ。郁哉の父とか薔子とか。ラノベに近くなったな。

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    2015年11月09日
  • 誰がカインを殺したか 桜井京介returns

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    京介が蒼以外の人間に積極的な関心を抱くなんて。京介も成長し変化するのだ。読み逃していた『さくらゆき』必読だ。京介が40過ぎたことよりも、深春が綾乃さんと結婚して二児の父になったことよりも、蒼がもう30半ばという方がショック。永遠の少年ではなかったのね。鬼子母神についてのウンチクは、『姑獲鳥の夏』の方が詳しかったね。ペルセポネは母デメテルから逃れるために、わざとハデスにさらわれた?そういう解釈もあるか。

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    2015年10月17日
  • 誰がカインを殺したか 桜井京介returns

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    ネタバレ

    この作者の本を読むのは初めて。
    これも音訳の本として読んだ。シリーズものらしく、初心者に馴染めるかなっと思って読み始めたが面白く読めた。短編が4つ入っているが、タイトルの「誰がカインを殺したか」が一番ミステリーらしくて面白かった。

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    2015年10月03日
  • 黒影の館 建築探偵桜井京介の事件簿

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    京介の過去が語られる、クライマックス間近の巻。今回はお屋敷ものミステリーなんだけど、怖かった…。ホラーみたい。。

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    2015年09月16日
  • 美貌の帳 建築探偵桜井京介の事件簿

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    建築家探偵シリーズ。ホテルの記念パーティーで上演される舞台に、若くして引退した伝説の女優が復活する。パーティーに呼ばれた京介と蒼。演出上の諍いで演出家が失踪、オーナーの自宅の火事、支配人の死と事件が起こる。さらに昔に起こった、京介の高校時代の先輩の兄の死。これらがどう絡むのが予想がつかないまま、前半はやや間延びした展開だった。今回はミステリーというより、時代を経たロマンスの方が目立っていた印象だった。

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    2015年08月26日
  • 閉ざされて

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    ネタバレ

    篠田真由美お得意の耽美な世界観、に酔いたかったんだけどなぁ。。。
    トリックには早めに思い当たってしまったし、現実の汀を取り巻く人々がなんというか……騒々しすぎた。
    もっとがっつり創り込んで、リアル無視した空気感展開してほしかった。そのぶん、もっとタイトに。

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    2015年07月07日
  • 誰がカインを殺したか 桜井京介returns

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    【収録作品】柘榴の実、三粒/誰がカインを殺したか/桜井京介と《日常の謎》/コックリさんと喫煙と十四歳の研究

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    2015年07月04日
  • 黎明の書 巻之伍 まばゆき綺羅の陰に

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    シリーズ5巻目。
    主人公であるはずのラウルやイオアンは脇役的な存在でちょっと残念…って感じ。
    この巻自体は《貴種》を統べる上王ミハイが主役の存在。
    巻内でも存在感を増すアイーシャの外伝があることでますます主人公が後ろへ追いやられてる感が否めない。

    1巻目から物語が動いてた割に、段々と着地点が見えず説明などが多いなぁという印象で読むのが辛く感じてしまっている。
    次が最終巻らしいがどうまとめてどう決着をつけるのか、とにかく次巻を待つ。

    THORES柴本様の絵は相変わらず美麗である!

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    2015年04月14日
  • ホテル・メランコリア

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    全体的に雰囲気は好み。ただ雰囲気が好みなだけで、内容はだいぶ安っぽいありがちなミステリーが目について残念。
    「百合、ゆらり」とか何を勿体ぶって話してんだかと鼻白んだぐらい謎がショボい上に謎解きもショボい。
    柘榴画廊だとか、アメジストのビスク・ドール等単語のセンスは好きだし、文章も読みやすいのに幻想的ですごくいいのに…と思う。
    気に入ったのは「赤い靴を履いて」「黄昏に捧ぐ」の2つ。

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    2015年03月28日
  • 原罪の庭 建築探偵桜井京介の事件簿

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    ネタバレ

    なんだろう。
    この作者って女性なんだ。って感じ。

    確かに、女性らしい描写がたくさん出てくるけど、どちらかと言えば男性作家って雰囲気を醸し出している。

    逆にいうのならば、探偵役の桜井京介が上手いというかとても存在感のあるキャラクターになっている。
    ただ、その分、ミステリーとしての驚かされる部分が弱いように感じられる。

    以前にも書いたけど、やはり、死体入れ替え系の(本作は違うけど)血液型鑑定はのめりこむことが出来ない。星占術殺人事件のように時代背景が作りこまれていれば、感情移入ができるものの本作のような描かれ方では、携帯電話が無いの?と訊きたくなってしまう。

    そのような意味では普遍性がある

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    2015年01月04日
  • 屍の園 桜井京介episode0

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    工藤アキラ、中学生の物語。
    ……ではなく、あくまで饗庭怜という高校生が主人公の物語である。副題や帯の通り、あまり彼の物語として受け入れる必要はないと思われる。舞台はあの、異様な聖マカーリィ学院。
    相変わらず篠田さんらしいとしか説明できない世界観と文体、そして風景である。教会とは似合わない硫黄の臭いが漂って来そうだ。
    単発物としたら、ミステリでまぁまぁ楽しめるのではないか、という程度。建築探偵シリーズを読破しているから麻痺してはいたが、冷静に考えれば実に酷い話である。
    鐘楼から突き落とされた主人公が一部の記憶を失っているため、どうしても不安定要素がつきまとっている。どうにも意見があっち行ったりこ

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    2014年10月09日
  • 一角獣の繭 建築探偵桜井京介の事件簿

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    建築探偵、ますます佳境。もう建築的な蘊蓄はほとんど出てきませんが、もはや登場人物への思い入れが強くなってきてるので問題なし。どうかハッピーエンドでありますように。

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    2014年09月27日
  • 一角獣の繭 建築探偵桜井京介の事件簿

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    建築探偵桜井京介シリーズの長編13作目。


    建築探偵シリーズでそれらしい建築物も出てくるけど、
    今回一番印象深かったのは舞台となった別荘地です。
    クローズドサークル。
    厳密には違うけど雰囲気はそんな感じでした。
    一般には知らされていない選ばれし者のみの別荘地。
    上高地のような自然の中にあって、
    出入口のゲートも外からは分からないように隠されていたりして。
    一度でいいから行ってみたいけど、実在したらメチャ高必至です。


    京介はほとんど登場しません。
    蒼と蒼の恋を見守る深春の目線で話は進みます。
    その為か別荘地の雰囲気が成せる業か、
    終始惑わされているような感じが付きまといました。
    裏でいろい

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    2017年10月14日
  • 屍の園 桜井京介episode0

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    京介が京介になる前の話。
    京介メインではないですね。
    でも面白かった。
    閉鎖空間のあのどんよりした感じ、ミステリーですな~

    最後のオカルトチックな部分がちょっと頂けなかったな。
    篠田さんのそっちの方の作品はあんまり好きじゃないので。

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    2014年08月12日
  • さくらゆき 桜井京介returns

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    桜井京介のその後です。
    「その後」なので事件は起きますがまったりした感じでしたね。
    京介の危うさが消えてる??感じです。

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    2014年07月04日
  • 屍の園 桜井京介episode0

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    少年時代の桜井京介が遭遇した事件のお話なのだけど
    ここからあの京介につながる必然性は感じられない。
    京介誕生物語に思えないというか。
    ちょっと残念。
    お話としては、篠田さんのゴシック風味は薄め。
    少年たちが多く登場するせいか、若干ラノベ風。

    それにしても、あの人があんな運命をたどったのは
    残念でならない。かなり好きだったのだけど。

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    2014年05月01日
  • 建築探偵桜井京介の事件簿 未明の家

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    富豪一族の背景もそれほど惹かれるところもなかったし、ミステリーとしては謎解きが今ひとつだった。ただ、舞台となっているのがスパニッシュスタイルの洋館で、ブルーサファイアやら、割れたボヘミアングラスなど小道具が好みだった。とりあえずは、蒼や京介の過去が明らかになる位までは読んでみようかな。

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    2014年04月11日
  • 桜闇 建築探偵桜井京介の事件簿

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    建築探偵という肩書に興味があったけど長いシリーズなので、短編集から入ってみた。
    美貌の探偵も、その助手役にあたる少年も、何やら重いものを抱えているようだし、キャラもたっている。
    建築も好きだから、シリーズ最初から読んでみようと思う。

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    2014年04月10日
  • 玄い女神 建築探偵桜井京介の事件簿

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    舞台をインドと日本にしたのが面白い。
    それにヒンドゥーはまだまだ私にとっては未知の世界なので、でてくる言葉や意味もおもしろく読むことができた。
    本書は「建築探偵桜井京介」シリーズの2作目。
    建築に関してもでてはくるものの、それほど重要な位置にはおかれていません。
    でも、おもしろくサクサク読めるのはやはりすごい。
    でもでも、種明かしに・・・それを使うのかぁ~っていう部分は無きにしも非ず。
    だけど、シリーズ本ってハマると最後・・・読まずにはいられません^^
    ま、本書はシリーズの中でも悪くない方がだとは思います。
    切なさを描かせると天下一品に思います、篠田氏作品は。胸がキュ~ンってなるんですよねぇ~

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    2014年02月27日