篠田真由美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
アンソロジーは、初読みの作家さんを手に取るきっかけにもなるのだけど、今回は、お馴染みの作家さんに大軍配な感じ。
「ウシュクダラのエンジェル」
他の国の宗教や慣習を安易に批判・否定するわけではないのだけど、なんとも切ない展開だった。そういうお話に、京介の語り口がやけに似つかわしい。
「禁じられた遊び」
ずっと綸太郎パパの入院話で、どんな事件に関わるのかと思ったら。
あの映画を一ひねり二ひねりした展開はさすが。
でも、名探偵の本領発揮はなかったような(笑)
「詩人の死」
なんていう毒を含んだ作品なんだろう。
いかにも葉村晶、いかにも若竹七海。
「バルーン・タウンの裏窓」
懐かしのバルーン・タウン。
どこかユーモラスな展開にほっとする。 -
Posted by ブクログ
ネタバレなんだろう。
この作者って女性なんだ。って感じ。
確かに、女性らしい描写がたくさん出てくるけど、どちらかと言えば男性作家って雰囲気を醸し出している。
逆にいうのならば、探偵役の桜井京介が上手いというかとても存在感のあるキャラクターになっている。
ただ、その分、ミステリーとしての驚かされる部分が弱いように感じられる。
以前にも書いたけど、やはり、死体入れ替え系の(本作は違うけど)血液型鑑定はのめりこむことが出来ない。星占術殺人事件のように時代背景が作りこまれていれば、感情移入ができるものの本作のような描かれ方では、携帯電話が無いの?と訊きたくなってしまう。
そのような意味では普遍性がある表現をされているだけに惜しいかもしれない。
また、最後、どうしてこの人が殺されかけたの?と言いたくなる場面があり、説明はあったのかもしれないが、目が滑って頭の中に入ってこず、その部分はマイナス要因になってしまった。