【感想・ネタバレ】ホテル・メランコリアのレビュー

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Posted by ブクログ 2017年08月15日

まーちさんのブクレポを読んで、面白そうなので読んだ。

どちらかというと女性向けの物語のような気がするが、皆川博子とか好きなら、男性でも面白いと思う。


内容はまーちさんもあめん坊さんも書かれているので、改めて書く必要はないかと思うので省きたい。


写真は謎解きの鍵となる細部のアップが多いが、こ...続きを読むれは舞台になっている山手にたくさんある洋館のどこかの写真だと思う。山手の洋館は季節ごとにちょいちょい行くので、これってここじゃないのか? となんとなく見当がつく。つぎに洋館見学に行く時は、この写真の場所を特定してみたい。

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Posted by ブクログ 2013年03月17日

かつてあった「ホテル・メランコリア」を舞台とした、レトロで幻想的なミステリ連作集。本の随所に挿入された写真も、雰囲気をたっぷりともりあげてくれます。
どの作品も美しくて、どこかしらぞくりとさせられるホラーテイストも感じられます。各人の思い出の中で語られるホテルの姿は、それぞれに幻想的な雰囲気を醸し出...続きを読むしてとても魅力的でした。
お気に入りは「黄昏に捧ぐ」。もっとも美しくてもっとも邪悪だと思った物語。というより美しさと邪悪さはある意味同一なのかもなあ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年12月05日

篠田ワールド。
妖しさ満点。私的に好きな作風。ジャンルは何になるのか分からないけど、分類する方がおこがましいのかも。
短編集ってところも読みやすかった。

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Posted by ブクログ 2013年10月08日

 今は何処にあるのかわからなくなってしまった、記憶の中の思い出のホテルを探す話。

ホテルに関する話の聞き込みをする形で、いくつかの話が合わさった短編集だった。

少し怖くて、薄暗くて、生臭くて、色んな人間の想いが複雑に混ざり合ってマーブル模様になって。
そんな一人一人の人間の中で琥珀のように眠るメ...続きを読むランコリーやノスタルジーの痛々しさがだけど心地よく、穏やかな気持ちで読み終える事ができた。

中盤で出てくる美少年キチがまた痛々しくて印象的だった。

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Posted by ブクログ 2013年04月20日

横浜のホテルを舞台に、様々な物語りが交差する。ぞっとする色気と魔界の雰囲気、戦争を挟んで港街独特の空気を感じる。
これは「匂い」のあるロマン。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年03月04日

昔、横浜にあった小さなホテル。
そのホテルについて調べてほしいとの依頼を受けて
調査に乗り出してみたところ、出会うのは
曰くつきの思い出話たちばかり。

語られる出来事は、何かに魅入られたような物語。
現実的な説明もできなくはないけれど、何か、
人ならぬものの意思が彼らの心を操っていたかのような。
...続きを読む日中でも、なんだかほの暗い。
ムーディと言えばムーディな趣のホテル。

こういう、ゴシック浪漫風のお話って
すごくそそられる。
篠田真由美さんって、こういうお話が本当にうまい。

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Posted by ブクログ 2017年12月25日

舞台が横浜なので、文章が映像となって頭に入ってきた。
赤い靴の話が好き。横浜といえば赤い靴!
ただ、追いかけたいストーリーと全く関係のないストーリー混在していて、ちょっと退屈するところはあったかな。篠田さんの本は2冊目。描く世界観は好きだ。

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Posted by ブクログ 2015年03月28日

全体的に雰囲気は好み。ただ雰囲気が好みなだけで、内容はだいぶ安っぽいありがちなミステリーが目について残念。
「百合、ゆらり」とか何を勿体ぶって話してんだかと鼻白んだぐらい謎がショボい上に謎解きもショボい。
柘榴画廊だとか、アメジストのビスク・ドール等単語のセンスは好きだし、文章も読みやすいのに幻想的...続きを読むですごくいいのに…と思う。
気に入ったのは「赤い靴を履いて」「黄昏に捧ぐ」の2つ。

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Posted by ブクログ 2014年02月22日

【収録作品】赤い靴を履いて/憂うつという名のホテル/黄昏に捧ぐ/影に微笑むカッサンドラ/ビロードの睡り、紫の夢/百合、ゆらり/あなたのためのスペシャリテ/時過ぎゆくとも

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Posted by ブクログ 2013年03月22日

たいへん美しい本でした、中の写真や装丁も含めて。舞台は横浜(地元!)、ゆうらりと流れる時間の中に佇むホテルとその中で生きた人々。異国の匂い、赤い血、白い百合、黄昏、紫のガラスの瞳、美しく儚く、哀しく、でもどこかたくましい。好き嫌いはありそうだけど、幻想譚好きな人にはおすすめ。

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Posted by ブクログ 2013年02月25日

横浜にかつて存在していたという小さなホテルを巡る8編の短編集。
ある老婦人からの依頼で当時の事を調査していく主人公。
当時の記憶を有するであろうホテルの元従業員や関係者達の口から語られる懐古の物話は、どこか奇妙で、仄かな悪意や愛憎、死の影が見え隠れする。
彼等の謎めいた記憶の断片は、果たして真実なの...続きを読むか、幻なのか。
そして新たな真実と謎を纏い、物語の幕は下ろされる。
現実と幻想の狭間で揺れ動く、美しさと醜さを併せ持つ幻想譚。
面白かったです。

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購入済み

またやってしまった

2017年09月22日

又読んだ本を買ってしまった。
初出を必ず表示してください。

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