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Posted by ブクログ
建築探偵桜井京介シリーズの6作目、第二部開始です。
今回舞台となった建築は伊豆のオテル・エルミタージュ。
東京都庭園美術館を模したアール・デコスタイルの邸宅建築です。
もしくは隣接するオーナーの私邸である純和風建築になるのかな。
隠れ家的な会員制高級ホテルなんて泊まってみたいです。
もちろん事件は無しでですが。
ミステリーの部分では半分位分かったと思いますが、
残り半分は予想外という感じでした。
最初に3通の手紙が出てくるんですが、
途中まで思い違いをしていてミスリーディングされてしまいました。
トリックや動機で一部納得しきれない部分が無きにしも非ずですが、
やはりスピード感のある展開に一気に読ませられました。
それにしても鹿鳴館をフルスケールで再現とは豪気です。
実際は時間が足りなくて中途半端な形で終わりましたが、
もし完成してたら絶対観光名所ですよね。
蒼は17歳になって高校に通い始めましたが、
相変わらずかわいいというか健気というか。
蒼自身の独白だから特にそうなるのかもしれませんが、
今時の子はこんなに素直に気持ちを表せるのかなぁと感じました。
それだけまだ精神的に不安定ということでしょうか、
最初に刷り込まれた雛のように京介を追いかけてます。
京介も謎めいた過去がちらほら垣間見えるようになってきました。
読み終わるとすぐ次を読みたくなるシリーズです。
Posted by ブクログ
27歳でフリーターみたいな事をしている京介と
高校に通い始めた蒼。このシリーズでは無情にも
時が進んでいきます。
今回のお話は「未明の家」で知り合った杉原静音さんと
遊馬朱鷺が登場します。朱鷺って好きだなぁ~♪
今回も建築探偵とはいえ、建物は脇役になってます。
ジョサイア・コンドルの話と鹿鳴館の奇妙さについての話は
とても興味深いんだけど、自分の描いた自説に芙蓉への思いを
無理矢理こじつけたい天沼の愛という名の執着が見えて不愉快。
京介が高1の時の先輩、遠山もやたらと京介にホモばりに
迫るけど、これも別の意味で愛憎と執着なんだと思う。
色々な人の愛憎と執着の帳が京介によって開かれる。
置いていかれる淋しさと悔しさを想像し恐れる蒼。
この気持ちが痛いほどわかる。
京介も似た様な切なさを抱いているのよね・・・
過酷な世界を吸収するするために、我が身を包む夢の帳。
この二人、いや深春を含めて3人が一緒にいられることを
切に願います。
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小説・文芸
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