あらすじ
人間の優に六倍は超す寿命と強靱かつ優美な肉体を持つ《貴種》に支配される西欧中世的世界。しかし彼ら《貴種》は、大陽の光を嫌い、人の血を好む吸血鬼と噂されていた。ある日、聖十字架教会の養い子で十四歳の少年ラウルは、森で《人狼》に襲われていた領主シェミハザ伯爵の嗣子イオアンと出会う。彼に惹かれていくラウルは、《貴種》を忌み嫌う司祭の不興を買い、教会を飛び出した。そして、イオアンの侍者となり、城で暮らすことになるが、そこでは…。少年たちの出会いは、平穏に見えた彼らの世界と運命を動かした。新たなる《吸血鬼》世界が、いまここに、始まる。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
美しいヴァンパイアたる貴種イオアン。彼と血の絆で結ばれた人間の少年ラウル。
孤独な二つの魂が出会い、惹かれ合う。イオアンの父伯爵や人間の老人オラフの存在感も素晴らしい。
二人の少年の旅路が早く読みたい
Posted by ブクログ
人の世を支配する「貴種」。
彼らは強靭な肉体と寿命をもちながらも、その出生率は低く、人口の減少を招いている。
まるで現代の先進国と途上国のよう・・・
Posted by ブクログ
全体的に暗い雰囲気ですが、それが独特の世界観を出してます。表紙のイメージそのままだという感じです(素敵です)
主人公二人の関わり方がちょっとB〇っぽいですが、そこまで濃厚だとかいうわけではない(……?)ので、主従の友情ものとして応援したくなる気持ちで読める……はずです。
ヴァンパイアと少年の、これまでの環境から一変して新たな世界に旅立つまで、が描かれています。二人の心は明るいですが(それぞれの葛藤はありつつも)それを取り巻く環境が一癖も二癖もあって、苦労しまくり。でもこの二人ならなんだかんだ言って乗り越えるだろう、と思わせてくれるところがいいです。生活環境の描写や視線?がわかりやすいので、本を読んでいるというより映画か何かを見ている気分で読めます。
難しい文章が嫌いな方は、二人のセリフだけ読んでいても楽しめます(笑)
Posted by ブクログ
中世風異形ファンタジー。吸血鬼、人狼のいる世界。
主従の絆もの…ともいえるか。
若き「貴種」と「侍者」の血と心のつながり。
吸血鬼といえど寿命が長いので心の成長もゆるやか。
吸血鬼と人間との危うい共存関係。設定がしっかりしていて面白いです。
賢き侍者ラウルに助けられイオアンの成長が楽しみ。次巻へ。
Posted by ブクログ
やっと最終巻が発売になってシリーズ再読中。
これから広がる世界への小さな一歩という感じ。
幼いながら多様なことを知り、考え、模索するラウルと、美しい容姿を持ち絶対的な存在でありながら、心の成長や考え方が幼さを残すイオアンが"絆"を結び、生涯を共に歩む関係に。
平穏無事を願う父シェミハザ伯爵に対し、それに甘んじていられない兄弟や吸血鬼特有の変化に業を煮やす女性達の葛藤、他領から"貴種"でもなく"人間"でもない禁忌の上に生み出された者達の進行など。
父が幼い二人に託した大きな役目に、当人達が様々な物事に直面して行くであろう旅立ちの刻を見た。
要するに序章です(笑)
これだけでは本当の物語は分かりません。
先へ進もう!
Posted by ブクログ
篠田さん久々の吸血鬼モノ。前の作品は男女でパートナー的な関係だったけど、今回は同性で主従関係的…?とりあえず物語が始まったので追いかけていきたい。
Posted by ブクログ
わかっていたとも、読み始めたらサクサク読んでしまうだろうとは。
篠田さんの吸血鬼もの。題材からしてうん、絶対好きだと思ってた。
そしてやっぱり好きだったよ。「龍の黙示録」も大人風味で、キャラも話も大好きでした。
今回は少年少女。
舞台もばりばりにファンタジー。
続きが楽しみです。3巻まであるから、しばらく楽しめる。
それにしても、吸血鬼って強いのか弱いのかわからない存在ですよね。
この非常に歪な設定が人々の好みなのかもしれません。(なんたって人間は矛盾の生き物)例にもれなく、私も大好きな題材です。
ところで、黎明の書って題名にまだ触れてないような・・・。