石田淳のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
主に企業のような組織で「人に望まし行動を起こさせる指導方法」を教えてくれる。マンガと文章のハイブリッドで読みやすくなっている一冊。近年発展した行動科学という学問の研究結果を取り入れたものとのことです。当たり前だけど、従業員に利益を出す行動をいかにさせるか、ということに焦点を当てています。仕方ないけど。
全部読んで思うのは、結局は山本五十六の格言で十分かな、と思いました。
「やってみせ 言って聞かせて させてみて 誉めてやらねば 人は動かじ」
「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。」
「やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」 -
Posted by ブクログ
ライフハック本的な印象。行動科学という学術分野の知見の集積なのだろうが、理論的な話がほとんどなく、「教え方のコツ」的な俗流心理学的な項目がいくつも書かれている感じ。いや、それで過不足ないといえばないのだけど、少し寂しい。ビジネス本寄りの体裁にするなら企業での成功例みたいな話を入れて欲しいし、学術本寄りの体裁にするなら理論的な話も少しは入れてもらいたい。せめて参考文献くらいは載っけてもらわないと学問としての行動科学に興味を持っても広げづらくなってしまう。
内容としては一般企業を想定しており、とくに数値で量的に行動を評価しやすい営業職の部下に対して使いやすい内容だと思う。逆に質的に評価されやすい弁 -
Posted by ブクログ
「新しいことを始める」ことについて書かれた本。
なにかを始めることを簡単にする方法として、
・小さなことから始める
・目標のハードルをぐんと下げる
・環境を整える
・小さなゴールを作る
・続けなくても良い
といったことが書かれていた。
新しいことを始められない、続けられない理由としては、その逆で
・目標が大きい
・すぐにポジティブな効果を得られる「ライバル行動」が邪魔してしまう
などが挙げられていた。
何かを始めてもどうせ続かないだろう、すぐやめてしまうだろうという考えから新しいことをなかなか始められないことが多いので、三日坊主でも良いという本の主著で始めることに対して気が楽になった -
Posted by ブクログ
ネタバレ・行動の積み重ねが自分の望んだ人生をつくる。自分の夢を実現できる人、できない人の違いは行動するか、その行動を続けられるかどうかがポイント。
人生は行動の積み重ね。人間の行動は目に見えるモノ。世の中には「習慣があなたをかえる」といった類の本があふれているが、続けることができなければ習慣とは言えない。行動に着目し、コントロールする方法を身につける方が近道。勉強、運動など自分のためになり将来的にポジティブな結果をもたらしてくれる「不足行動」を続けるための「先行条件」「結果条件」をコントロールする「続ける技術」とは…
今年(2015年)57歳になるのですけれども、改めて中学生の時に習うレベルの -
Posted by ブクログ
行動科学の第一人者である著者が、40歳以上のための学ぶ方法を記した一冊。著者らしく、いかに「行動」に移すか、という視点で解説しています。
構成はシンプルであり、だからこそ行動に移すことが難しいものです。そのため、目的や目標の設定、行動設計を重視している印象です。
無理をせず、あくまで継続し習慣化するまで行動に落とし込めるように工夫することが重要です。
実際の勉強習慣を身につけることができた事例も紹介してあり、そんな具体例を真似することから入ってみることも大切かもしれません。
▼現代のビジネスパーソンが「学ぶ技術」を身につける必要性
①働き方改革により、在籍期間の長さや肩書が無意味となり、す