あらすじ
あなたがもし、「マネジメント」を複雑で難しいものだと感じているとしたら、
そもそもそこにどんな基本項目があるのかすら、教えてもらっていないからです。
本書では、その「ABC(つまりイロハ)」から理解できるように、
マネジメントの秘訣をエピソードに分解して、一つずつ身に付けられるようにしています。
マネジメントをはじめとしたよりよい「課長=マネジャー」となるための心得を、
「行動科学マネジメント」の考え方をベースに、2分間で読み切れる単話形式でまとめています。
それまでいわゆる平社員だった人が、あるときから課長やマネジャーという肩書を与えられると、
いきなりマネジメントという未知の仕事をしなくてはならなくなります。
しかも、そのやり方について誰も教えてはくれません。
私はセミナーなどを通じて、そうした状況に戸惑っている多くの人たちと接する機会がありますが、彼らの悩みは深刻です。
あなたがマネジメントをうまくこなしていくために必要なのは、
部下の内面を推し量って右往左往することではありません。
部下に「いい行動」を繰り返してもらえばいいのです。
そのためには、部下に「いい結果」を手にしてもらう必要があるのですが、ではどうすればいいのか――。
その具体的方法についても、本書を読むことで理解できることと思います。
最初から通してではなく、興味のある項目から読んでもらっても大丈夫。
気になった項目については、繰り返し読んで心に刻んでいただけたら幸いです。
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Posted by ブクログ
プレーイングマネジャーとして私が悩んでいた事について書かれていたので、読んで気持ちが楽になりました。
4ページ毎にコンパクトに内容が書いているので理解しやすく、最後にまとめが書いてるので読み返しやすかったです。
参考にしたいと思った事
1.部下に仕事を好きになってもらう。
2.価値観は仕事の能力とは関係ない。
3.他人と比較する相対的評価は意味がない。
4.仕事は就業時間内に。
5.相手に取って欲しい行動だけを考える。
6.意識の高さを求めない。
7.立派な事でなく、分かりやすい事を言う。
Posted by ブクログ
マネジメントってどうしたらいいの?という質問に正確に答えられる管理職はほとんどいない、という文章にハッとさせられた。
やる気、とか、勘、とか経験、ではなく仕組みでマネジメントができるかもしれないと思うと、マネジメントへの苦手意識が軽減できた。
1つのテーマが4ページくらいなので、悩んでるテーマを読むだけでも少し解決に近づけるかもしれないなと思ったので、繰り返し読みたいと思います。
Posted by ブクログ
行動科学マネジメントを元にした管理職の実践本
課長のすぐ下にはプレイヤーがいるという組織のマネジメントに有効。
新任のマネジャーにも有効。
部下に対しては具体的な行動を示す。結果を誉めて「良い結果だった」と思わせる。良い結果が次の行動の同期になる。このループを繰り返すことで習慣化され、成果が出る仕組みが完成するという考え方。