平岩弓枝のレビュー一覧

  • 御宿かわせみ11 二十六夜待(にじゅうろくやまち)の殺人

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    「錦秋中山道」
    ちょっとほのぼの話。
    たとえ山奥の暮らしであっても、好きな人となら幸せだろう。
    家柄や順番じゃないのよ、きっと。

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    2013年01月01日
  • 御宿かわせみ10 閻魔(えんま)まいり

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    「源三郎祝言」
    良かったー。
    やっぱり源さんには幸せになってほしいからね。
    どんな嫁さんがくるのかと思っていましたが、
    千絵さんなら申し分なし!
    さっそくラブラブぶりも発揮してくれてますしね。

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    2012年12月31日
  • 御宿かわせみ8 白萩屋敷の月

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    表題作「白萩屋敷の月」が悲しい。
    今まで良い兄ちゃんでしかなかった通之進にも、
    若い頃があり、青春があったんだよなぁと
    今さらながら思えます。

    世の中ってうまくいかない。

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    2012年12月30日
  • 御宿かわせみ7 酸漿(ほおずき)は殺しの口笛

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    世間に翻弄される「冬の月」

    珍しく誰も死なないのに、
    この中でも最も後味の悪い作品。
    評論の中でも、日本を語るうえで欠かせない「世間」。
    普段はあまり意識しないけれども、
    時々とても窮屈に感じることがある不思議な空間。

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    2012年12月29日
  • 御宿かわせみ5 幽霊殺し

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    またしても源さんが悲しいことに。
    (「源三郎の恋」)

    早くかみさん世話してやらんとな、とか
    口だけで言ってないで、
    本当に早く何とかしてください、東吾さん。

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    2012年12月29日
  • 御宿かわせみ3 水郷から来た女

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    「女がひとり」が悲しかった。
    悪い人じゃないんだろうが、
    愚かな人だと思った。
    欲が深いとか情が深いとかではなく、
    ただただ愚かなのだと思った。

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    2012年12月27日
  • 御宿かわせみ (1)

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    時代劇の内、男女の機微を描く事で、ピカ一。権力抗争のドラマを期待することは間違い、なのは当然としても、ストーリーの捻り方は非常に上手い、と思う。
    後は読者が時代小説に期待するもの次第、というところか。

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    2012年12月25日
  • 御宿かわせみ2 江戸の子守唄

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    江戸情緒が溢れる捕物帳シリーズ「御宿かわせみ」の第二弾。
    「江戸の子守唄」「お役者松」「迷子石」「幼なじみ」「宵節句」「ほととぎす啼く」「七夕の客」「王子の滝」の全8短編を収録。
    相変わらず、東吾とるいの恋愛模様を背景に(るいの言動が可愛い(笑))、捕物劇が重なり合って、時にはスピード感を持ち、時には江戸風情をゆっくり噛みしめながら展開される物語が楽しいです。
    最初の方の物語はどちらかというと物悲しい話が続きますが、今回は「幼なじみ」「宵節句」「七夕の客」などテレビシリーズで観た記憶のある物語も多く、テレビの配役と声を重ね合わせて楽しむことができました。やはり自分は八丁堀同心の畝源三郎がいいで

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    2012年12月23日
  • ちっちゃなかみさん 新装版

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    読みやすい短編集でした。
    時代物が好きになりそうな一冊。
    ただ自宅での読書をおススメします。
    一話目から涙腺にきます。
    うっかり出かけのお共にしましたら電車内でハンカチ片手に…
    そして仕舞ってもまた出さなくてはならなくなるのですよ。
    気になってしまうので読み出したら止まらないし困りました。
    結婚とか家族とか深く考えさせられる一冊です。

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    2012年12月17日
  • 新・御宿かわせみ3 花世の立春

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    源太郎君・花世ちゃん、やっとだね、おめでとう♪お吉ではないけれど「赤ちゃんの時から存じ上げて居りますから、そのお二人が、いつの間にか御立派に成人なさり、御夫婦になるなんて、まあ、長生きはするものでございますね。」って本当にそんな気持ちで読みました…

    それにしても新シリーズになって今ひとつ爽快感が無いのは江戸じゃなくなってチャンバラできなくなったからかなぁ…

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    2012年12月10日
  • 江戸の娘 新装版

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    短編集で、それぞれ読み応えあり。「狂歌師」は身分、立場と違った位置付けなのに起こる軋轢。「絵島の恋」は意外性を持たせたんだろうけど、ちょっと浅すぎかも。「日野富子」はむしろ貴族の身勝手さかな。「鬼盗夜ばなし」は軽いけど好感持てる。「出島阿蘭陀屋敷」は題材として面白い。「奏者斬り」は山本周五郎の武家物を思わせる作品、やや抵抗あり。表題の「江戸の娘」はシンプル過ぎて物足りない。だから膨らませて「御宿かわせみ」の原点になるのかな。

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    2012年05月25日
  • 千姫様

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    ネタバレ

    ヒロイン千姫ちゃんの愛らしさと強さを前面に押し出した小説だと思います。
    千姫ちゃんかわいい!!ラヴ!!(落ち着け)

    以下箇条書きで感想。


    ・序盤から淀に習字の手習いを受ける千姫とそれを見守る秀頼とか動悸が激しくなりました。ああくっそ可愛いですラブ!(…)
    ・しかも和歌や連歌の手ほどきも淀からうけてる!この親子可愛いよー!可愛いよー!!
    ・千姫にとって秀頼は夫というより優しいお兄さんというか、そういう存在だったんじゃないかとぼんやり思いました。小さいころからずっと一緒に居るしね。

    ・常高院(初)さまの優しさにほろり

    ・香姫ちゃん助かって良かった…!

    ・病気のたけちよに蜜柑を自ら食べさ

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    2012年02月06日
  • 御宿かわせみ9 一両二分の女

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    おなじみの『御宿かわせみ』シリーズ第9弾。
    久しぶりにシリーズ初期の作品を読んでみると、東吾さんとるいさんのやりとりもなんとなく初々しい。シリーズに共通して言えることだが、江戸の人々の悲喜こもごもが見事に描かれていて、決してハッピーエンドの話しばかりでないのが人の性を感じさせる。
    かわせみシリーズは全て読み切りの短編なので、電車の中や昼休みなど、時間がこま切れでも読み切れるのがうれしい。

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    2011年12月17日
  • ちっちゃなかみさん 新装版

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    江戸の市井の人々を
    優しいまなざしで描いた人情たっぷりの短編集。
    いつの時代も庶民は必死に生きていたんだなぁ

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    2011年12月10日
  • ちっちゃなかみさん 新装版

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    一話目のちっちゃなかみさんで早速ホロリ。
    短編小説は基本的に読むのが楽なので好きですが、感情移入が難しいこととかもあってなかなか・・・
    でもこれはおススメしたい一冊です。

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    2011年11月23日
  • 新・御宿かわせみ2 華族夫人の忘れもの

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    やっぱ、江戸の東吾さんいないと物足りない。千春ちゃんが麻太郎の出生の事実を知ってしまった…。つらいよね〜 あぁ、しかし、遺書まで出てきて、もぅやはり帰らぬ人なのか

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    2011年09月11日
  • 新・御宿かわせみ2 華族夫人の忘れもの

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    御宿かわせみシリーズの続編。
    明治時代を舞台にかつてのかわせみの面々の成長した姿が描かれています。
    表題作含め6編収録
    前シリーズ「御宿かわせみ」のエピソードをしっているとさらに面白い作品も掲載されています。
    できれば、前シリーズからどうぞ

    江戸から明治へ移る時代を生きた人物と彼らをとりまく環境の変化から起こる事件の数々は非常に面白い。
    ☆4個なのは、前シリーズを読まないと、はてな?と言う部分がありそうだから。

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    2011年09月06日
  • 千姫様

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    ネタバレ

    これは何度も読み返すくらい面白かったです。
    何か事件が起こるわけではなく、一人の姫の人生をなぞっているだけなのですが。
    あとがきにもありますが、千姫様はあまりよい噂がなかった、というのを知りました。私はこれを読んだのが最初だったので、この印象が強く、後に読んだ千姫登場の小説の描写に違和感を感じてしまいました。

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    2011年09月05日
  • 御宿かわせみ32 十三歳の仲人

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    ネタバレ

    御宿かわせみシリーズの中で、好きな巻のひとつ。
    表題の「十三歳の仲人」は、こどもたちの成長が感じられてぐいぐい引き込まれました。
    麻太郎くん、かっこいいな。どんな大人になるんだろう。

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    2011年08月02日
  • 御宿かわせみ

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    御宿かわせみ  女性が主役の時代物の原点がここにある気がして
    満を持して手に取った感である。
    元は八丁堀同心の娘 るいが商う宿屋「かわせみ」にはお馴染に交じって時々訳ありの客が宿を取る。
    老番頭の嘉助、女中頭のお吉も八丁堀時代からの使用人。
    そんな るいには神林東吾と言う思い人がいるのだが...。

    初春の客、花冷え、卯の花匂う、秋の蛍、倉の中、師走の客
    江戸は雪、玉屋の紅

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    2011年06月14日