平岩弓枝のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
江戸情緒が溢れる捕物帳シリーズ「御宿かわせみ」の第二弾。
「江戸の子守唄」「お役者松」「迷子石」「幼なじみ」「宵節句」「ほととぎす啼く」「七夕の客」「王子の滝」の全8短編を収録。
相変わらず、東吾とるいの恋愛模様を背景に(るいの言動が可愛い(笑))、捕物劇が重なり合って、時にはスピード感を持ち、時には江戸風情をゆっくり噛みしめながら展開される物語が楽しいです。
最初の方の物語はどちらかというと物悲しい話が続きますが、今回は「幼なじみ」「宵節句」「七夕の客」などテレビシリーズで観た記憶のある物語も多く、テレビの配役と声を重ね合わせて楽しむことができました。やはり自分は八丁堀同心の畝源三郎がいいですねえ。(笑)また、今回は「江戸の子守唄」をはじめ、麻生家とのかかわりが描写されはじめて、東吾とるいの緊張感をもった関係もよくわかるようになっています。後半の「ほととぎす啼く」「七夕の客」、そして特に「王子の滝」はミステリー要素の色合いも濃く、多様な面を持つ本シリーズの魅力をよくあらわしているといえるでしょう。
本シリーズは長いですが、また次を読んでみようかなと思わせる作品群です。 -
Posted by ブクログ
ネタバレヒロイン千姫ちゃんの愛らしさと強さを前面に押し出した小説だと思います。
千姫ちゃんかわいい!!ラヴ!!(落ち着け)
以下箇条書きで感想。
・序盤から淀に習字の手習いを受ける千姫とそれを見守る秀頼とか動悸が激しくなりました。ああくっそ可愛いですラブ!(…)
・しかも和歌や連歌の手ほどきも淀からうけてる!この親子可愛いよー!可愛いよー!!
・千姫にとって秀頼は夫というより優しいお兄さんというか、そういう存在だったんじゃないかとぼんやり思いました。小さいころからずっと一緒に居るしね。
・常高院(初)さまの優しさにほろり
・香姫ちゃん助かって良かった…!
・病気のたけちよに蜜柑を自ら食べさせてあげる千姫ちゃんもえ 。
そしてお返しに山茶花の花持ってきたたけちよにも!え!直に会うのはずかしくて千姫の侍女預けて立ち去るたけちよ更にも!え!
千姫の再婚に驚いて食事中に箸を落としちゃうたけちよも!え!
というかこの小説のたけちよは千姫好きすぎだー!笑 最高!
・「孫の幸せを邪魔するやつなんか死んじゃえ」さすが家康さんやでええぇ(…)
・忠刻はたいへん王子様でした。りりしくて優しくて素敵。それだからこそ三帆(この小説のオリジナルの人物。速水甲斐守の娘さんという設定)のことで思い悩むんだろうな・・・。
・春日局(おふく)はどこまでも家光厨でした。安心した。しかし千姫を怒らせるとはなかなかだよ春日局・・・。
7歳で秀頼と結婚→19歳で死別、落城→20歳で再婚(その結婚も直盛関連でバタバタ)→30歳で夫と死別、出家 と大変波乱万丈な人生を送った千姫。
そんな境遇でも優しさを忘れず生きていった彼女にほろりとしました。