御宿かわせみ11 二十六夜待(にじゅうろくやまち)の殺人

御宿かわせみ11 二十六夜待(にじゅうろくやまち)の殺人

作者名 :
通常価格 529円 (481円+税)
紙の本 [参考] 561円 (税込)
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作品内容

二十六日の月の出を待ち、一句ひねろうと出かけた俳諧師が川に浮かぶ。かたわらには半紙にしたためた不出来な句が残っていた……表題作ほか、美貌の生き神様をめぐる「神霊師・於とね」、婚礼を目前に漆器問屋の娘が漆にかぶれてしまう「錦秋中仙道」、「女同士」「牡丹屋敷の人々」「源三郎子守歌」「犬の話」「虫の音」の全八篇。大川端の旅籠を舞台に、女主人のるいと恋人・神林東吾、親友の八丁堀同心・畝源三郎たちが繰り広げる人情捕物帳、第十一弾。

ジャンル
出版社
文藝春秋
掲載誌・レーベル
文春文庫
ページ数
256ページ
電子版発売日
2011年05月06日
紙の本の発売
2005年03月
コンテンツ形式
EPUB
サイズ(目安)
1MB

御宿かわせみ11 二十六夜待(にじゅうろくやまち)の殺人 のユーザーレビュー

    Posted by ブクログ 2010年12月16日

    ・神霊師・於とね
    ・二十六夜待の殺人
    ・女同士
    ・牡丹屋敷の人々
    ・源三郎子守歌
    ・犬の話
    ・虫の音
    ・錦秋中仙道

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    Posted by ブクログ 2016年06月17日

    面白かったです。この巻は女性の事件が多かった印象です。女の女に対する嫉妬が引き起こす… というような。
     るいが東吾との子を望んで願掛けをするところが可愛いなぁと思いました。源さんのところも幸せそうだし、少しほのぼのとした巻でした。

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    Posted by ブクログ 2013年01月01日

    「錦秋中山道」
    ちょっとほのぼの話。
    たとえ山奥の暮らしであっても、好きな人となら幸せだろう。
    家柄や順番じゃないのよ、きっと。

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    Posted by ブクログ 2011年11月17日

    かつて祝言を挙げるはずだったおいねが残した赤子をあやす源三郎。
    源三郎子守歌
    かわせみに迷い犬が...犬の話 収録

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    Posted by ブクログ 2009年12月25日

    御宿かわせみシリーズ8編。源三郎が所帯を持って、嫁さんが活躍するかと思ったら、「源三郎子守歌」のみ。今回シリーズでは「犬の話」でシロが加わった程度。ほのぼのは相変わらずでいいけど、ややマンネリかな~

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    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    源さんの嫁さん千絵が身ごもったり、るいがやきもち妬いたりとそれなりに事件発生。普通に面白かった。大事件は起きないけれど、それなり。巻末の解説に「写真帖」の話が載っていて、それほしいと思った。なんせ江戸の話なので、場所とか雰囲気が分からない。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2014年03月15日

    御宿かわせみシリーズ11巻、初期の頃の話が懐かしくなり先日まとめて購入分を読み始め。「かわせみ」女主人のるいと東吾の恋人時代の人情捕物帳、表題作「二十六夜待の殺人」二十六日の月の出を待ち、一句ひねろうと、同好の士と目白不動へ出かけた俳諧師が川に浮かぶ。傍らに半紙にしたためた俳諧師にしては不出来な句が...続きを読む

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