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品川の廻船問屋に押し込みが入り、乳母の看病にきていた娘の証言で盗賊はお縄に。が、賊は島抜けし、江戸へ舞い戻る。告げ口の仕返しを恐れて、娘は「かわせみ」に預けられることに。冬の庭をいろどる山茶花は、事件の顛末を静かに見つめる──。絆を深めあう旅籠の女主人るいと恋人東吾、あてられっぱなしの同心・源三郎、二人の仲を見守る与力の兄夫婦と、お馴染みの登場人物が活躍する全八篇を収録。シリーズの新装版第四弾。
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Posted by ブクログ
今回もおもしろく読みました。よくこれほどストーリーを考えられるなあと感心する。平岩さんは天才なのに違いない。
「山茶花は見た」「女難剣難」「江戸の怪猫」「鴉を買う女」「鬼女」「ぼてふり安」「人はみかけに」「夕涼み殺人事件」 「ぼてふり安」女郎を落籍させるために娘を売る安吉。人非人といえば人非人。しかし、最後の妙な「江戸っ子」としての意地には分かるような分からないような、それでいて滑稽さもある。 「人はみか...続きを読むけに」は爽快な捕り物劇だった。最後の展開は、とあるドラえもんの映画ストーリーを思い出した。
シリーズも4冊目ともなると、お馴染みの主要キャストの活躍ぶりも板についてきて、東吾とるい、東吾と源三郎、そして嘉助らの阿吽の呼吸の展開がなかなか頼もしい限りです。相変わらずこのシリーズの本を読むと、テレビシリーズの配役のまんまの姿と声でイメージしてしまいますね。(笑) 本書には短編8編が収録されてい...続きを読むますが、どれも謎の提示とストーリー展開のスピード感が絶妙で、そこに本シリーズならではの人情話が加わって、このシリーズの魅力が絶好調な一冊に仕上がっていると思います。 ミステリーのプロットとして面白かったのは、盗賊を目撃した女中の証言の意外な展開の表題作『山茶花は見た』、同じく殺害犯の逃げるところを目撃した麦湯売り女の証言の意外な展開の『夕涼み殺人事件』、とうとう源三郎に恋をする女性が現れたことから始まる『女難剣難』で、人情の厚さで魅せる物語としては、自分の娘を女郎にして一方で女郎を身請けして妻にするという父親の薄情さと「かわせみ」の面々の人情が光る『ぼてふり安』や、お産間近の女性と付添男性を泊めてしまった「かわせみ」のその後の顛末を描く『人は見かけに』がありました。その他に、ちょい怪奇物シリーズなのか(笑)、『江戸の怪猫』『鴉を飼う女』『鬼女』という恐ろしげなお題を持つミステリアスな物語も著者のいろいろな引き出しのひとつとして一興だと思います。 自分の場合、ドラマの方が先行しているので、『ぼてふり安』とか『夕涼み殺人事件』など少し既視感があり、先が見えてしまった作品もあったのですが、全体としては様々な要素を組み合わせながら、読者を飽きさせない物語群であったと思います。 まだまだ先は遠い・・・。(笑)
<目次> 略 <内容> もう4巻。手練れな感じ。東吾もるいも余り戯れない。殺人事件ばかりなのはしょうがないか…
シリーズも4作目になるとこなれてきて読むのが楽です。るいと東吾も相変わらず公認で仲良しで(笑)。 『人は見かけに』は、少しほっとできて良かったです。
・山茶花は見た ・女難剣難 ・江戸の怪猫 ・鴉を飼う女 ・鬼女 ・ぼてふり安 ・人は見かけに ・夕涼み殺人事件
全然進展していないようでいて、少しずつ進展する「るい」と「東吾」の恋愛。るいが正月には東吾の実家まで挨拶に行き、兄に「東吾が世話になってるそうだな」といわせるくらいまで。いわば兄や兄嫁の「公認」になったというくらい。しかし東吾も捜査のためなら吉原の遊女とも寝るのねーってことにちょっと意外。もちょっと...続きを読むストイックな主人公かと思ってたのに。今回は、ワケアリそうな男女が突然「かわせみ」にやってきて、女は赤ちゃんを産み、男は強請りか?と思わせる「人は見かけに」が秀逸。ちなみにこの回のるいの「あたしも、あんな赤ちゃんほしい」というせりふが、東吾との仲が進んでいることを感じさせてくれる。
御宿かわせみシリーズ4巻、シリーズ読み中に初期の頃の文庫蔵書発見!若き時代の神林東吾の友人八丁堀の定廻り同心の畝源三郎、幼なじみで大川端に旅籠「かわせみ」をひらく恋人の庄司るいを暖かく見守る兄の神林通之進・香苗夫妻、かわせみの奉公人嘉助・お吉らとともに市井の事件を解決する様を描く。表題作「山茶花は見...続きを読むた」品川の廻船問屋に押し込みが入り、乳母の看病にきていた娘おきくの証言で盗賊はお縄になった。が、賊が島抜けし、娘は「かわせみ」に預けられることに…。短編ながら複雑なミステリーの謎解きが優秀。
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