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兄・神林通之進の使で、旗本・青江但馬の別宅、根岸の白萩屋敷に出かけた東吾は、萩の精のような佇まいの女主人に出会う。が、その美しい顔には、むごたらしい火傷の痕が……。読者アンケートの人気投票でも堂々トップを飾った表題作。ほか、天野宗太郎の意表をついた初登場で興趣つきない逸話が展開される「美男の医者」、「恋娘」「絵馬の文字」「水戸の梅」「持参嫁」「幽霊亭の女」「藤屋の火事」の全八篇を収録。人気シリーズの新装版第八弾。
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Posted by ブクログ
・美男の医者 ・恋娘 ・絵馬の文字 ・水戸の梅 ・持参嫁 ・幽霊亭の女 ・藤屋の火事 ・白萩屋敷の月
「御宿かわせみ」はどれも好きなのですが、この表題作の話がすきなのでこの巻にしました。東吾のお兄さんと、宗太郎先生が好きです。
白萩屋敷の月。人気投票一位も頷ける、切なく哀しい恋愛話。 うんと年の離れた男性に嫁いだ訳も切ない。 かわせみのお吉が見た幽霊も、印象に残る。 安心して読めるシリーズ。
表題作「白萩屋敷の月」が悲しい。 今まで良い兄ちゃんでしかなかった通之進にも、 若い頃があり、青春があったんだよなぁと 今さらながら思えます。 世の中ってうまくいかない。
御宿かわせみシリーズ「美男の医者」「恋娘」「絵馬の文字」「水戸の梅」「持参嫁」「幽霊亭の女」「藤屋の火事」「白萩屋敷の月」8編。 今まで読んだシリーズ単行本の中で一番いい。常連メンバーが脇役になって、事件の人物に焦点を当てていた。好きなのは、「美男の医者」「恋娘」「白萩屋敷の月」だな。「絵馬の文字」...続きを読む「藤屋の火事」は内容的にやや落ちる。それにしても、このシリーズが、これから一段と乗ってくるんじゃないかと予感させる。まぁ、どうせ先は長いが(^^;
連続短編集。 日常はたくさん、ですが、どの時代にも 甘やかされた娘はいるものだな、と。 こうならないよう諫めておかねばならないのに どうしてこうも自分のいいようになる、と 思えるのか、非常に謎です。
ここ何巻か、るいの出番が少ない気がする。主役はあくまで探偵役の東吾。読者アンケートでトップとなった表題作はやはり秀逸。白い萩の咲く屋敷に住む美しく醜い女主人の思いが哀しい。そしてその思いをかなえてやる東吾が優しい。このほか幽霊になって息子の家を見守る「幽霊亭の女」も結構好きだった。
読み終わってから心臓がドキドキ通り越してばくばくしてた 表題作の「白萩屋敷の月」 いつだったかの東吾が事件の詮索の為に吉原の女か誰かを抱いたことあったけど、あの時もしんどかったけどこっちも応える 別に私が東吾好きなわけじゃないのになんでこんな嫉妬ともまた違う悲しいような気持ちになるのかな、るいのこと...続きを読む考えるとすごいしんどいってなる
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