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麻生宗太郎・花世親子、畝源太郎、長助、お吉とともに、外国船で賑う横浜見物に繰り出す東吾。途中、子安村近くの浦島寺に詣でてみれば、事件に巻き込まれ(「浦島の妙薬」)、横浜に着けば、美人局(つつもたせ)に身ぐるみはがされて、首をくくろうとした英国人船員のために、一肌脱ぐ羽目に。お馴染みの江戸情緒に、横浜の異国情緒が花を添えた表題作ほか、子供の頃別れた母と娘の切ない行き違いを描いた「鬼ごっこ」、「烏頭坂今昔」「鬼女の息子」など全8篇収録。
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Posted by ブクログ
・三婆 ・鬼ごっこ ・烏頭坂今昔 ・浦島の妙薬 ・横浜慕情 ・鬼女の息子 ・有松屋の娘 ・橋姫づくし
【8作収録】 ・小太りで気の強いおよね、品が良く気弱なおつる、小ずるく飄々としているおかめの3人の老女の姉妹。富くじの当たり券をめぐって世間を騒がす騒動を起こす ・両親が夫婦別れをした際、父親のもとに残った娘。父の死を機に22年ぶりに母親を訪ねるが、冷たく追い返される。22年前に別れる際に娘が母に向...続きを読むけて言った言葉が鍵を握る ・1年前に遠島になった罪人3人が島抜けをした。訴人した元仲間の男は報復を恐れ、源三郎に庇護を求めていたが、その甲斐もなく遺体で見つかった。しかし、東吾は島抜けの3人の仕業ではないと感じる ・花世や源太郎を連れて横浜まで出かけた東吾ら。途中、浦島太郎伝説の残る村へ立ち寄り、かわせみに泊まっていた客のもてなしを受ける。しかし、男は数時間後に死亡し、駆けつけた弟は狼狽する ・横浜で首くくりをしようとした男を助けた東吾ら一行。よく見ると、東吾の知り合いの英吉利人水兵で、美人局にひっかかり、水兵の制服を剥ぎ取られたとのこと。力になってやろうと東吾が立ち上がる ・奉公に上がった娘を訪ねてかわせみへやって来た男。しかし、かわせみではそのような娘に覚えがなく、男が記憶している店の名前も違うことから単純に勘違いをしたものと思ったが・・・ ・染物屋が女房の死を機に、なさぬ仲の娘を良かれと考えた末かわせみへ奉公にあげようとする。しかし、当の娘は男と一緒に実の父親に会いに行ってしまう ・女隠居ばかりを狙った人さらいが続出した。調べてみると、みな口うるさく、嫁につらく当たる隠居ばかりだが、家族は世間体のために大金を払い、身柄を返してもらう。戻ってきた誰もが記憶が曖昧で・・・
いまさら感想の書きようも無く。 いつものメンバーがいつものように。。。何せシリーズ27作ですから。。。
異人さんが出てきたりして、幕末の異国情緒満点な一冊。でも読むのにすごーく時間かかった。時間的に言えば「おくりびと」とかよりも前に着手したので、どんな短編があったかすでに前のほうは覚えていないくらい(汗)。でもそれなりに面白かった…と、思う←めっちゃあいまい(汗)。
シリーズ27作目。 子ども達の世代の物語も始まっているのだなぁとしみじみしました。 『鬼女の息子』が印象に残りました。安達ケ原の鬼婆。 何も知らない母親は真実を知ったら切ないでしょうね。
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