江戸の牡丹作りの人々がこぞって出品する富岡八幡宮恒例の牡丹市。1位に選ばれると千代田城大奥の御台所へ献上されるとあって、かなりな競争になっている。そこで1位となった「白貴人」は自分が作った花だと、男がケチをつけてきた。果して花はすり替えられたのか? 表題作ほか、腹違いの幼い兄弟の、互いを思いやる心がいじらしい「三日月紋の印籠」「江戸の蚊帳売り」など全8篇を収録。水仙、梅、椿に萩と江戸の花々を背景に、「かわせみ」は今日も大繁盛!
Posted by ブクログ 2017年11月08日
シリーズ28巻です。ファンの方には申し訳ありませんが、惰性というか、意地というか、ともかくも文庫化されたら購入、読み続けています。家内も最初は読んでいたのですが、途中で挫折。私が買うたびに「また〜」などと申しております。
とは言え、今回はどうでしょう。何時ものメンバーが何時ものごとく、としか言いよ...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
【8作収録】
・植木市で花よりも鉢を熱心に見ていた男を見かけた東吾。後日、男は病死し、相続する妻子がないことで家財道具は全て売りに出されるが、実は外に息子がいることが判明する
・それぞれに薬屋を営みながらも仲の悪い腹違いの兄弟。兄を分家にし、本家を継いだ弟は何かというと兄の店に突っかかる。しかし、子...続きを読む
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