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本所で「狐の嫁入り」騒ぎが頻々とおきている。花嫁行列の駕籠が宙に浮いて、青白い狐火が飛ぶのだとか。妖怪変化のうわさ話、と最初は聞き流していた神林東吾だが、同心・畝源三郎が続出する目撃者を捨てておけぬと慌しい。ふたりで真相究明に乗りだし、かわせみの女主人・るいも一役買って……表題作ほか「師走の月」「迎春忍川」「梅一輪」「千鳥が啼いた」「子はかすがい」の全六篇を収録。江戸の四季、風物、人情を織り込んだ人気シリーズ新装版第六弾。
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Posted by ブクログ
これってシリーズものだったのですね。最初気が付かずに、なんだか前に読んだことがあるような人物像だなと思いました。シリーズをわかって益々好きになり、シリーズ制覇したくなりました。
「師走の月」「迎春忍川」「梅一輪」「千鳥が啼いた」「狐の嫁入り」「子はかすがい」 ちょっとした行き違いで取り返しのつかないことが起きるのは誠にもって悲しいものだ。本作ではそのストーリーの組み立て方やちょっとしたトリックが面白い「狐の嫁入り」がとても気に入った。
<目次> 略 <目次> 江戸の町ではいろいろな事件が起こり、源さんが関われば(時には兄の通之進や妻の実家、麻生家も)東吾もご出馬。みごとに解決!るいとのラブシーンも徐々に濃厚に…
「師走の月」「迎春忍川」「梅一輪」「千鳥が啼いた」「狐の嫁入り」「子はかすがい」収録。事件はあっても、内容が落ち着きすぎて刺激がなくなってきた。個人的に源三郎が好きで、もう少し活躍させて欲しいし、東吾は年増にもてすぎ(笑)まぁ、細く長くのシリーズ短編だからなぁ〜
東吾とるい、将来有望視されている与力の次男坊と旅籠の女将。身分違いの恋は、今回ももどかしく進む。東吾の身近には七重やおとせという女がいて、るいが結構やきもきするのがかわいらしい。しかし惚れた者同士でも、この時代に晴れて夫婦になれるはずもない…というのが普通なのに、いつまで続けていくつもりなのだろう。...続きを読むあたしだったらすぐ見切りをつけるだろうなあ。まあ、そのうち何か理由をつけて祝言を挙げてくれるに違いないと信じて次の巻へ進もう。ちなみに、あたしはこの中では東吾の兄嫁の香苗が好き。兄と兄嫁に子ができればいいのになあ。
御宿かわせみシリーズ6巻、「狐の嫁入り」「師走の月」「迎春忍川」「梅一輪」「千鳥が啼いた」「子はかすがい」6篇。表題作『狐の嫁入り』本所で“狐の嫁入り”騒ぎが頻々と起きていた、花嫁行列の駕篭が宙に浮いて、青白い狐火が飛ぶのだとか、狐の面をかぶった行列が突如消え失せるとか…奉行所に旗本より苦情がきて捨...続きを読むててはおけぬと、同心・畝源三郎と東吾が真相究明に乗り出した。かわせみの女主人・るいも一役買って…果たしてその真相は?。東吾の兄吟味方与力神林通之進の見事なお裁きで解決。
前まではイヤだなぁと思っていたるいの東吾への媚び、いえ、媚びというのとは違うのかもしれませんが、そのるいの女心に共感出来なかったのですが、本作では気にならなくなりました。シリーズものだから慣れたのかもしれません。 『梅一輪』『狐の嫁入り』が良かったです。東吾がもてもてで、るいが焼きもちをやく、という...続きを読む図式も型になってきましたね。『子はかすがい』で東吾の兄嫁に赤ちゃんが…、という話は結局、勘違いということで良いのかしら^^;
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