あらすじ
麻生家に通う途中で感じた熱い視線。新内流しの娘の思惑を量りかねる麻太郎だが…(表題作)。幼い頃に角兵衛獅子に売られ、果ては水夫になったという男が二人、「二人伊三郎」。数十年ぶりに父の郷里へ旅したるいを待っていたのは、少女時代の思い出とともに甦る、親族をめぐる怪事件…「公孫樹の葉の黄ばむ頃」。麻太郎、花世、源太郎たちが活躍する8篇を収録。明治版「かわせみ」への予感をはらみつつ、懐かしい江戸情緒の世界に惜別する一冊です。
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全34巻完読。江戸情緒が鮮明に描かれ、るいや東吾、源三郎、嘉助、お吉、長助など登場人物も魅力的で、新刊が出るのを心待ちにしていたシリーズ。「岸和田の姫」「源三郎祝言」「長助の女房」など今でも読み返したくなる名作も多い。総評で★4。
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ついに全巻読破ー✨
この爽快感は何なんでしょう。
一話一話の事件も興味深かったけど、 やはり家族が増えてく様子が良かった。
一番記憶に残っているのは、やっぱり源さんの結婚式!
本当に心温まったもの。
ただラストは、締めという感じじゃなかったので、ビックリ。
新にどう続いていくのかしら。
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2月3日~2月7日
麻生家に通う途中で見かけた新内流しの娘の視線に、思惑を量りかねる麻太郎。ある日その娘がひったくりに遭い、その荷物を麻太郎が取り返してやるのだが…。麻太郎、花世、源太郎たちが大活躍する表題作をはじめ八篇を収録。次巻より、文明開化の東京へと舞台を移す人気シリーズ、「江戸のかわせみ」の掉尾を飾る一冊。
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江戸編の最終巻。
長かった。が、登場人物の物語は、明治編に続くらしい。
段々時代が進むにつれ、活躍する主人公も世代交代していくのが面白かった。基本的に、主要な登場人物に悪人はおらず、読んでいてストレスも生じない。時にほんわかと、時にほろ苦く、時にやりきれない内容の短編が盛り込まれていて、面白かった。
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御宿かわせみ34巻。今回で江戸時代最終巻。時代はすすみ麻太郎、花世、源太郎が活躍する巻が多くなる。まだ大人になりきっていないのでこれからまだいろいろあるのか。楽しみ。るいの昔の話「公孫樹の葉の黄ばむ頃」もよかった。昔も杓子定規ではなく人情味あふれる采配があったということにほのぼのした。
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<目次>
略
<内容>
御宿かわせみシリーズ最終巻。最後のお話は「るい」しかで来ない(お晴はいるが…)。確かにマンネリ化していたね。でも時代劇はマンネリ化がいいのだけど…
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第二世代の活躍が楽しみなこのシリーズです。それにしても、地理や年中行事など本当に細かく書かれていて、毎回感心させられます。半端な調べ方じゃ書けませんよね、これは。