あらすじ
麻生宗太郎・七重夫妻に二人目がうまれた。いままで一人っ子で育ってきた花世はさみしさに、東吾を慕って「かわせみ」をせっせと訪れるが……おてんば花世が大きな子分をつくる「花世の冒険」。畝源三郎の長男・源太郎と花世が遊んでいると殺人事件に遭遇、幼い花世が思わぬ活躍をみせる表題作。江戸時代にもねずみ講が? 「江戸の節分」。そのほか「マンドラゴラ奇聞」「残月」「薬研堀の猫」「福の湯」「一ツ目弁財天の殺人」を収録する人情捕物帳シリーズ第19巻。
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Posted by ブクログ
この巻は花世の巻ですね。『花世の冒険』『かくれんぼ』と宗太郎と七重の娘、花世が大活躍です。東吾を慕っている源太郎は、東吾になついている花世のことを快く思っていません。それでも東吾の言いつけを守ろうと花世の面倒をみるあたり、微笑ましく思いながら読みました。
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御宿かわせみシリーズ8編。「花世の冒険」がダントツに楽しい。お転婆の花世ちゃんには、るいも霞む。花世ちゃんと元締コンビがシリーズを喰ってしまいそうだな。畝一家と麻生一家が絡むと子供中心の人情物になってしまう。これからは、花世ちゃんファンとして、このシリーズを楽しもう(笑)
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宗太郎の長女、花世の大冒険!
弟が生まれて、麻生家の中心が替わり・・・寂しさがつのる花世
大好きな東吾(とうたま)に会いに、一人「かわせみ」に!
この大冒険を目に留めた深川の侠客(親分)文吾兵衛(髭もじゃもじゃ)
と知り合い、女親分への道まっしぐら
子供好きの東吾と愛らしい花世が読める良作です!
表題作「かくれんぼ」でも花世は大活躍します!
Posted by ブクログ
花世が可愛らしいと思えないのは、私が子供を嫌いだからだろうか。
東吾が花世ベッタリなのも「なんだかなぁ」って気がするし。
宗太郎からしても、おもしろくないのではと思ってしまうので
ひねくれているのだろうなぁ。
ただ、るい贔屓なだけかもだけど。
”残月”が一番泣けた。
娘のために人殺しになって、償って帰ってきて
またしても守るために犯罪に手を染めた母親。
微塵も後悔していない佇まいが、より一層泣けてきた。