あらすじ
ついに「御宿かわせみ」復活! 時は移り明治の初年。維新の激動の中で「かわせみ」ファミリーにも数々の厄難が降りかかっていた。東吾は戦乱で行方不明、源三郎は凶賊の手にかかり落命、麻生家も源右衛門ら3名が殺害された。しかし、麻太郎や花世、源太郎らは、悲しみを胸に抱えながら雄々しく歩み始める。いまだ江戸の名残を色濃くとどめ、舶来の風俗が異彩を放つ新しい舞台で、力いっぱい立ち向かっていく次代を背負う若者たち。大河小説第2部、堂々のスタート!
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世代交代して麻太郎ら子供達の世代の活躍を描く。あわせて江戸から東京へと時代の移り変わりもしっかり描かれているのが素晴らしい。勝気で我が道をゆく花世の存在がとても気になる。
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全巻読んで、明治からのシリーズも読んでいます。
一巻から読むと、江戸時代の生活が生き生きと垣間見れる小説です。江戸の町を探索しているかのような気持ちになります。叶うなら東吾さんを明治でも出して欲しい!
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久しぶりの平岩弓枝さん。
過去には平岩さんが好きで、たくさん読んだ記憶がある。が、今ウィキペディアで著作リストに目を通したが、どれを読んだのか記憶が定かでない…情けない。
強く生きる女性が主人公の物語だったような気がする。
この「御宿かわせみ」シリーズは知っていて手を出さなかったことを記憶している。
当時は女性作家ばかりを手に取っていて、時代小説にあまり興味がなかった。
読書の趣味も年齢や経験、生活環境などで変化していくものなんだと実感。
今回、今更「御宿かわせみ」の第1巻から読むのもなぁ…と「新」を手に取った。続けて読んでみようと思う。
平岩弓枝さんのしっかりした文章がとても読みやすかった。
東吾がいないのは寂しい
前シリーズからの神林東吾がいないのは寂しいですねえ。明治4年というからまだ町方は旧幕時代の気分を残して警察が十分機能していないのでかつての町方の与力、同心が事件解決に手を貸していたのかは実際を見ていないので何ともいえませんね。面白いけど。ところで名前の付け方なんだけど例えば江利香って明治4年1871年で16歳と言う設定だから生まれたのが1855年(安政2年)?こんな士族が垢抜けた名前を付けたのかなあ。
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幕末が舞台であった「御宿かわせみ」の続編で、時代は明治へと変わり、大人になった「御宿かわせみ」主要人物の子供達に主役が移りそれぞれの成長していく姿を描く。かわせみの女主人るいの周りに起こった辛く悲しい波乱の出来事と、新たな外国人レギュラー登場に再読でも戸惑いがある。4巻「蘭陵王の恋」まで発行されていて、続く新しい編も「オール読み物」に連載があり進展が楽しみ。
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9月23日~10月1日
(「BOOK」データベースより)
時は移り明治の初年。時代の混乱は、「かわせみ」にも降り懸かっていた。東吾は、戦乱で行方不明、源三郎は凶賊の手にかかり落命、麻生家も源右衛門ら三名が殺害された。だが、麻太郎、花世、源太郎ら次代を背負う若者たちは悲しみを胸に抱えながらも、激動の時代を確かな足取りで歩き出す。大河小説第二部、堂々のスタート
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中学生の頃から読んでる大好きなシリーズがついに新展開へ。
幕末の動乱に巻き込まれ変わってしまったかわせみの世界。
レギュラーメンバーの相次ぐ死は本当にショックでした。
でも新しい世代の若者たちが、力強くストーリーを引き継いで行ってくれています。
彼らはまだキャラがはっきりしない感じだけれど、ストーリーには今までと変わらず、かわせみのいいところが全部詰まってます。
今後の展開がとてもとても楽しみです!
Posted by ブクログ
登場人物の表現力と行動を的確に表現している。一人ひとりが
生き生きしており、思い通り動いているようである。
明治維新後の世間、日本をあらわしている。