平岩弓枝のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ紅茶好きとしてはホイホイすぎるタイトルだったので。
あくまで紅茶輸入業を営む一族に起きた殺人ミステリなので、紅茶の蘊蓄を楽しむ話ではないのですが。
狐っ葉事件など、時代を感じる話は興味深かったです。
今からするともう30年近く前の作品。
無論携帯電話は登場しないので、作中で本人に連絡を取るのも苦労するのには懐かしさを覚えたり。
出てくる言葉も書き方が昔風なので(何しろ作者様は昭和一桁生まれの大ベテラン)バブル崩壊後の時代設定ではありますが、昭和が舞台の作品を読んでいるような気になりました。
柔らかい文体なので、読みやすかったですが。
「あの時ああしていれば、事件の真相にいち早く気付けたのに… -
Posted by ブクログ
ネタバレメロディアスライブラリーで紹介されて読み始めた本。ようやく読み終わった。
私もどちらかというと昔のNHKドラマの印象が強い。小野寺明さんと真野響子さん。今となっては、自分よりずっと年下だし、その時のエピソードもほぼ覚えてないから、自分なりに読み進めていった。
あさのあつこさんの時代物は何冊か読んだけど、平岩弓枝さんのは初めて。
特にシリーズ一作目のせいか、最初少しまどろっこしいような感じもした。読んでいくうちに慣れてきて、その世界観がだんだん味わえるようになってきた。
あさのさんのは割と事件や何かに主軸が置かれているような気がしたけど、これは主人公の二人の情愛が重要なモチーフとなってる。小川洋 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「ちっちゃなかみさん」は胸がしめつけられるような切ないお話なのですが、
いくつかのお話はとても嫌な人間が出て来ます。
自分の浅ましさ身勝手さにに苦悩して必死に向き合おうとしたり
自分がどんな嫌な人間か理解出来ず、自分が陰口を言われているのを耳にして自分のどこがどう悪いのか知ってしまってさえそれを恥じて変えようとしない人の話も。
感動出来るお話だけをまとめた作品ではないので
読後感が微妙なのですが
人間の醜い部分を突きつけられるようで
若い頃良くない態度を取ってしまった事や
外に出さなくても内心思ってしまった良くない事などが思い出され、
そういうものが客観的に見るとこんなにも悲しいものだと