平岩弓枝のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
小学生のころ「平岩弓枝ドラマシリーズ」という番組がやっていたことは良く覚えている。見たことはない。
これまで手に取ったことのない平岩弓枝さんの作品だったが、傑作と呼ばれるにふさわしいサスペンスだった。
舞台は1970年代後半であり、登場人物の会話言葉もどこか古臭いところは当然あったものの、ストーリーに古臭さを感じるような点は全くなく惹きこまれた。
ドラマには大原麗子さん・池上季実子さんらが出演していたらしく、役柄のイメージに合い見てみたくなった。
最後のシーンでは大きな哀しみと小さな小さな希望が感じられたが、その後、どんな人生を送ったのか、、、 -
ネタバレ 購入済み
いい!!
この作品、実はテレビで放送されているドラマを観て、実写版ではなくてマンガとして読んでみたくなったので、あるかな…?と探してこちらを見つけて購入しました。
ドラマでは昔から制作されてたみたいで、今までには色んな俳優さん達が演じてきていたのは知っていたけれど、実写版はどうも好きではないのと年齢的に興味が持てなかったのもあってじっくり観てみようと興味が湧かなかったのでいつもスルーしてたけど、今回は興味が湧いたのでマンガで探して試し読みしたらどハマりしてしまいました。
この2人はいわゆる格差婚みたいな2人で、ヒロインは元武家の娘だけど両親を亡くしたので誰の世話にもならず女1人で生きるために宿を始め -
Posted by ブクログ
以前、織田信長の娘「冬姫」を主人公にした小説を読んだ。それが面白かった印象があり、徳川家康の孫「千姫」の歴史目線も知りたくて手にした。
豊臣家滅亡の時にあって一人大阪城から脱出して生き永らえた…家康の孫だから…秀忠の娘だし…そりゃあ助けるよなぁ…くらいの認識で、それが千姫本人にとって本意だったのか不本意ながらの脱出だったのか、そこらあたりが丁寧に描かれるのかと思いきや、脱出劇はあっという間。
その後の千姫の恋愛、結婚、出産、そして夫の死後に分かった出来事など、千姫様の波乱万丈の生涯を共に生きてきたような読後感が持てる作品だった。
おもしろかった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ結構おっかないというか、何やらかしてくれてんの
的な作品は多かったですね。
特に色事な!!もうこういう関係はやばいのしか出てこんの!!
だけれども一番きつかったのは
最初の時点では隠されていたけど
あとから犯行を重ねた「奴ら」が
とんでもないことをしでかしていた最後の作品ね。
なぜタイトルがこれかは
こいつらをとっちめるときに分かります。
それがいかにつらいことか…
よくわかることでしょう。
厳しいとパワハラは違うんですよ。
本当に。
紙一重ではあるんだけれどもね。
腕をあげれば上げるほど、自制が必要なんです。
だからこそ、厳しくなるのですよ。