平岩弓枝のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ人から勧められた日本の女性作家さんの中に平岩弓枝さんがいたので、一冊読んでみようとおもってこれを読んでみた。
どひゃー。
って、なんども声が出ちゃうぐらいの男性主体の時代の「出来たお嫁さん」のお話。
昭和51年の作品だから、わたしの親よりも上の世代の「結婚生活」が描かれてる。
夫はエリート。
家族にもちゃんと思いやりがあって、夫婦円満。
ひとり娘はちゃんと躾けてるから、性格もあたまも優れてて、小学校から私立通い。
結婚してからずっとフランス暮らしで、主人公(お嫁さんの立場の人)は英語もフランス語も堪能。
社交的で内助の功力もすごくて、夫を立てながら、有益な人脈をじぶんで築いて持ってて。
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Posted by ブクログ
シリーズも4冊目ともなると、お馴染みの主要キャストの活躍ぶりも板についてきて、東吾とるい、東吾と源三郎、そして嘉助らの阿吽の呼吸の展開がなかなか頼もしい限りです。相変わらずこのシリーズの本を読むと、テレビシリーズの配役のまんまの姿と声でイメージしてしまいますね。(笑)
本書には短編8編が収録されていますが、どれも謎の提示とストーリー展開のスピード感が絶妙で、そこに本シリーズならではの人情話が加わって、このシリーズの魅力が絶好調な一冊に仕上がっていると思います。
ミステリーのプロットとして面白かったのは、盗賊を目撃した女中の証言の意外な展開の表題作『山茶花は見た』、同じく殺害犯の逃げるところを目