【感想・ネタバレ】火の航跡のレビュー

あらすじ

名手・平岩弓枝による長編ミステリー小説。六本木に事務所を持つ有名カメラマン・城重文夫がある日突然姿を消した。呆然とする新婚の妻・久仁子は、知人の協力を得て夫の行き先を探し始めたところ、夫が向かったと思われるギリシアで事務所で働いていた女性が遺体で見つかる。彼女と夫の間には恋愛関係があったのか? 彼女を殺したのは夫なのか? そして久仁子は、有田焼の里で窯業を営む夫の実家を訪ねたことで、いままで知らされてなかった夫の家族の陰の歴史に向き合うことになる。東京、佐賀、ギリシア、マイセン、メキシコと夫の影を追い続けた久仁子が探し出した驚愕の真実とは? 細やかな心理描写と巧みな構成で読む人をうならせる著者円熟期のサスペンスロマン。

※この電子書籍は1980年1月に刊行された文春文庫の新装版を底本としています。

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Posted by ブクログ

小学生のころ「平岩弓枝ドラマシリーズ」という番組がやっていたことは良く覚えている。見たことはない。
これまで手に取ったことのない平岩弓枝さんの作品だったが、傑作と呼ばれるにふさわしいサスペンスだった。
舞台は1970年代後半であり、登場人物の会話言葉もどこか古臭いところは当然あったものの、ストーリーに古臭さを感じるような点は全くなく惹きこまれた。
ドラマには大原麗子さん・池上季実子さんらが出演していたらしく、役柄のイメージに合い見てみたくなった。
最後のシーンでは大きな哀しみと小さな小さな希望が感じられたが、その後、どんな人生を送ったのか、、、

0
2025年05月14日

Posted by ブクログ

ボリュームのあるミステリーでしたが、飽きることなく最後まで楽しめました。
義母に薦められた本でした。

0
2022年05月15日

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