平岩弓枝のレビュー一覧

  • ちっちゃなかみさん 新装版

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    時代小説でも読みやすい短編集。

    こどもの手を 「紅葉」 という表現が大好きです。


    時代関係なく、ひとのあったかさに触れるのはジーンときます。


    ~木が大きく枝葉をひろげて下の者をかばおうとすると、
    下の者はお日さまに当れなくて伸びようとしても伸びられない。
    程よく育ったら一人一人、根分けして一本立ちになっていく。
    お前は少々根分けするのが遅かったんだ。~
    (邪魔っけ)

    ~世の中に星の数ほど親子ってものがいる。
    だが、真実、親子と呼べるようなものは、どれほどいるものか。
    子が親を慕い、親が子の支えになって生きて行く親子なら、
    血が続いていようといまいと、俺はそれが

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    2011年06月06日
  • 御宿かわせみ2 江戸の子守唄

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    とりたてて派手さはないのだが、掌編は読みやすいし、延々と続編もあることだし、安心して手にとることができる。

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    2018年10月14日
  • 御宿かわせみ2 江戸の子守唄

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    ・江戸の子守唄
    ・お役者松
    ・迷子石
    ・幼なじみ
    ・宵節句
    ・ほととぎす啼く
    ・七夕の客
    ・王子の滝

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    2011年03月15日
  • 新・御宿かわせみ

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    ネタバレ

    中学生の頃から読んでる大好きなシリーズがついに新展開へ。
    幕末の動乱に巻き込まれ変わってしまったかわせみの世界。
    レギュラーメンバーの相次ぐ死は本当にショックでした。
    でも新しい世代の若者たちが、力強くストーリーを引き継いで行ってくれています。
    彼らはまだキャラがはっきりしない感じだけれど、ストーリーには今までと変わらず、かわせみのいいところが全部詰まってます。

    今後の展開がとてもとても楽しみです!

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    2011年01月05日
  • 御宿かわせみ

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    イチオシ「卯の花匂う」。夫婦と親子なるものの深さにこみあげ指数up。

    「師走の客」、役者がたっぷりと伏線されたるおもしろさ。
    「江戸は雪」、これまた短編ながら大勢の役者がきっちりと配置され。

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    2010年11月28日
  • 御宿かわせみ30 鬼女の花摘み

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    御宿かわせみシリーズ7編。表題作では子を愛さない母親、「吉松殺し」では無軌道な子供が出てくる。江戸時代も現代と一緒と読むより、平岩さんは現代の事件を江戸時代に移し替えてるようだ。滑稽編の「初春夢づくし」や三家の子供が絡む人情物「招き猫」も面白かった。シリーズでは良いレベル。

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    2010年07月20日
  • 新装版 おんなみち(上)

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    はじめから息もつかせない展開。
    それがこうなるか・・・
    と、なんともやりきれない終り方
    早く下巻を読みたいのです!!

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    2010年06月17日
  • 旅路(下)

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    NHKの朝ドラの小説化だったのか……。
    だから、盛り上がりのスパンが短く、さくさく話が進んでいくのね。
    いろんなキャラが出てきて、からんでくる。
    戦前戦後の話なんかもNHKっぽい。
    ドラマが作りやすいしね、あの頃の話だと……。
    文庫三冊の長編でしたが、最後はふろしきがたたまれた!って感じで、読後感が爽快でした。
    ただ、読むのに時間がかかってしまった~

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    2010年05月04日
  • 御宿かわせみ33 小判商人

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    TVドラマシリーズになった『御宿かわせみ』シリーズ。
    本当に平岩弓枝の時代小説は面白い。
    江戸時代の話なんだけど、現代の人の感情の表現の仕方で
    ほんのささいな日常を語らせたら一番面白いかも。
    るい役の高島礼子は本当私のイメージぴったりです。

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    2010年04月20日
  • 御宿かわせみ19 かくれんぼ

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    御宿かわせみシリーズ8編。「花世の冒険」がダントツに楽しい。お転婆の花世ちゃんには、るいも霞む。花世ちゃんと元締コンビがシリーズを喰ってしまいそうだな。畝一家と麻生一家が絡むと子供中心の人情物になってしまう。これからは、花世ちゃんファンとして、このシリーズを楽しもう(笑)

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    2010年04月12日
  • 旅路(上)

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    職場の人に薦められて。
    平岩弓枝さんは、昔のエンタメ、いわゆる娯楽小説の名手ね。
    短い場面の間に山有り谷ありの緩急があって、ページをめくらせるのが上手い。
    なんということはないのに、意外性の連続で読ませる。
    今のエンタメとは違う手法だけど、まあ参考になります。

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    2010年02月23日
  • 御宿かわせみ

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    昔、国営放送でドラマになっていて、小野寺昭・真野響子だったとおもう。それがとても質の良い人情物話だったのを覚えている。懐かしさにてにとって読んでみると原作も中々味わい深かった。
    とりあえず2巻まで読み終わっている。

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    2010年02月12日
  • 御宿かわせみ13 鬼の面

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    御宿かわせみシリーズ短編7編。宗太郎と七重は、その組み合わせがあったかと嬉しくなる。連作でも展開があるとマンネリ防止にいい。次巻でるいと東吾の関係にも変化が起こりそうな含み。今回の作品レベルはそれほどでもないが、内輪ネタが楽しめた。復活予告で気になってた悪役も、やっと登場して極刑になったし(笑)

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    2010年01月21日
  • 御宿かわせみ34 浮かれ黄蝶

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    2月3日~2月7日
    麻生家に通う途中で見かけた新内流しの娘の視線に、思惑を量りかねる麻太郎。ある日その娘がひったくりに遭い、その荷物を麻太郎が取り返してやるのだが…。麻太郎、花世、源太郎たちが大活躍する表題作をはじめ八篇を収録。次巻より、文明開化の東京へと舞台を移す人気シリーズ、「江戸のかわせみ」の掉尾を飾る一冊。

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    2010年02月08日
  • ちっちゃなかみさん 新装版

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    昭和36年から46年の作品です。
    もう40年前後前の作品ですが、時代小説だと何年経って読んでも色あせない感じです。

    殆どの作品の最後はハッピーエンドで終っています。
    その後を読みたくなる作品ばかりです。
    何作かはちょっとすねた??感じの終り方。
    あとがきに平岩弓枝さんを男性と思ったとありましたが、確かに男性が書いたような感じもしました。

    タイトルの「ちっちゃなかみさん」は妖精の(??)ちっちゃなおじさんを思い出してしまいました(笑)
    内容は妖精ではありません(笑)

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    2010年01月16日
  • 御宿かわせみ33 小判商人

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    御宿かわせみの33弾。
    大きくなった麻太郎と源太郎の少年コンビが活躍しています。
    こちらも世代交代なのかな??
    主人公だった東吾や源三郎がすっかり後ろ盾の様な感じです。

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    2010年01月16日
  • 江戸の娘 新装版

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    家が26歳(S33)から43歳(S55)の長い年月に書かれた7編。

    その年の心も反映しているのでしょうか?
    女心が描かれている作品群です。

    題表作の「江戸の娘」 ハッピーエンドで良かった。

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    2010年01月16日
  • 御宿かわせみ10 閻魔(えんま)まいり

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    御宿かわせみシリーズ。8話で、問題は「源三郎祝言」。脇役ながら、真面目同心の源三郎がどういう恋愛をして、どんな相手と結ばれるか興味があった。せめて、出逢い、恋愛、困難を乗り越えて祝言と3話以上は絡むと思ったのに、一話であっさりと(^^;・・まぁ、ほのぼのとしていい感じだから良しとしよう(笑)
    だんだん、時代捕物、推理物というより江戸市井物になり、目新しくはないが、読み流して雰囲気に浸れる。

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    2009年12月13日
  • 御宿かわせみ9 一両二分の女

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    御宿かわせみシリーズ「むかし昔の」「黄菊白菊」「猫屋敷の怪」「藍染川」「美人の女中」「白藤検校の娘」「川越から来た女」「一両二分の女」の8編で、どれも不満なし。マンネリを越えて定着し、江戸が生き生きと描かれている。乗ってきた時期なんでしょうね、期待を裏切りませんでした。

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    2009年11月26日
  • 御宿かわせみ34 浮かれ黄蝶

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    江戸編の最終巻。
    長かった。が、登場人物の物語は、明治編に続くらしい。
    段々時代が進むにつれ、活躍する主人公も世代交代していくのが面白かった。基本的に、主要な登場人物に悪人はおらず、読んでいてストレスも生じない。時にほんわかと、時にほろ苦く、時にやりきれない内容の短編が盛り込まれていて、面白かった。

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    2009年11月15日