平岩弓枝のレビュー一覧

  • 新・御宿かわせみ5 千春の婚礼

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    全体としては、いいお話ではあるが、次の展開のためわざと書かなかったり暈したりして、結果として不自然となったり唐突だったりした。長年読み続けているのでなんとなく想像で補ったりしているが、短編集として見るなら問題ありだと思う。編集が作為的で驕りが見られて感じ悪い。

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    2018年03月13日
  • 御宿かわせみ2 江戸の子守唄

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    江戸捕物シリーズ第二弾。1979年刊行だから随分古くに書かれたものだが題材的にも内容的にも色あせない。結びを綺麗に装うきらいはあるが。2018.1.12

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    2018年01月12日
  • 御宿かわせみ26 長助の女房

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    いや〜また出ました。気付いてなかったら家内が買ってきてくれました。もっとも彼女は「まだ続いてる」と言うだけでもう読もうともしませんが。
    このシリーズも最初からすると随分変わった様な。捕り物的要素はぐっと減って(といっても事件はあるのですから、謎解きが減ったというべきでしょうか)もっぱら人情ものです。
    それと今回の作品では主人公東吾の兄の通之進・香苗夫婦が良いですね。特に香苗さんの可愛らしさはとても素敵でした。

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    2017年11月16日
  • 御宿かわせみ27 横浜慕情

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    いまさら感想の書きようも無く。
    いつものメンバーがいつものように。。。何せシリーズ27作ですから。。。

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    2017年11月10日
  • 御宿かわせみ29 初春弁才船

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    ま、かわせみですから。意地で読み続けてますから・・・(笑)
    10月発売でしたが、流石に新本に手を出す元気は無く、古本屋で見つけゲット。
    一言で言えば「あいも変わらず}(笑)
    それにしても、このシリーズ、最初の頃から増えた人といえば、子供達くらいだし。一方で、いなくなった人も見当たらない。
    新しい人物でも登場させて、もう少し新陳代謝を図った方が良いと思うのですが。。。。。

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    2017年11月08日
  • 御宿かわせみ28 佐助の牡丹

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    シリーズ28巻です。ファンの方には申し訳ありませんが、惰性というか、意地というか、ともかくも文庫化されたら購入、読み続けています。家内も最初は読んでいたのですが、途中で挫折。私が買うたびに「また〜」などと申しております。
    とは言え、今回はどうでしょう。何時ものメンバーが何時ものごとく、としか言いようも無いのですが、久しく間が空いたせいなのか、余りマンネリ感を感じませんでした。何処とは指摘できないのですが、出来が良い短編が揃っていたのかもしれません。

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    2017年11月08日
  • 肝っ玉かあさん

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    東京、原宿の大正庵というお蕎麦屋さんを営む家族のホームドラマを小説化。

    下町の大家族はサザエさんのところよりも大所帯で複雑。
    昭和43年がドラマスタートもいうが、内容はちっとも古びておらず、設定は多少時代を感じるところもあるが面白く読んだ。

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    2017年09月13日
  • 私家本 椿説弓張月(新潮文庫)

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    子供の頃、南総里見八犬伝に胸を躍らせた記憶がある。椿説弓張月は題名からはなんの話だか分からず、ずっと手を出さずにいたが、読みやすそうな形で文庫になっていたので購入。

    原本がかなり膨大らしく、端折ってある部分も多いらしい。確かに、テンポは早くていいのだが、なんだか梗概を読んでいるような気もした。勧善懲悪のスーパーヒーローもので深みはないが、ハリウッド映画的な分かりやすがある。いつかは原本を読みたい。

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    2017年08月11日
  • 御宿かわせみ18 秘曲

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    ネタバレ

    シリーズ18冊目。東吾とるいは相変わらず仲良くやっているので良いでしょう。宗太郎や源さんのところの子どもを可愛がる東吾達がちょっぴり切ない。早くるいも子が欲しいだろうなぁ。 そんな東吾に隠し子が…? 今回ははっきりとさせていなかったけれど、るいが知ったら傷付くだろうなぁと思います。いつかそれがはっきりとする日がくるのでしょうか。

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    2017年07月22日
  • 御宿かわせみ17 雨月

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    ネタバレ

    『伊勢屋の子守』は何ともやり切れない、切ない結末でした。他の話も ほろ苦い後味のものが多かったように思います。

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    2017年05月26日
  • 千姫様

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    徳川2代将軍秀忠の娘にして、幼くして豊臣家に嫁ぎ、豊臣秀吉の息子秀頼の妻になった千姫の、波乱万丈一代記。大阪夏の陣で大阪城が落城し、豊臣家は滅亡するが、ひとり生き延び、徳川家に出戻ってからの話である。最近読んでいた戦国ものの歴史小説が、全て男性小説家であったため、女性小説家の歴史小説が新鮮。色恋沙汰あり、女の嫉妬ドロドロあり・・で、純粋な天下取り小説じゃないところはまどろっこしく感じたけど、でもやはり人情劇には人情劇の面白さがあるので、楽しく読めた。女性が主人公の歴史小説も面白い!

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    2017年03月27日
  • 御宿かわせみ16 八丁堀の湯屋

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    東吾とるいは幸せそうで何より(笑)。
    事件は大なり小なり起きていますが、表題作『八丁堀の湯屋』が哀れでした。

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    2017年02月10日
  • 御宿かわせみ14 神かくし

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    哀しい女性の話が多かったような気がします。その中で、いよいよ東吾とるいの祝言の話がでました。このまますんなりといくのかなぁ。かわせみが無くなったら淋しい…。
     宗太郎夫妻に女児が誕生し、周りも賑やかになりますね。宗太郎がいいお父さんです。彼は旦那さまとしても父親としても理想ですね

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    2016年11月13日
  • 御宿かわせみ13 鬼の面

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    ネタバレ

    東吾に想いを寄せていた七重と宗太郎が祝言。るいの気持ちは複雑ですが、るいが身を引くことも出来ず、東吾の気持ちも変わらないのであれば、どこかで思い切ることも必要なので、良かったのではないかと思います。宗太郎の方が私は好きです。だって、東吾はまたふらふらと・・・。 るいを泣かせたくないと思いながら、何故そう流されてしまうのだろう(苦笑)。

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    2016年09月13日
  • 御宿かわせみ29 初春弁才船

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    こういう内容だったのか…と,シリーズを読んでいる人は,すぐその世界に浸れるけど,説明が少なくて戸惑う
    ~「宮戸川の夕景」神林東吾の病がちな同僚・武石敬太郎の名を騙った新手の盗みは,妹・澄江が勤めていた「誰か袖」での手口と同じだ。細川家奥女中を名乗ったのは誰か。「初春弁才船」遭難した新酒番船の船頭の息子に海軍繰練所での海図の読み方を教えると,土佐で発見された父の船に乗って,唯一元旦に間に合った。「辰巳屋おしゅん」春をひさぐ深川の水茶屋の女の弟が,客の息子に川に突き落とされて死んだが,加害者の親は金で解決し受け入れざるを得ない。しかし妹が同じ相手に殺されると,女は包丁で息子と客を刺し殺した。殺され

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    2016年05月08日
  • 御宿かわせみ9 一両二分の女

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    このシリーズに慣れてきたのか、東吾とるいの甘々しい場面も気にならなくなりました^^  早く二人夫婦になってしまえばいいのにと思いますが、東吾の兄夫婦に子どもが出来ないと無理なのでしょうね。
     この巻は表題作『一両二分の女』をはじめ、『昔むかしの』『藍染川』など、物哀しい終わり方をする話が多かったです。

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    2016年03月18日
  • ベトナムの桜

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    恥ずかしながら、平岩弓枝さんの作品は、
    「御宿かわせみ」シリーズぐらいしか知りませんでした。
    しかも、まだ未読!
    そんな私ですが、タイトルに魅かれて読んでみることにしました。

    時は17世紀。
    まだ鎖国前の日本は、御朱印船に乗って、
    南の国へ貿易に行くことができました。
    瀬戸内海の高取島の名家の次男、高取次介は
    一攫千金を夢見て御朱印船に乗り込みました。
    次介の兄大介は
    両親の借金の後始末に追われ、
    次介を追うように、異国へと向かいました。
    大介と次介が再会したのは、
    ホイアンと呼ばれる所の日本人町でした。
    その後、大介だけが帰国し、
    日本人の海外渡航・帰国を禁じる鎖国令が発布されてしまい、

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    2017年11月09日
  • ちっちゃなかみさん 新装版

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    時代物短編集。面白くないわけではないが、なんだかスッキリしない終わり方の物が多い。可哀想というか、救われない人がいるというか。しかも、後半に行くにしたがって重くなっていくようで、段々読書スピードが落ちてしまった。
    うまくいかない夫婦、男女の話が多いのは、この作家の特色なのか。

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    2016年01月06日
  • 御宿かわせみ7 酸漿(ほおずき)は殺しの口笛

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    ネタバレ

    このシリーズも安定してきたな、という印象です。東吾とるいの仲の良さも、それを周囲が温かく見守っているさまも、事件の発端も、いい意味で目に浮かび想像できる、そんな風になってきたように感じます。この巻では、これからの東吾と源三郎に何やら暗雲が…というような表現があり、今後が気になります。
     印象に残ったのは『冬の月』。女が自由に生きるのは難しいなぁと思います。老いては子に従え、という言葉が浮かびました。切ないなぁ。

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    2015年11月08日
  • ベトナムの桜

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    兄弟愛をひしと感じました。つらつらーと読めてしまったので、それなりに面白かったです。わりとあっさりしているというか、突き詰めない形で話が進んでいくような印象です。展開に分かり難いところがあったけれど、それは想像力で補うことにしました(苦笑)

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    2015年09月25日