平岩弓枝のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
こういう内容だったのか…と,シリーズを読んでいる人は,すぐその世界に浸れるけど,説明が少なくて戸惑う
~「宮戸川の夕景」神林東吾の病がちな同僚・武石敬太郎の名を騙った新手の盗みは,妹・澄江が勤めていた「誰か袖」での手口と同じだ。細川家奥女中を名乗ったのは誰か。「初春弁才船」遭難した新酒番船の船頭の息子に海軍繰練所での海図の読み方を教えると,土佐で発見された父の船に乗って,唯一元旦に間に合った。「辰巳屋おしゅん」春をひさぐ深川の水茶屋の女の弟が,客の息子に川に突き落とされて死んだが,加害者の親は金で解決し受け入れざるを得ない。しかし妹が同じ相手に殺されると,女は包丁で息子と客を刺し殺した。殺され -
Posted by ブクログ
恥ずかしながら、平岩弓枝さんの作品は、
「御宿かわせみ」シリーズぐらいしか知りませんでした。
しかも、まだ未読!
そんな私ですが、タイトルに魅かれて読んでみることにしました。
時は17世紀。
まだ鎖国前の日本は、御朱印船に乗って、
南の国へ貿易に行くことができました。
瀬戸内海の高取島の名家の次男、高取次介は
一攫千金を夢見て御朱印船に乗り込みました。
次介の兄大介は
両親の借金の後始末に追われ、
次介を追うように、異国へと向かいました。
大介と次介が再会したのは、
ホイアンと呼ばれる所の日本人町でした。
その後、大介だけが帰国し、
日本人の海外渡航・帰国を禁じる鎖国令が発布されてしまい、