平岩弓枝のレビュー一覧

  • 御宿かわせみ12 夜鴉(よがらす)おきん
    【息子】
    大工の棟梁とその息子 表には出さない揺るぎない信頼関係が切ない
    【源太郎誕生】
    東吾の無二の親友 畝源三郎に待望の長男誕生!
  • 女の旅
    旅行社に勤める宮原美里は、雪の平泉でデザイナーの犬丸大介と知り合う。なれなれしい大介に最初は良い印象を持たない美里だったが、何度か偶然の出会いを重ねるうちに、次第に惹かれるようになる。しかし、ニューヨークに住む富豪未亡人深沢亜稀子の影がちらつく。
  • 御宿かわせみ11 二十六夜待(にじゅうろくやまち)の殺人
    かつて祝言を挙げるはずだったおいねが残した赤子をあやす源三郎。
    源三郎子守歌
    かわせみに迷い犬が...犬の話 収録
  • ちっちゃなかみさん 新装版
    御宿かわせみをはじめ様々な小説を書いている著者の初期の頃の短編集。

    直木賞受賞作の「鏨師」は読んでいませんが、選考委員だった吉川英治氏が「鏨師」の作者は平岩弓枝(ひらいわ きゅうし)という男性だったと思っていたという解説の話にはびっくり。

    確かに初期作品には御宿かわせみとは違った感じの話がありま...続きを読む
  • 新・御宿かわせみ2 華族夫人の忘れもの
    「かわせみ」に逗留する華族夫人・蝶子は、気さくな人柄だが、常客の鼻つまみ者・銀三の案内により、築地居留地で賭事に興じて、るいの留守を預かる千春を心配させるー。果たして蝶子の正体とは?
    ほか、千春が麻太郎の出生の秘密を知る「西洋宿館の亡霊」など明治のかわせみ第二弾となる全六篇。
  • 御宿かわせみ7 酸漿(ほおずき)は殺しの口笛
    「御宿かわせみ」シリーズ第7段
    *春色大川端 *酸漿は殺しの口笛 *玉菊燈籠の女
    *能役者、清太夫 *冬の月 *雪の朝
  • 新・御宿かわせみ2 華族夫人の忘れもの
    小学校時代、なぜか好きだったテレビシリーズの御宿かわせみ。文庫で読み始めて、もう20年近く?新シリーズになり、東吾さんは行方不明、畝さんは亡くなって、子供たちの代になって二冊目なのだけれど、なんとなく殺伐としている。扱う事件はそんなに変わっていないのに、そういう印象になってしまうのは、おなじみだった...続きを読む
  • 御宿かわせみ19 かくれんぼ
    ・マンドラゴラの奇聞
    花世の冒険
    ・残月
    ・かくれんぼ
    ・薬研堀の猫
    ・江戸の節分
    ・福の湯
    ・一つ目弁財天の殺人
  • 御宿かわせみ4 山茶花(さざんか)は見た
    ・山茶花は見た
    ・女難剣難
    ・江戸の怪猫
    ・鴉を飼う女
    ・鬼女
    ・ぼてふり安
    ・人は見かけに
    ・夕涼み殺人事件
  • 御宿かわせみ3 水郷から来た女
    ・秋の七福神
    ・江戸の初春
    ・湯の宿
    ・桐の花散る
    ・水郷から来た女
    ・風鈴が切れた
    ・女がひとり
    ・夏の夜ばなし
    ・女主人殺人事件
  • 御宿かわせみ3 水郷から来た女
    江戸モノ好きですと言ったら、友人が最近の軽い江戸モノをこれでもかこれでもかと貸してくれたが、ゴメンナサイだった。どうにも江戸に居るキブンになれないんだよ。
    同じ軽いったって、せめて平岩級は欲しいとこ。

    それにしても、次章へ移るラスト一行が、「青蚊帳の中には、夜の仕度ができている」… きゃー
    これが...続きを読む
  • 新装版 おんなみち(上)
    ひょんなご縁で平岩弓枝さんにハマッてます。

    お茶処 静岡を舞台にした大大大河小説です。
    明治女の主人公から女3代に渡る物語は読みごたえアリ。
    いつの時代も女性の悩みは色々あるけど、
    頭の先から足の先までピン!と伸びるような凛々しさ、
    清潔感のある主人公にホレボレしました。

    リアルさに...続きを読む
  • パナマ運河の殺人
    鶴賀百貨店の記念イベントとして、LAからパナマ運河を越えてフロリダまでいく豪華客船の旅。強引な商売でのし上がってきた一族とそこに乗り合わせた因縁を持つ人々。

    階段状に進んでいくパナマ運河の客船は見てみたい気がした。単純な殺人なんだけどまあまあおもしろかったかな。
  • はやぶさ新八御用旅(四) 北前船の事件
    今一つ盛り上がりに欠けたまま終わっちゃう感じ。
    北前船の解説が多いんだけど臨場感がないというか解説っぽい感じです。
    船に乗っているシーンをもっと入れてもいいと思うんだけど。
    平岩弓枝さんの小説は運命の中で強く生きる女性が出てくるところが好きなんだけど、その意味でも消化不良な感覚が残りました。
    あと妻...続きを読む
  • 御宿かわせみ18 秘曲
    御宿かわせみシリーズ8編。人情物が好きなので、良かったのは「目籠ことはじめ」。古いエピソードから、「秘曲」で意外な事実が浮かび上がり・・これがどう発展するか心配だったりする(笑)
    ほとんどがマンネリだけど、シリーズ物らしく馴染んで読める感覚がいい。しかし、かわせみの常連だけ年を取るのが遅いような(^...続きを読む
  • 御宿かわせみ17 雨月
    御宿かわせみシリーズ8編。ぬるま湯、マンネリなれど気軽に読める。登場人物に進展、変化はなし。事件物ではあっても、推理とは関係なくなってる。けっこう、江戸の地名なんかで今と比べて楽しんだり(笑)
    テレビの水戸黄門、映画の釣り馬鹿みたいなもんで、それなりにまったりの読後感。
  • 御宿かわせみ16 八丁堀の湯屋
    御宿かわせみシリーズ8編。まぁ、登場人物周辺に変化なし。各話とも平均レベルで、やや結末の予想がつく感じ。ただ、今回は人情味が弱く、悪女物が多かったなぁ。まったりと期待通りに楽しめる。しかし、源三郎と千絵、宗太郎と七重夫婦をもっと使って欲しい(笑)
  • 御宿かわせみ14 神かくし
    「梅若塚に雨が降る」「みずすまし」「天下祭の夜」「目黒川の蛍」「六阿弥陀道しるべ」「時雨降る夜」「神かくし」「麻生家の正月」の8編。シリーズ作品としては凡作が多い。あまり滲み出る情感みたいなものがなかった。まぁ、身内話の「麻生家の正月」が面白かったかな。七重さんに女子誕生(笑)
  • 御宿かわせみ34 浮かれ黄蝶
     第二世代の活躍が楽しみなこのシリーズです。それにしても、地理や年中行事など本当に細かく書かれていて、毎回感心させられます。半端な調べ方じゃ書けませんよね、これは。
  • 御宿かわせみ31 江戸の精霊流し
    ま、普通に淡々と。最近の御宿かわせみっぽい感じで落ち着いている。江戸に絵師になろうとやってきた男が、自分の絵が描きたいと猫の絵を描く…ってのが好きだったな。