ロバート・A・ハインラインのレビュー一覧

  • 月は無慈悲な夜の女王

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    流刑の地となった月が舞台。対話で解決することの難しさに現実世界がリンクしなんとも言えない気持ちに・・・徐々に変化するマイクに触れ、コンピュータにも人格はあるのでは?と考えてしまった。

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    2024年05月05日
  • 月は無慈悲な夜の女王

    匿名

    購入済み

     

    SF小説であり、革命小説だった。戦争が始まってから怒涛の展開に夢中になって読んでしまった。
    マイクの喪失感がすごい。

    #深い

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    2023年10月07日
  • 夏への扉〔新版〕

    K

    ネタバレ 購入済み

    過去と未来を行き来して、過去や未来を変える話はたくさんあるけど、この話はプロセスに他とは違うリアリティがあり面白かった。登場人物たちが全員現実にいそうなキャラクターで、特にベルとタイムマシンを発明した博士はこういう奴って居るよなという感じだった。飼い猫のピートは最後まで可愛いなって思えたし、リッキーもなんだかんだ可愛かったけれど、主人公は可愛くなかった。ベルにメロメロになっておきながら、すぐさまリッキーに鞍替えするっていうのは都合が良すぎる。総合的に見れば月は無慈悲な夜の女王の方が面白かった。

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    2023年02月13日
  • 夏への扉〔新版〕

    購入済み

    素晴らしく爽やかな物語です

    雪嫌いの相棒猫は夏への扉が開くまで、家中のドアを試す。誰がなんと言おう世界は日に日に良くなりつつあるはずだと、飼い主の僕も夏への扉を諦めない。一気に読んでしまう素晴らしく爽やかな物語です。お勧めします。

    #ハッピー

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    2022年11月30日
  • 夏への扉〔新版〕

    購入済み

    SF好きなら必読の一冊

    「サイエンスフィックションなんて、娯楽小説。文学作品を読みなさい。」なんて、頭の硬い教師への強烈な反論がここにある。年若き日の私に確信させた一冊。

    #ドキドキハラハラ #胸キュン #切ない

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    2022年11月16日
  • 宇宙の戦士〔新訳版〕

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    ネタバレ

    いきなりの戦闘シーンから時系列を遡っていく。
    展開といい、内容といい1959年に書かれたものとは思えない内容でした。
    戦争を実行する軍隊とは何か、というところを掘り下げており、興味深くお仕事に通じるところが多数あり、若い時に読めば良かったな笑

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    2022年07月28日
  • 月は無慈悲な夜の女王

    K

    購入済み

    とんでもなく面白かった。月世界に関する設定が止めどなく次々に展開されていくさまは、情報の嵐とでも言えるほどで、本当に月世界があってもおかしくないと思えた。重厚感ある世界観だけでなく、ある一人の計算技師がどんどん革命に近づいていくストーリーは、単純に娯楽小説としても面白さが極まっていた。情報密度が高く、頁数が多く、読むのに時間がかかるため、娯楽に対しては非常に生き急いでいる、日常的に本を読まない層に流行ることはないだろうことが本当に惜しいが、間違いなく人生で一度は読んでおくべき本の一つだ。お薦めする。

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    2023年02月13日
  • 月は無慈悲な夜の女王

    購入済み

    名作中の名作

    いかにもな月世界の描写で、まずどっぷりSF世界に入り込める。この作品の真の主人公との軽妙なやりとりにクスッと笑った後は、シリアスな革命運動が始まる。哀切なラストシーンまで、ストーリーとして十分以上に面白いのは当然だが、「常識」「正しい」はそれだけで終わらせていいのか、と自分の価値観をあらためて考え直すきっかけを与えてくれる。一読と言わず、何度も読み返してエンターテイメントとしての完成度と哲学的な深みをぜひ味わっていただきたい。

    #深い #カッコいい #感動する

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    2021年07月26日
  • 夏への扉〔新版〕

    匿名

    購入済み

    何時でも何回でも

    昔から好きで何度読み返したかわからない作品です。読むと言うこと自体が時間を超えてしまうかの様に、しばらくするとまた読みたくなる作品です。今回は実写映画化されたのと新版になった事で、確認の為?なのかな??

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    2021年07月26日
  • 宇宙の戦士〔新訳版〕

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    読んだのはスタジオぬえ表紙の旧版です。

    ガンダムの元ネタ的目的で読んだが、アメリカンなジョックス的ストーリーで中々面白かった。

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    2021年05月06日
  • メトセラの子ら

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    中3の時に読んだけれど、内容を殆ど忘れていたので再読した。
    1941年にこれが書かれているのに、今読んでも斬新なストーリー。やはりハインラインはSFの皇帝だなぁ。

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    2020年10月08日
  • 宇宙の戦士〔新訳版〕

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    映画「スターシップトゥルーパーズ」の原作。しかしあれと本作は別物だ。異星のバグどもとの派手な戦いを求めると肩透かしをくらう。メインは軍隊に入隊した少年の成長を描いた物語となる。が、これが意外に面白い。新人機動歩兵が訓練キャンプでしごかれ、やがて士官候補生となり…。と言った割と分かりやすい内容となっている。反面、60年代当時のアメリカ軍国主義を皮肉ったものでもある、かもしれない。

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    2020年08月17日
  • 宇宙の戦士

    mac

    ネタバレ 購入済み

    力の哲学

    一部ご紹介します。
    ・弱いために侮られる者に中立という特権はあり得ない。力を放棄すれば何も守れなくなる。
    ・軍隊生活とは理不尽を絵に描いたような世界。なぜなら戦争そのものが理不尽なものだから。戦争に行った人間ほど、戦争を憎む。最前線に行った人間ほど、戦争を嫌う。
    ・子供を知識に導くことはできるが、考えさせることはできない。
    ・「わたしはお前に、いろいろなことを話して聞かせた。というのは、なぜ自分が罰せられるか解らない者を罰しても無意味だからだ。」
    ・子供に処罰を与えることは必要なのだ。痛みと共に覚えたことは忘れはしないものだから。何が悪いのか理解できないなら、それをすると痛い思いをす

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    2022年09月30日
  • 宇宙の戦士〔新訳版〕

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    やっと、読みました。機動戦士ガンダムのモビルスーツの元ネタになったパワードスーツが登場する、SF小説。
    哲学、政治、軍隊組織等についての濃厚な授業を受けているがごとく、作者が提示する社会と現代の社会との違いや、理想とするべき哲学はなにか等、深く考えさせられた作品だった。物語として、さらっと読んでも面白いし、随所でカタルシスを感じることができる娯楽作品の側面もあり、名作と言われる所以がよくわかった。
    『夏への扉』とともに、時々読み返したい作品だ。

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    2020年04月25日
  • 宇宙の戦士

    購入済み

    礼讚か、無意味さを訴えるものか

    【2019/7/31】
    ハインラインものは何冊目かです。今、SFがとても読みたい時期で、その流れでとても楽しめました。空想科学的な設定を活かして、戦争と、それに巻き込まれる若者とが活写される作品です。1959年当時、刊行された後、ベトナム戦争礼賛だ、宗旨替えだとハインラインは避難されたそうですが、これがそうなら、1987年製作の「フルメタルジャケット」だってそういわれるべきでしょう。
    作品は、主人公の一人称視点で展開されますが、周囲のものとの会話、それ以上に独白が多く、また、そのテンションが高いというのが特徴です。音で聞かせる文学作品ですね。映画化されるなら、クエンティン・タランティーノが監督

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    2019年07月31日
  • 自由未来

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    夏のハインライン祭。

    米ソの戦争のさなか、ヒューの家族は空襲警報を受け、シェルターに逃げ込んだ。2階の衝撃のあと外に出てみると、爆撃前とは似つかわぬ、自然が広がっていた。自然の中でサバイバルをしていると、見たことのない乗り物に乗った未来人が現れる。未来では、人口をコントロールするため、不思議な風習に従って国家が運営されていた…。

    ハインライン版の『家畜人ヤプー』とでもいえる作品。中程を過ぎてからの未来の生活の特殊性が非常に魅惑的(蠱惑的?)である。

    ストーリーはかなり複雑であるものの、主人公をヒューに限定し、何を行わなければならないと考えているのかを、読者に説明があるわけでもないが、しっ

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    2019年07月31日
  • ガニメデの少年

    購入済み

    出だしよさそうです!

    7月6日から読み始め、9日の未明に読み終えました。読み終えたのは旅の始まり、沖縄の空の下にて。
    SFですが、あまりファンタジックではなく、一人の少年が体験する開拓地での闘いの日々。最後、大団円に向けて急にジュブナイル的というか、ファンタジーになりますが、そこまでは「大草原の小さな家」。執筆された1950年という時期を考えると、政府組織への怒り(政府は適当にしか考えていない!)、独立独歩の精神(これぞアメリカ!)、隣人愛(世界はもっと汚いものにも思えますが・・・)などを透かして見てしまいます。
    原題は A farmer in the sky.
    アメリカという国の若々しさも反映したものに感じます。

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    2019年07月09日
  • デリラと宇宙野郎たち 未来史1

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    再読
    人類はハインラインを得ながら未だルナシティを建設しえていない
    それは悲観主義者のせいか
    この文を書くひとのような
    「もっと何もかもが悪くならん限りは、人間なんて何とかしようなんて気持ちにはならないものさ」

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    2019年01月12日
  • 地球の緑の丘 未来史2

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    「面白かったよ、チャーリー。悪い点もいろいろあったが、素晴らしい、ロマンチックな世紀だったね。そして1年ごと素晴らしくなり、さらに興奮させられるものになってきたんだ。そう、わしは金持ちになりたかったことはない。長生きして、人間が星々に行くまで生きていたかっただけだ。神様に味方していただければ、自分も月まで行きたいと思っただけだ。」

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    2019年01月12日
  • 宇宙の戦士

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    娯楽小説に止まらない、深い本だ。こういう本が不朽の名作と呼ばれるのだろうと思う。すごく面白いというだけでなく、読むたびに何かを考えさせられる。以前読んだときとは、全く違う部分に今の自分が感応するのだ。今回は、教育というものについて、改めて考えさせられるとともに、サラリーマンの在り方について、再考をさせられた。兵士だって、やること一杯で、時間が足りないと叫んでいたんだなぁと思った。

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    2018年11月12日