ロバート・A・ハインラインのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレTVアニメ『機動戦士ガンダム』のイメージ・ソースになったとの評判と、
スタジオ・ぬえの挿絵のおかげで、ハインラインの作品中、
日本で一番読まれたのがこの作品ではなかろうか?
作中の地球対エイリアンの対決構図は、
冷戦下のアメリカ対ソ連の構図そのものなのだろうが、
マッカーシズム(いわゆる赤狩り)吹き荒れた時代に著された作品でもあるので、
作中に語られた、危険なまでに先鋭化した思想は、
マッカーシズムの結果、極端に右傾化した米国の行き着いた先を
表しているようにも思う。
それにしても、地中に潜り、機動歩兵の火炎放射器に焼かれる
エイリアンのモデルはきっと、太平洋戦争中の日本軍兵士か
朝鮮戦争時 -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった。タイトルがまずロマンチックで良いし、SFの有名な作品なのでずっと読んでみたかった。
この作品で良かったのは、猫が出てくること、主人公が馬車馬のようにめちゃくちゃに働き、精力的に行動すること、そして作者自身が明日や未来へ明るい眼差しを持っていることだなと思う。
以下引用(p.391)がこの長編をノリノリで描き終えた著者のウイニングランという感じで良かった。
そして未来は、いずれにしろ過去にまさる。誰がなんといおうと、世界は日に日に良くなりつつあるのだ。人間精神が、その環境に順応して徐々に環境に働きかけ、両手で、かんで、科学と技術で、新しい、よりよい世界を築いてゆくのだ。
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Posted by ブクログ
同名の曲が好きという理由で手に取った本。
AIの発達、月移住計画、ロシアとウクライナ、中国と台湾そして、ホルムズ海峡をめぐるアメリカとイラン、令和の米騒動、匿流犯罪が起こる現代だからこそ読むべき本かも…。
法、政治、慣習はその社会の維持に必要であり、他の社会のものを適用することは征服に近いことなのだと気付かされた。
矢野徹大先生の翻訳であるが、自分の読解力、物理の知識のなさゆえに描かれている世界が上手くイメージできず、さらには何度も読みながら寝落ちしてしまい、完読にひと月かかってしまった。
教授の月独立のための思考、行動の緻密さが凄い。そして、役割を終えたAIのマイクが普通のコンピュ -
Posted by ブクログ
以前、同じハインラインの「月は無慈悲な夜の女王」を読んで、あんまり面白いとは感じなかったため、そのリベンジ?という感じでこの「夏への扉」を読んでみた。
コールドスリープとタイムトラベルを掛け合わせたストーリー。
物語としてはアイデア満載で、いろんなことが矢継ぎ早に起こり、話は様々な方向に展開する。
出てくるキャラクターも個性的で面白く、そしてどこか憎めない。
ストーリー展開もさすがだ。
ハラハラする事はないが、なるほど最後はそういうところに落ち着くんだな、という安定の作品という感じだ。
ただ、ストーリーとしてはよかったんだけれど、SFとしては少し物足りない感が残ってしまった。
まー、面白か -
Posted by ブクログ
ネタバレボリュームのあるSF作品でありながらユーモアに溢れ、スラスラと読める作品だった。
月が地球から独立する話である。月はオーストラリアのように犯罪者の流刑地であった。だから地球から見れば月は野蛮で下に見られる場所であった。しかし月に住む住民にとっては居心地が良く、逆に地球を下に見る、そんな関係だった。地球が敵である点、革命を起こす点がガンダムの話の元になっているのかな?と思った。
この作品は革命の本質を教えてくれる作品だとも感じた。組織作りの難しさ、その後の政治の動かし方など読んでいてリアリティがあり感銘を受けた。
地球に行き、地球政府と話し合うシーンはとてもワクワクして面白かった。戦争下の情 -
Posted by ブクログ
1956年に発表された作品ですが、1970年から2000年が舞台になっています。もうとっくにその年代を超えた2026年に、答え合わせ感覚で読むのも味わい深いSF小説です。本書で登場した便利マシンをはるかに超えたテクノロジーを持った現在ですが、時間旅行だけはまだ実現していないですね。
猫好きエンジニアの主人公が仕事仲間と婚約者に裏切られ、コールドスリープさせられてしまう「タイムスリップもの」ですが、自分の技術者としてのプライドを懸けて知恵を絞り、めちゃくちゃ仕事をして自分の幸せを取り戻すというストーリーです。
人物の名前が覚えられれば、もう少し楽しめたかも。あと主人公の年齢がアラフォーくらい