ロバート・A・ハインラインのレビュー一覧

  • 地球の緑の丘 未来史2

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    [宇宙操縦士 Space Jockey]
     ストーリーとしては今読んでもちょっとローテクな宇宙船のパイロットの話。なんで月への直通ロケットがなくて、地球と月の軌道上で2回も乗り換える必要があるのかというのを経済面から説明しているところなんて、いかにもって感じ。やっぱアメリカだよ。ペプシで宇宙に行けるはずだわ。
     バカ息子のせいで軌道が狂っちゃうところも、いつものハインライン。必ずこういう権力をかさに着た大バカ野郎がでてくるんだよな。ハインラインは寛容なんだけど、俺の精神衛生上はこういう奴らはもっとボコボコにしてすっきりさせて欲しかった。

    [鎮魂曲 Requiem]
     これが「月を売った男」で

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    2025年05月14日
  • デリラと宇宙野郎たち 未来史1

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    [生命線 Life-Line]
     人の寿命を測定する機械って最初聞いたときには、ウソくせえなあと思ったけど、時空存在の物質的連続性を電気的に測定するという説明には、それなりの説得性があるかも。
     それにしても、ハインラインは話作りがうまい。判事が保険会社の弁護士をやりこめるところなんて、気持ちいいもんなあ。ストーリーテラーというのは本当だ。クーンツも見習えよ。
     これがハインラインの初めて書いた小説らしいけど、頭の悪いインテリが出てくるところとか、背景が育ちのいいアメリカ人社会のリアリティで構築されているところとか、特徴はこの頃から変わってない。なにより最初からこの完成度はすごい。

    [道路を

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    2025年05月18日
  • 月は無慈悲な夜の女王

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    内容はSFとしてとても面白かったが、物語の中盤にかけて少し中だるみを感じた。

    この物語は、月を舞台にした自由と革命の物語。地球によって植民地化され、搾取される側である月の人々が、独自の文化や倫理観を育てながら、自由を求めて立ち上がる。主人公たちは、人工知能やハッカー、元犯罪者など一筋縄ではいかないメンバーで構成されており、それぞれが「自由とは何か?」という問いに向き合いながら行動していく。

    物語を読み進める中で、「人間とは?」「国家とは?」「自由とは?」といった哲学的な問いを自然と考えさせられる構造になっており、単なる宇宙冒険活劇にはとどまらない深みがある。
    ただその分、情報量が多く、思想

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    2025年05月11日
  • 宇宙の戦士〔新訳版〕

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    作品全体を通して、終盤の展開が特に印象的な本。
    ミリタリーSF特有の軍隊やロボット描写については個人的にあまり得意ではないと感じる部分もあったが、全体として普通に楽しめる作品。
    ミリタリーSFが好きな人におすすめの作品。

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    2025年01月03日
  • 宇宙の戦士〔新訳版〕

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    バグと戦う戦士となったジョニーの軍隊生活の話。

    ハインラインって本当にすごい作家だと思う。「夏への扉」とか「異星の客」と同じ作家と思えない。
    ジョニーの軍隊生活が淡々と描かれるので、何かドキドキさせられるわけじゃないんだけど、でも面白かったです。

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    2024年11月17日
  • 月は無慈悲な夜の女王

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    登場人物が多く覚えきれないのと、独特な喩えや言い回しのせいか、かなり読みにくい…翻訳のせいもあるのかな。
    登場人物の役割リストを入れてもらえたら、だいぶ違ったかと。

    50年以上前に書かれた内容にしては、ものすごい想像力!というのはわかる。
    が、どう戦争をするか、相手に要求を呑ませるのか、戦略戦術に興味があまりないのと、会話がやたら長く、誰が話しているのかも分かりづらく、中盤から苦痛に。not for meでした。
    大体のストーリーを追うために最後までパラっと読んだ。戦略思考が強い人には楽しいのかもね!

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    2024年10月05日
  • 月は無慈悲な夜の女王

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    同著者の『宇宙の戦士』と共に、ガンダムの元ネタとして取り沙汰される本作は、結論から言うとかなり退屈な小説と言わざるを得ない。ただ、アメリカ人には、独立記念日の7月4日というワードの受けがいいのか、人気作らしいです。

    内容は、どのように革命を起こし、どのように独立と自由を勝ち取るかという過程が、組織の作り方や政治のあり方などを交えて延々と語られており、責任回避のための回りくどい会話も相まって、ひたすら疲れたというより他なかったです。

    それでも、1965年当時にコンピュータやAIの未来を予見するような内容には興味深いものもありました。例えば、AIに問題を説明するだけで、プログラムをあっという間

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    2024年06月11日
  • 人形つかい

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    タイトルだけの印象でアンドロイドやロボットを使うことと思っていた。実際は違くて宇宙侵略もの。
    SFのオススメに選ばれるだけあってつまらなくはない。やはり今だと古臭さはあるかなぁ。設定は2007年の話だけれど乗り物は間違いか…

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    2022年03月20日
  • 宇宙の戦士〔新訳版〕

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    新訳版ではなく昭和54年発行(六刷)のものを読みました。検索したらなかったので新訳版で登録。字が小さく、訳が分かりにくいところもあって読むのに時間がかかったけど面白かった。私がタイトルから想像した内容とはかなり違い、組織とは何かを考えさせてくれる仕事に役立つ内容だった。

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    2021年08月13日
  • 宇宙の戦士〔新訳版〕

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    ネタバレ

    読んだのが4年も前だからあまり中身に関して詳しいことは覚えてない。
    とりあえずグダグダで途中で飽きる、最後の伏線で自分の上司(軍曹)が出てくるのも微妙。
    パワードスーツに関する所は面白かったし、好きな作者なので忖度して星3つ

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    2021年02月23日
  • 人形つかい

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    ちょっと冗長だったかな。あまりテンポはよくないし、主人公があまりにもお子様では……。話としてはおもしろかった。
    371ページでケリー大佐が言ったことは、そのまんま今のコロナ禍における未来を占っているようで……なんとも。
    ところでところどころ旧字なのはなんとかならないのだろうか。昔のものとはいえ字体くらいは最近使われているものにしてもよいのでは。邦訳なんだし……。

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    2020年07月09日
  • メトセラの子ら

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    ハインラインの夏。7月に逃げ切りできなかった1冊。

    200歳を超える長い寿命を持つ一族が、世にその存在を知られてしまう。政府は彼らを生け捕りにして、長寿の秘密を知ろうとするが、それが皆殺しにするという意味であると知ったラザルスらは、地球からの脱出を試みる。脱出した彼らを待っていたのは、異星人が住む星だった。

    なんていうか、大盛りてんこ盛りのSF作品で、でもまあハードSFってほどでもないので読みやすいがお腹いっぱいの作品である。特に前半の逃走劇、ジョッカイラの蜂人たちに会ってからは理解しやすいのだが、その間の大事な宇宙船内でのやり取りや駆け引きが、なんか頭に入ってこなくて苦労した。

    ただ、

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    2018年08月01日
  • 宇宙の戦士

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    ネタバレ

    未来の異星人との戦争を描いているが、すこし皮をめくると第二次大戦がすけて見えてくる。パワードスーツが特に目を引くが、兵士の訓練と上官と兵士の結びつきや、戦闘中の心の動きなどのほうがメインに描かれる。賛否が別れるのもわかる内容だが、成長と友情の物語として読めばそう悪くもないだろう。

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    2017年07月09日
  • 人形つかい

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    人格を乗っ取る木星タイタンからのナメクジ異星人と人類の戦い。結構勝ち目がない感じからの逆転劇、面白かった。最後はまあ要するによくある、病原菌撃退法。

    なお、題名は変に翻訳しないで、パペットマスター、のままで良かったと思う。今の時代なら。

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    2017年04月22日
  • 宇宙の戦士〔新訳版〕

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    1人の兵士が学生の頃から、軍に入るきっかけ、何が起こって現在どうあるのか、までを彼の語りで描いた話。哲学的な部分も多々あるし、具体的な絵面が浮かばなくて「?」となった場面もあって、読むのに少し時間がかかった。けれど、ラストちょっと感動。

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    2017年02月26日
  • メトセラの子ら

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    ネタバレ

    第一部は自ら存在を明かした長命族が大多数の普通の人間にねたまれて迫害され地球を去る。

    第二部は新技術の恒星間飛行により長命族が住める星を探し放浪する。やっと見つけた星には先住民がおり、そこでも受け入れられず強制的に他の惑星に退去させられる。その惑星の先住民は一見友好的だが、そこでの生活は何もする必要のないものだった。そのため、真に生きようとする人たちはここを離れ地球に戻ろうと決心する。この惑星に残る少数を残し地球に戻った長命族は、地球の人々が独自に長命を手に入れていたのを発見する。長命により人口が増えすぎた地球は長命族の持つ恒星間飛行の技術により他の惑星に移住することにした。

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    2016年02月28日
  • 時の門

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    正直読んだ記憶がない
    表紙   5点野中 昇
    展開   5点1959年著作
    文章   5点
    内容 575点
    合計 590点

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    2016年01月27日
  • 宇宙の戦士

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    SF小説として評価が高かったために少々古いものであったが読んでみた。
    まだまだSF小説に慣れていないこともあってか、いまいち入り込むことができなかった。

    途中からの戦闘シーンなどはドキドキしながら読み進められたが、少々専門的な言葉が多かったこと、また終わり方も個人的にはしっくりこなかった。

    SF小説に興味を持ち始めて、いろいろ読んできているがもっと多くの本を読んで改めてこの本を読むと、また違った面白さを感じることができるのかもしれない。

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    2016年01月04日
  • 愛に時間を 3

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    前同
    表紙   5点野中 昇
    展開   6点1973年著作
    文章   6点
    内容 550点
    合計 567点

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    2015年12月16日
  • 愛に時間を 2

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    前同
    表紙   5点野中 昇
    展開   6点1973年著作
    文章   6点
    内容 550点
    合計 567点

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    2015年12月16日