【感想・ネタバレ】宇宙の戦士のレビュー

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力の哲学

mac 2020年05月29日

一部ご紹介します。
・弱いために侮られる者に中立という特権はあり得ない。力を放棄すれば何も守れなくなる。
・軍隊生活とは理不尽を絵に描いたような世界。なぜなら戦争そのものが理不尽なものだから。戦争に行った人間ほど、戦争を憎む。最前線に行った人間ほど、戦争を嫌う。
・子供を知識に導くことはできる...続きを読むが、考えさせることはできない。
・「わたしはお前に、いろいろなことを話して聞かせた。というのは、なぜ自分が罰せられるか解らない者を罰しても無意味だからだ。」
・子供に処罰を与えることは必要なのだ。痛みと共に覚えたことは忘れはしないものだから。何が悪いのか理解できないなら、それをすると痛い思いをすると学習させるしかない。
・体罰とは、医療における外科手術のようなものだ。安易に行えば、人体を徒に傷つけ、生命を危険にさらす。しかしながら、手術によってしか治せない場合もあるのだ。
・価値あるものが無料であることはない。呼吸さえも、大変な努力と苦痛を伴う出産を経なければ手に入らない。苦しみと汗と献身という代価を払った者が、人生で最善のものを手にすることができる。
・全ての道徳性の基礎となるものは、義務である。義務とは成人の美徳だ。
・「わしには、信念に基づいた行為をすることが必要だったんだ。自分が男であることを証明する要求に迫られていたのだな。ただ物を生産し消費する経済的な動物ではなくて、男であるってことを。」
・家族、あるいは種族全部といった単位以上の社会的責任ということには、想像力が必要になってくる。献身、忠誠心を始めとする高度な美徳は、自分自身で発揮しなければならない。
・どんな種族であろうと、その人口増加にストップをかけるものは、膨張を続ける種族によって押しのけられてしまう。人間は、生存する意志と、あらゆる競技に勝ち抜く能力を持った野獣なのだ。人間がこの事実を受け入れない限り、道徳、戦争、政治を正しく認識することはできない。正しい道徳は、人間のなんたるかを知ることから生じる。
・故郷とは心のあるところだ。

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礼讚か、無意味さを訴えるものか

でいたん 2019年07月31日

【2019/7/31】
ハインラインものは何冊目かです。今、SFがとても読みたい時期で、その流れでとても楽しめました。空想科学的な設定を活かして、戦争と、それに巻き込まれる若者とが活写される作品です。1959年当時、刊行された後、ベトナム戦争礼賛だ、宗旨替えだとハインラインは避難されたそうですが、こ...続きを読むれがそうなら、1987年製作の「フルメタルジャケット」だってそういわれるべきでしょう。
作品は、主人公の一人称視点で展開されますが、周囲のものとの会話、それ以上に独白が多く、また、そのテンションが高いというのが特徴です。音で聞かせる文学作品ですね。映画化されるなら、クエンティン・タランティーノが監督するとはまりそうです。
(^-^)/

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Posted by ブクログ 2018年11月12日

娯楽小説に止まらない、深い本だ。こういう本が不朽の名作と呼ばれるのだろうと思う。すごく面白いというだけでなく、読むたびに何かを考えさせられる。以前読んだときとは、全く違う部分に今の自分が感応するのだ。今回は、教育というものについて、改めて考えさせられるとともに、サラリーマンの在り方について、再考をさ...続きを読むせられた。兵士だって、やること一杯で、時間が足りないと叫んでいたんだなぁと思った。

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Posted by ブクログ 2015年11月26日

宇宙の歩兵の物語。宇宙という話は置いておいても、成り立つ物語の構成ではある。
物語としては、ワクワクがありおもしろい。

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Posted by ブクログ 2014年12月15日

ハイライン ガンダムのはしり   
表紙   8点スタジオぬえ
展開   8点1959年著作
文章   8点
内容 753点
合計 777点

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年07月10日

小学校の頃から、かれこれ30年近く読んでる本。今持ってるのはたぶん4冊目くらい。
年齢や立場が変わるにつれて、好きな部分が変わっていきます。
小学校のころはもちろんパワードスーツの出てくるシーン。
大学生や社会人になりたてのころはジョニーの新兵訓練のシーン。
子供ができた最近では、デュボア先生の講義...続きを読むのシーンが好きですね。
特に仔犬の飼い方から青少年の道徳についてのパート(185ページから)が気に入っています。

とっかかりは表紙のパワードスーツでしたが、人間としての成長や、現代社会がかかえる社会的な問題も提起している、良書だと思っています。

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Posted by ブクログ 2012年04月04日

有名すぎるくらいに有名なSFですが、SFというよりは
理想的な軍隊のお話のような気が。

「軍隊」というもの、「兵士」という存在がどんなものなのか
よく分かる一冊です。自衛隊アレルギーとか、「軍隊とは何ぞや」
という事も知らずに騒いでいる、妙な平和主義の人たちに
是非とも読んでもらいたいS...続きを読むFです(笑)

ところでこの本の中で推奨されている犯罪者への「鞭打ちの刑」には
私も賛成です。犯罪者を税金かけて長期間拘束するよりも、
鞭打ちの刑で済ませてとっとと放免した方が、コストも安いし
再犯防止にはずっと効果的なような気が(-_-)

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Posted by ブクログ 2013年11月02日

実はこれはハインラインにはまって読みあさってた頃より、少しあとになって読んだものです。
でもって、メカニカルな部分がいまいちついていけずに、一度は投げ出した本。

あとで読み直してみればメカニカルというほどのことはなく、人間がきっちりと描かれていたりの、好物SFだったので、最初に読んだときはなぜそん...続きを読むな印象になっちゃったのか思い返しても不思議です。

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Posted by ブクログ 2013年06月22日

[作品]
1959年発表。

アメリカSF界の大御所 ロバート・A・ハインライン 著

1960年ヒューゴ賞受賞。

1967年出版。 早川書房。

矢野 徹 訳

[内容・あらすじ]
人類が惑星を行き来できるほどの技術を持つようになった少し遠い未来。人類は昆虫型の異星人と戦争状態にあった。本作は、...続きを読むその中で軍人であり機動歩兵と呼ばれる陸戦兵器の乗り手である主人公の活躍を描いた物語である。


本作で物語の中核の一つである機動歩兵は、国民的な人気アニメ「機動戦士ガンダム」に登場する兵器モビルスーツの元ネタといわれている。また、ガンダムとは別に本作を原作にバンダイが製作したアニメが存在する。

[感想]
個人的には一人の青年の成長物語として終始わくわくしながら読んでいたが、読後にネットなどを覗いてみると、どうやら本作は設定の一つ一つが現実社会を比喩しているらしい。まったく気が付かなかったわけではなかったが、解説を流し読みするだけでもココもココもココもと次々と出てくるので、そのつどなるほどと感心してしまった。純粋な人間ドラマ、娯楽作品としての面白さを保障しつつ学問、哲学的な部分まで踏み込んでいるのだから作者はエライ人だ。

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Posted by ブクログ 2013年05月05日

発表当時帝国主義、教条主義云々で物議をかもした作品ですが、40年たった今では、暴力が平和維持には不可欠であるという世界観の中のビルドゥングスロマンとして、肩の力をぬいて読むことができるでしょう。映画『スターシップ・トゥルーパーズ』の原作であり、機動戦士ガンダムの元ネタでもあります。

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Posted by ブクログ 2013年01月02日

ハインラインを代表する本書は、ヒューゴー賞受賞の問題作。
問題作でも面白いんだ。

物語は、蜘蛛に似た宇宙生物との戦争下、地球連邦軍に入隊した主人公が徹底的な訓練と実戦を経て、一人前の機動歩兵に成長するというもの。
一見すると、異星人との熱いバトル小説なのかと思いきや、戦闘の描写はほんの一握りで、訓...続きを読む練や軍務を通じての主人公のモノローグが残りの中心です。
このモノローグによって、主人公がいかに一人前の軍人に成長していくかが解ります。そして、主人公の成長に一役買うのが、歴史哲学教師であるデュボア退役中佐。この教師自体は著者の代弁者とみるのが適当であって、その代弁者が軍国主義、戦争や暴力を肯定しまくるから、ややこしい。恐らく、本著が問題作と呼ばれた所以の大部分は、このデュボア退役中佐の発言にあったのだろう。
確かに過激。だけど、理解できる箇所もあったりして、正直楽しめました。

本書はヒューゴー賞を受賞したとのことですが、パワードスーツといったSF要素で点を稼いだのか、それとも著者の哲学が決め手になったのか気になるところですね。

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Posted by ブクログ 2012年12月30日

映画スターシップ・トルーパーズの原作。知り合いの人からこの作品ができた背景を聞いて、熱血漢溢れるこのストーリーに納得。そこから映画ができた話を聞いて、さらになるほど。時代背景を含めて読むとそれはそれは面白い。

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Posted by ブクログ 2012年10月18日

「月は無慈悲な夜の女王」とともにガンダムの元ネタということで遅ればせながら読んでみた。

タイトルからもっと戦闘シーンの多い内容なのだろうと予想していたが、そうではなかった。

メインはむしろ主人公の青年が軍隊経験を通じて大人に成長していくその道のりであって、戦争は厳しい社会の暗喩として描かれていた...続きを読むように思う。

戦争シーンの生々しく過酷な描写が意図的に避けられているので肩透かしを食らった感のある読者もいるだろうが、僕はエンターテイメントとして高いレベルで完成された、熱い青春物語としてとても楽しく読んだ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年05月25日

1人の志願兵時代から引退までの物語。
まあ軍隊ってこういうものだよねとは思うし、色々考えさせられる。
物語は、つまらなくは無いけど、盛り上がりはあまりなく淡々と進む。

あと、1966年にパワードスーツを想像していたことは凄い。

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Posted by ブクログ 2012年02月27日

書評は人を映す鏡だと思うのだが、これほど千差万別な映り方をする鏡も珍しい。
訳が読みやすく、つい時間を忘れて読みふけってしまう魅力がある。

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Posted by ブクログ 2011年11月07日

SFというか啓蒙本だった気がする。
ハインラインの本はこれが初めてだったけどもっと読みたいと思った。

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Posted by ブクログ 2011年11月01日

SF マガジン誌での石川喬司氏の、
本作についての新刊書評に対する反論投稿。
さらに 17 通の様々な投稿とその後の論争。
ネットの無い生真面目な時代がかつてあったのだと感じる。
今なら炎上状態で、にっちもさっちもいかなくなっていたのであろう。
ミリタリー SF として純粋に楽しんでしまって申し訳な...続きを読むい。
モビルスーツに与えたパワードスーツの影響が、
計り知れない事は容易に想像される。

1960 年 ヒューゴー賞長編小説部門受賞作品。

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Posted by ブクログ 2010年12月28日

だいぶ前に読み終わった本。
テレビを見ていた時に「ガンダム」の元になった要素がけっこうでてくると言っていて、ああ、なるほどねと思った一冊。
モビルスーツの原型みたいな強化服というのがでてきて、これを巨大化させるとそのまま「ガンダム」みたいな。
敵は異星人だし、あまり重い話はでてこないのでさくさく読め...続きを読むて面白かった。

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Posted by ブクログ 2010年11月08日

軍国主義への風刺がかなり効いた洋画「スターシップトゥルーパーズ」の原作。
こちらは風刺を効かせた作風ではないが、映画が好きなら読んでも損にはならない。

他惑星の生物バグによる侵略から故郷を守るために、軍に志願した若者の話。
バグの描写や戦闘が、臨場感溢れており、恐怖できる。
戦艦や訓練、装備なども...続きを読む密に書かれていて、SF好きには堪らない。

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Posted by ブクログ 2010年07月19日

「ガンダム」の発想の元となった小説として名高いが、パワードスーツがどうのこうのというより、終始「愛国心」について説教され続けているといった印象。

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