ロバート・A・ハインラインのレビュー一覧

  • 時の門

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    時間SFで有名な作品、ぜひ読みたかった、読んでよかった、という作品。その他にも少し不気味な「血清大作戦」や「金魚鉢」など人間の無力感を感じる作品がなかなかです。

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    2009年10月04日
  • 愛に時間を 2

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    ジョウとリータの物語、ドーラの物語、そして現在が語られます。ジャスティンを本編に登場させたのが上手いなと思いました。

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    2009年10月04日
  • 愛に時間を 1

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    長命種の長老、ラザルス・ロングの長い長い物語です。年に一度は読んでいる気がします。上手く表現出来ないのですが、こんなに完成された物語があるのだと読むたびに感動します。

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    2009年10月04日
  • 落日の彼方に向けて 下

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    著者に続き、2004年10月に、訳者の矢野さんも亡くなられました。そのニュースを知って、わたくしはこの作品を読み返してみました。原題は「To Sail Beyond the Sunset」。人生は旅である、という言葉はよく耳にしますが、人生の終わりもまた、船出である、ということのなだと思いました。でも、そういった背景など考えなくても、この作品は充分におもしろいし、最高です。自分の祖父も、けっこう無茶苦茶な人物だなぁと思っていたこともあったけれど、これほどまでじゃなかったなぁ。わたくしも、歳をとっても、こんな素敵さを忘れずにいたいです。

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    2009年10月04日
  • 落日の彼方に向けて 上

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    今までの集大成として描かれていく、モーリン・ジョンソンの人生。この人がいないと、アノ人もいないわけで、ハインラインの未来史における最重要人物の母の視点で、いままでとこれからとそれ以外が、入り乱れながら目の前に広げられて行きます。こうあるべきだ、ということよりも「こうならいいな」の風呂敷包みをいっぱい持っていて、至極開けっぴろげにどんどん開いて見せてくれた、ロバート・A・ハインライン。あまりに格好いいことに、これが最後の贈り物です。

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    2009年10月04日
  • 夏への扉〔新版〕

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    外国の文学で読んでおくべき作品としてChatGBTにオススメされた本の1つです。
    読み終わって気付いたけど、これ1950年代とかに発表された作品なんですね! 今書かれたと聞いても遜色無いくらい、ロボットの描写などが分かりやすく近未来感出てて好きでした。この作品が発表された時は未来を想像して皆さんワクワクしてたでしょうね!
    途中の伏線もちゃんと回収されてました。
    最後あの人何処に行ったんだろって思った節はありますが、、! 猫ちゃんが出てくる作品はやっぱ良いですね。

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    2025年12月01日
  • 夏への扉〔新版〕

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    コールドスリープ×タイムトラベルというのが古い作品ですが新鮮に感じました。
    キャラクターがすごく生き生きとしていて好きです。
    ダニエルとピートの人間と猫のコンビも素晴らしいですし、ベルとマイルズの二人もいい具合の悪役で良かったです。

    1点引っかかるのは30歳の男がいくらコールドスリープがあるとはいえ、11歳の子(しかもよく知ってる子)と結婚の約束をするところです。
    昔の作品だから仕方ないのかもしれませんが、流石にちょっと気持ち悪いと思いました。

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    2025年11月27日
  • 夏への扉〔新版〕

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    途中ヒントになる描写がありつつ、意外な展開もありワクワクしながら読めた。
    SF作家が想像した30年後(2001年)は今よりずっと進んでる。というか、55年経っても生活はそんなに変わってないよ。
    医療やロボット工学は進んでるのに、固定電話や現金決済は変わらずで、社会の情報化は想像外だったのね。

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    2025年11月17日
  • 夏への扉〔新版〕

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    主人公のキャラクターが、失敗もするし、開発愛に溢れているし、とてもいい。愛猫ピートも猫の愛おしさに溢れていてとても好き。

    万能(フレキシブル)フランク、ハイヤーガール、護民官ピート、窓拭きウィリーなどの機械たちが生き生きと感じられる(人格的なものは備わっていない機械にそう感じるのはおかしな感覚だが、主人公の機械への愛がそうさせているのかもしれない)。

    話もよく練られていて面白い。
    語り口も面白い。

    コールドスリープに入った人間が二重になってしまうのでは…?と思うのですが、何かしらのパラドックス的なものが働いたのかもしれない。

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    2025年11月10日
  • 夏への扉〔新版〕

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    こういうSF大好き。主人公のへこたれなさ、技術者としての矜恃と発明家としての才、そして愛猫ピートへの愛と信頼。応援したくなる物語であり、こいつならなんとかするだろうという安心感もある。

    コールドスリープとタイムトラベルを用いた前後両方への時間移動が登場する世界。とはいえそこまで超未来的な描写はなく、あくまで2000年代のアメリカなんだなあと思う部分もあったりして、不思議なバランス。それもそのはずでこの小説は70年ほど前に書かれているから、全て想像上の世界。作者が思い描いた程は科学技術は進歩していないような気がする2025年現在。あと100年後の未来はどんな感じなんだろう。

    現実の2002年

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    2025年11月04日
  • 月は無慈悲な夜の女王

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    タイトルから想像したのとは異なり、目立った展開はそこまでなかった。
    しかし、月世界植民地が地球政府に対して独立を宣言するという特殊な舞台設定ではありながら、その内容は極めて現実的なものであって、組織の構造や情報の重要性などの学びが得られるような作品だった。
    読み終わった後に気づく、マイクの安心感。

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    2025年11月02日
  • 月は無慈悲な夜の女王

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    ネタバレ

    シンプルなストーリーなのにSF要素、戦略、政治、バトル、恋愛などが中途半端に展開し複雑すぎる。
    マンと教授が凄すぎて他は凡人にすぎない。

    終わりかたも普通すぎた。一回だけ笑えるとか言ってとんでもないことをマンがやらかすのを期待してた。

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    2025年10月22日
  • 夏への扉〔新版〕

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    冷凍睡眠やらガレージ起業やら、発明したロボットのネーミングやら、猫のピートやら。登場するキャラクターを介して当時まだそう呼ばれ始めたばかりのシリコンバレーの雰囲気が肌に感じ取れる。どこかなじみのある設定はなぜだろうとふと考えた時、あ、日本にはドラえもんがいるじゃないか。夏への扉はどこでもドアだ。やっぱり好きだな、古典SF。

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    2025年10月19日
  • 夏への扉〔新版〕

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    ネタバレ

    ピートという可愛い猫が登場する、タイムリープ系のSF小説。中盤以降、ピートが物語から離れてしまってからは、「ピートはどうなったんだろう」と気になって仕方がなかったが、最後には綺麗に伏線が回収されていて胸がすっとした。時間軸がぐるりぐるりと回りながら、一筆書きのように繋がっていく展開が読んでいて心地よかった。
    SF小説を読むのは初めてだったが、「SF×動物(猫)」という組み合わせはあまり見ない気がした。ふとドラえもんを思い出したが、猫的な存在がいると、どこか人間味が増して、科学の世界にも温かみが生まれるように感じた。
    また、作中で未来の機械として登場するものの中には、現代で実際に実現しているもの

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    2025年10月06日
  • 月は無慈悲な夜の女王

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    かつて知人にこう言われた。ハインラインはタカ派の作家である、と。確かに『宇宙の戦士』は好戦的な内容とも捉えられるし、本作で月世界植民地が地球政府に対して独立を挑む、という内容もそういう風に見て取れる部分はある。
    ただ、だからと言って本作が戦争を賛美し、他国に攻め込んで逆らう奴ァ皆殺しにしてしまえ! と叫んでいるかと言うとそうでもない。
    月世界の描写は圧倒的で様々な登場人物からなる群像劇になっているし、何と言っても一人の人間から見た「革命」の図がいい。壮大な物語でごちゃっとしそうだが、一人から見た図だから難解になっていないのだ。強大な地球政府とどう戦うのか? これには大変興味を惹かれた。

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    2025年09月23日
  • 夏への扉〔新版〕

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    古典SFということでみがまえてましたが、
    猫ちゃん!!!
    猫が出てくる小説はあたりです。
    失ったものを取り戻すために現在未来過去へと
    行ったり来たりするダンの冒険物語でした。
    すでに描かれている未来よりも遠くに私たちはいますが、こんなロボットがいたら便利だよな~と思いながら読んでしまいました。とてもおもしろかったです。

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    2025年09月04日
  • 夏への扉〔新版〕

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    夏への扉
    2025.09.04

    猫のピートが夏へ続いている扉を見つけるまで何回も繰り返し扉を開け続ける姿と、冷凍睡眠やタイムスリップを通して行動を積極的に起こし、変化を求める主人公の姿が重なった。
    どんなことでも決してあきらめないことの大切さが抽象的な表現からも伝わってきた。親友と恋人を失った男の反逆物語である。

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    2025年09月04日
  • 夏への扉〔新版〕

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    SF読みたい!海外文学読んでみたい!
    と思った今年の夏です。

    人生で初めての海外SF作品。

    愛猫のピートが可愛くて。
    友人、恋人に裏切られ、
    全てを奪われた主人公のダン。

    望まぬ形でコールドスリープ(冷凍睡眠)し、
    寝覚めたのは2000年。

    最後に色々な伏線を回収してくれ、
    読後は良かったです!

    そして訳が読みやすくなっているからか、
    全く古さを感じませんでした!

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    2025年08月24日
  • 月は無慈悲な夜の女王

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    月の文化(特に結婚や法律について)の設定が中々練られていて面白い。
    地球の連中とやり合う上で、有利な点と不利な点がハッキリしている。
    その上で、最大限有利な箇所を押し付け、誇大に広告し、そう思わせ交渉する。
    綱渡りの革命戦略が面白かった。
    最後のマイクについては、どういうことだろうか。
    物語上の美しく、余韻を残す結末の為、という以外の理由はあるのだろうか。

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    2025年08月23日
  • 夏への扉〔新版〕

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    ライブハウスでバイトをしていた当時、お客さんに薦めてもらった本。10年以上経ってしまったが、今さらながら読み終えた。SF小説=ディストピア作品、という私の固定観念を壊してくれた。

    夏への扉。タイトル通りのさわやかな読後感を味わうことができた。
    ジャンル的には確かにSFなんだけど、ヒューマンドラマ性が強くて日本人には比較的親しみやすいんじゃないだろうか。

    SF小説かつ和訳本ということで読みづらいのではないかと当時は避けてしまっていたが、とても読みやすかった。
    私が海外の本が苦手な理由の一つに、カタカナの固有名詞が多くて何が何なのかが一致しなくなる問題が発生することが挙げられる。その一点におい

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    2025年08月16日