ロバート・A・ハインラインのレビュー一覧

  • 自由未来

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    (一部の?)アメリカ人が「自由」というものを
    どう捉えているのかの一端を知る。
    本当に自由というのは誰かの庇護のもとにはなく
    自分の裁量で最良をえらぶのかという信念を。
    なんの実用性もない動物にもかかわらず
    人類のパートナーとして2度猫を選ぶところは
    自由の意味を表す象徴か。(愛玩動物だけど)
    そして、人間のしぶとさを絡めて、
    飼いならされた人間には、そういう信念が
    時にどれほど鬱陶しく、時に妥協や甘受を
    できない人のガムシャラさが愚直に感じるかを。
    それから、ちょっと「常識」を別の角度からみたら
    どんなに突っ込みどころがあるかも。
    核戦争をシェルターでしのいだ一家が
    荒野でサバイバルかと思い

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    2015年02月27日
  • 人形つかい

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    ネタバレ

    2007年、いままでに何度も噂のあった宇宙船の着陸がアメリカ、アイオワ州で確認された。”機関”のエージェント、サムはおやじと呼ぶボスと赤毛のメアリとともに宇宙船の調査に向かう。そこには偽装された宇宙船が見つかり、すでに何者かの手で本物の宇宙船は撤去されたものと思われた。メアリの不思議な力により正体を見破り一人の男を殺す。その死体の背中には奇妙な盛り上がりが見える。調べてみるとなめくじ状の生物が背中に取り付いていた。宇宙船に乗ってやって来たなめくじ状の生物が人間に寄生しあやつっていた。

    この事実を大統領に知らせ早急に対策を取ろうとしたが信じてもらえなかった。寄生された人間を映像で大統領に見せ信

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    2015年02月21日
  • メトセラの子ら

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    ハイライン ラザロス・ロング物のオープニング   
    表紙(旧)6点岩淵 慶造
    展開   7点1958年著作
    文章   6点
    内容 651点
    合計 670点

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    2014年11月12日
  • 愛に時間を 1

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    SFの巨匠、ロバート・A・ハインラインの哲学・価値観が詰まった作品。
    4000年を生きる長命種の長老「ラザルス・ロング」の送った、幾つもの人生を通じて、作者の考えや想いを描いている。

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    2014年11月03日
  • メトセラの子ら

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    だいぶ間を空けながら読んでたから前半部分は正直印象に残ってないかな。
    中盤あたりまではダラダラとあんまり話が進まずに動きがなかったから、ちょっと読んでて辛かった。
    後半の宇宙に出てからようやく面白くなってきた感じだったので、辛抱強く読んでいく必要あり。
    違う惑星を見つけてからが本番。でも前半もしっかりと読んでないと、ただ宇宙を冒険しただけの話で終わってしまうから、前半も大事ではある。

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    2014年03月10日
  • 人形つかい

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    ナメナメとの戦いと言うことで、いまいち手に取るのを長年躊躇していたのを後悔している。

    ナメナメに似た寄生型エイリアンに地球が侵略されていくわけだけど、何が面白いって寄生され中の主人公の語りまであるところが斬新。
    その他にもギャグにしか見えないけれど、本人達は大真面目にやっているある事など最後まで楽しく読めた。

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    2013年11月30日
  • 宇宙の戦士

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    実はこれはハインラインにはまって読みあさってた頃より、少しあとになって読んだものです。
    でもって、メカニカルな部分がいまいちついていけずに、一度は投げ出した本。

    あとで読み直してみればメカニカルというほどのことはなく、人間がきっちりと描かれていたりの、好物SFだったので、最初に読んだときはなぜそんな印象になっちゃったのか思い返しても不思議です。

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    2013年11月02日
  • デリラと宇宙野郎たち 未来史1

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    未来史と呼ばれるシリーズには属していますが
    シリーズというよりは独立したひとつの作品かな。

    ハインラインの作品は
    なんとなく日本人にはユーモアの観点で
    ?となるタイプかもしれません。
    でも、人をメインとして書いているその作品は
    時に宇宙ロマンを抱いた男の壮大な記録なんかも
    描ききります。「月を売った男」がまさにそう。

    ちなみに表題作は
    ユーモアSFです。
    タイトルにだまされちゃうと思います。

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    2013年08月28日
  • 宇宙の戦士

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    [作品]
    1959年発表。

    アメリカSF界の大御所 ロバート・A・ハインライン 著

    1960年ヒューゴ賞受賞。

    1967年出版。 早川書房。

    矢野 徹 訳

    [内容・あらすじ]
    人類が惑星を行き来できるほどの技術を持つようになった少し遠い未来。人類は昆虫型の異星人と戦争状態にあった。本作は、その中で軍人であり機動歩兵と呼ばれる陸戦兵器の乗り手である主人公の活躍を描いた物語である。


    本作で物語の中核の一つである機動歩兵は、国民的な人気アニメ「機動戦士ガンダム」に登場する兵器モビルスーツの元ネタといわれている。また、ガンダムとは別に本作を原作にバンダイが製作したアニメが存在する。

    [

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    2013年06月22日
  • 宇宙の戦士

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    発表当時帝国主義、教条主義云々で物議をかもした作品ですが、40年たった今では、暴力が平和維持には不可欠であるという世界観の中のビルドゥングスロマンとして、肩の力をぬいて読むことができるでしょう。映画『スターシップ・トゥルーパーズ』の原作であり、機動戦士ガンダムの元ネタでもあります。

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    2013年05月05日
  • 宇宙の戦士

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    ハインラインを代表する本書は、ヒューゴー賞受賞の問題作。
    問題作でも面白いんだ。

    物語は、蜘蛛に似た宇宙生物との戦争下、地球連邦軍に入隊した主人公が徹底的な訓練と実戦を経て、一人前の機動歩兵に成長するというもの。
    一見すると、異星人との熱いバトル小説なのかと思いきや、戦闘の描写はほんの一握りで、訓練や軍務を通じての主人公のモノローグが残りの中心です。
    このモノローグによって、主人公がいかに一人前の軍人に成長していくかが解ります。そして、主人公の成長に一役買うのが、歴史哲学教師であるデュボア退役中佐。この教師自体は著者の代弁者とみるのが適当であって、その代弁者が軍国主義、戦争や暴力を肯定しまく

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    2013年01月02日
  • 宇宙の戦士

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    映画スターシップ・トルーパーズの原作。知り合いの人からこの作品ができた背景を聞いて、熱血漢溢れるこのストーリーに納得。そこから映画ができた話を聞いて、さらになるほど。時代背景を含めて読むとそれはそれは面白い。

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    2012年12月30日
  • 宇宙の戦士

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    「月は無慈悲な夜の女王」とともにガンダムの元ネタということで遅ればせながら読んでみた。

    タイトルからもっと戦闘シーンの多い内容なのだろうと予想していたが、そうではなかった。

    メインはむしろ主人公の青年が軍隊経験を通じて大人に成長していくその道のりであって、戦争は厳しい社会の暗喩として描かれていたように思う。

    戦争シーンの生々しく過酷な描写が意図的に避けられているので肩透かしを食らった感のある読者もいるだろうが、僕はエンターテイメントとして高いレベルで完成された、熱い青春物語としてとても楽しく読んだ。

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    2012年10月18日
  • 宇宙の戦士

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    ネタバレ

    1人の志願兵時代から引退までの物語。
    まあ軍隊ってこういうものだよねとは思うし、色々考えさせられる。
    物語は、つまらなくは無いけど、盛り上がりはあまりなく淡々と進む。

    あと、1966年にパワードスーツを想像していたことは凄い。

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    2012年05月25日
  • 人形つかい

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    最近海外SFがマイブームだ。
    ハインラインとか文学少女っぽくね?みたいなのもある。

    あっという間に読めちゃった。おもしろいね。
    別のモノに自我が乗っ取られるおぞましさっていうのが、 感覚として伝わってきた。幸福とか充足って、”そういうこと”じゃないんだよね。

    表紙の人物、誰が誰だか全然わかんないんだが。まあ、気にしまい。

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    2011年12月13日
  • 宇宙の戦士

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    SFというか啓蒙本だった気がする。
    ハインラインの本はこれが初めてだったけどもっと読みたいと思った。

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    2011年11月07日
  • 宇宙の戦士

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    SF マガジン誌での石川喬司氏の、
    本作についての新刊書評に対する反論投稿。
    さらに 17 通の様々な投稿とその後の論争。
    ネットの無い生真面目な時代がかつてあったのだと感じる。
    今なら炎上状態で、にっちもさっちもいかなくなっていたのであろう。
    ミリタリー SF として純粋に楽しんでしまって申し訳ない。
    モビルスーツに与えたパワードスーツの影響が、
    計り知れない事は容易に想像される。

    1960 年 ヒューゴー賞長編小説部門受賞作品。

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    2011年11月01日
  • 人形つかい

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    ロバート・A・ハインラインと言えば、

    「夏への扉」と「人形つかい」。

    ウエットなところが、他のSFとは全然違う。
    読後感の良さは比類なし。

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    2011年09月05日
  • 宇宙の戦士

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    だいぶ前に読み終わった本。
    テレビを見ていた時に「ガンダム」の元になった要素がけっこうでてくると言っていて、ああ、なるほどねと思った一冊。
    モビルスーツの原型みたいな強化服というのがでてきて、これを巨大化させるとそのまま「ガンダム」みたいな。
    敵は異星人だし、あまり重い話はでてこないのでさくさく読めて面白かった。

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    2010年12月28日
  • 宇宙の戦士

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    軍国主義への風刺がかなり効いた洋画「スターシップトゥルーパーズ」の原作。
    こちらは風刺を効かせた作風ではないが、映画が好きなら読んでも損にはならない。

    他惑星の生物バグによる侵略から故郷を守るために、軍に志願した若者の話。
    バグの描写や戦闘が、臨場感溢れており、恐怖できる。
    戦艦や訓練、装備なども密に書かれていて、SF好きには堪らない。

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    2010年11月08日