ロバート・A・ハインラインのレビュー一覧

  • 宇宙の戦士〔新訳版〕

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    ―「お嬢さん、きみがまちがって”道徳的本能“と呼んだものは、年長者たちによってきみの中に植え付けられてきた、きみ個人の生存よりも大きな強制力をもつ生存があるという真理なのだ。」

    ―「わたしはようやく自分の調子が悪い理由に気づいたのだ」「わたしは信念にもとづいて行動しなければならなかった。自分は男であると証明しなければならなかった。ただ生産して消費するエコノミックアニマルではなく……男であると」

    ―その名は輝く、その名は輝く、ロジャー・ヤング!

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    2024年01月26日
  • 宇宙の戦士〔新訳版〕

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    戦闘表記や戦術が細かく記述されており、躍動感が凄い物語であった
    それが故に、取っつきにくいのかなと思うところもある
    中学生の時に読んでいたら間違えなく布陣や戦術を実証しようとしていただろう
    それだけ中二心を刺激する内容だった

    しばらくはバグとの戦争の結末がどうなったか夢想する日々が続きそうだ

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    2023年11月23日
  • 宇宙の戦士〔新訳版〕

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    宇宙の“バグ”との戦いを描いた物語であるが、その中身は壮大な戦争論だったと思う。しかも、かなり極端な方へ振り切った。
    でも、出会って良かった作品なのは間違いない。

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    2022年11月01日
  • 人形つかい

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    SF。侵略SF。
    初めて読み切ったハインラインの長編作品。
    派手な展開に、恋愛要素もあったりして、想像以上に読みやすい。
    じっくり考えるよりも、気楽に楽しむ娯楽作品。
    〈上半身裸体計画〉〈日光浴計画〉は、想像するとかなり滑稽。全体的には映画化しやすそうな作品だと思うけど、この二つの計画のせいで無理そう。
    終盤の解決に向かう計画を立てる段階が一番好み。
    侵略SFの代表作の一つで間違いないでしょう。

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    2024年05月28日
  • 宇宙の戦士〔新訳版〕

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    1960年のヒューゴー賞受賞作品。若き軍人の成長・昇進物語、の宇宙版といった印象。しかし文章の大半が軍隊での訓練と、軍国主義的な講釈で進み、ハインラインの思想書にも思える。パワードスーツの設定をはじめとするミリタリーSFな世界観はガンダムの着想元になったらしく、確かに読んでいて男の子の心をくすぐるものがあった。新兵から士官学校に至るまでの訓練の描写は、「愛と青春の旅だち」なども思い出させる。色々と後世への影響が大きい作品なのだろう。1997年の映画化は知っていたが、80年代に日本でもOVAとして映像化されているとのこと。製作はサンライズ、ガンダム好きとしては見るしかないかも??

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    2021年07月18日
  • 宇宙の戦士〔新訳版〕

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    ヒューゴ賞受賞作 1959年S34 発表
    地球連邦軍に志願しパワードスーツ装着した
    精鋭機動歩兵隊に配属される若者が成長し士官を目指す物語。発表時にはリバタリアン作家の軍事教練小説と批判も。機動戦士ガンダムの地球連邦軍の設定モビルスーツは本作の影響を大いに受けたようです。 

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    2021年06月17日
  • 月は無慈悲な夜の女王

    ネタバレ 購入済み

    表紙とタイトルに惹かれて読み始めたものの、訳に馴染めなくて再挑戦。
    教授やマヌエルが繰り広げる政治的な駆け引き、宇宙船も水爆も持たない月世界が如何にして地球と戦うか、最後までドキドキしながら楽しめた。
    特にマイクが何でもこなしちゃうのに驚き、それにもまして根っこは子どものままのマイクであるのが頗る魅力的。ラストがあまりあっさりしてるのが拍子抜けだけど、このゆるい感じがマヌエルらしい。タンスターフル。

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    2021年01月16日
  • 人形つかい

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    地球外生物の侵略から人類を守るサムの活躍を描くSF冒険小説。
    1951年に発表された作品。
    冒険小説として、楽しめた作品でした。
    本書を読んで、『影が行く』(遊星よりの物体X)や『盗まれた街』(ボディースナッチャー)を思い浮かべる。本書も勧善懲悪な映画化しても良いのになぁ〜と思った。

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    2020年12月10日
  • 自由未来

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    核戦争後に生き残った人々のサバイバルストーリーかと思いきや、割りと早い段階でその期待は裏切られる。最初はビバヒルでも観てるかの様なアメリカンなノリについて行けなかったが、そこはハインライン先生。書かれた当時の時代背景がビシビシだけど、なんだかついつい惹きこまれちゃう。最終的に満足するから不思議。

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    2019年10月18日
  • 動乱2100 未来史3

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    未来史3巻のなかでのこの巻は正直あまりものという感じでフォローし難い
    のちの作品につながる習作の印象

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    2019年01月08日
  • 動乱2100 未来史3

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    久しぶりに見かけたので拾い読みしだしたらはまってしまって、結局読み終わってしまった。出たときに買って読んだ本だから、27年前!? すっかり内容は忘れていました。でも1930年代に書かれた物語なのに、古臭くないのはおどろき。

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    2018年10月10日
  • メトセラの子ら

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    ハインラインらしい前向きというか、能天気というか、でも、結構好きだったりする。でも、この話が1941年に発表されたというのは、驚き。コンピュータじゃなくて、計算尺がでてくるところがご愛嬌。

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    2018年10月10日
  • 宇宙の戦士〔新訳版〕

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    スタジオぬえによるカバーイラストには馴染みのあるパワードスーツが描かれています。1980年代のロボットアニメに夢中になった自分はそれを見るだけでワクワクし、本書を読んでパワードスーツのくだりに来るとブックカバーを外して、またイラストを眺め返したりをしていました。

    パワードスーツとその出典は知っていましたが、本書を読むのは今回が始めて。「老人と宇宙」の解説に、これは21世紀版「宇宙の戦士」とコメントされていたことから「いつか読む本リスト」に加えていました。

    SFの醍醐味は、その世界観、虚構世界の構成、設定、ロジックを味わうところにあると思っているのですが、間違いなくユニークで興味のそそられる

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    2018年08月27日
  • 人形つかい

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    宇宙人侵略ものの傑作。サムとおやじとメアリの関係、エヴァのシンジくんちゲンドウと綾波の関係にそっくり。
    表紙のカバーイラストがひどすぎるので旧版を見つけたら書い直すことにします。

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    2018年08月15日
  • 宇宙の戦士〔新訳版〕

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    良い訳本だった。よくあるような違和感のある訳がなく、訓練のされ方とか、戦場でのやりとりとか、とても自然に感じられるものばかりだった。中身は、まとめてしまえば、異星人からの侵略を受けている地球である兵士が軍に入隊するところからオールドマンになって出動するところまでの経験や成長の物語、と、ありふれた感じになってしまうけれど、細部に至るまで違和感なく描かれていて、途切れ途切れではあるけれど最後まで一気に読んでしまいたくなる楽しさだった。
    180807

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    2018年08月08日
  • 宇宙の戦士〔新訳版〕

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    SFもの、特に宇宙戦争や未来の戦争描写ではほぼ必須とも言えるパワードスーツの原点となる作品だというので読んでみた。
    これは未来における若者が軍人として成長する物語。元々あこがれはあったが、その場の流れで志願することとなってしまったというのがきっかけ。しかしながら訓練と実践を無事にくぐり抜け生き残り、一人前になる。アメリカの軍や軍人ってこんな感じなんだろうか。日本の自衛隊ってどうなのかな。
    パワードスーツの原点という意味では、ふーんこれがそうなんだというだけ。それを中心に描いているわけではないし、それが話の展開に関係するわけではない。ただ、昨今のゲームやアニメで、女性が無駄に肌を露出した格好して

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    2018年08月04日
  • 宇宙の戦士〔新訳版〕

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    ガンダム‥!
    主人公がいい。ぼっちゃんで真面目で甘々な善人だから、描かれているのが戦争なのに、若者の成長物語みたいなノリですごく好きです。

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    2017年12月31日
  • 宇宙の戦士〔新訳版〕

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    ある戦争を一兵士の成長という小窓から覗くという画期的な作品、あるいはある若者が成長していく様を宇宙という広大な世界の中に描いた作品、あるいはその両方であって、宇宙を題材に取ったある種の大河作品。いかようにも読めるだろうが、定型詩でもない散文なのに小気味良さを感じさせるのはなぜだろうか。
    最初に読んだのは8年近く前であったと思うが、その時に引っかかった部分と全く同じ部分に引っかかったのには驚いた。「父親も軍隊に参加したかった」という辺りであるが、この辺りの軍隊描写を冷笑的に読むのも面白いかもしれない。

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    2017年12月29日
  • 時の門

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    No.899
    1. 目的
     ビブリオバトルを読んで、ふしぎちゃんが推薦した「フェッセンデンの宇宙」が読みたくなった
    2. 得たこと
     短編でここまでワクワクさせるSFは初めて。
     時の門のタイムパラドックスもすごい。頭痛くなるくらい。複雑。

    3. アイデア
     なんかの例えに使いたい。

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    2016年12月11日
  • 自由未来

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    シリアスなハイラインもの
    表紙   6点ヤナセ
    展開   7点1964年著作
    文章   6点
    内容 660点
    合計 679点

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    2015年09月01日