ロバート・A・ハインラインのレビュー一覧
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良い訳本だった。よくあるような違和感のある訳がなく、訓練のされ方とか、戦場でのやりとりとか、とても自然に感じられるものばかりだった。中身は、まとめてしまえば、異星人からの侵略を受けている地球である兵士が軍に入隊するところからオールドマンになって出動するところまでの経験や成長の物語、と、ありふれた感じ...続きを読むPosted by ブクログ
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SFもの、特に宇宙戦争や未来の戦争描写ではほぼ必須とも言えるパワードスーツの原点となる作品だというので読んでみた。
これは未来における若者が軍人として成長する物語。元々あこがれはあったが、その場の流れで志願することとなってしまったというのがきっかけ。しかしながら訓練と実践を無事にくぐり抜け生き残り、...続きを読むPosted by ブクログ -
ガンダム‥!
主人公がいい。ぼっちゃんで真面目で甘々な善人だから、描かれているのが戦争なのに、若者の成長物語みたいなノリですごく好きです。Posted by ブクログ -
ある戦争を一兵士の成長という小窓から覗くという画期的な作品、あるいはある若者が成長していく様を宇宙という広大な世界の中に描いた作品、あるいはその両方であって、宇宙を題材に取ったある種の大河作品。いかようにも読めるだろうが、定型詩でもない散文なのに小気味良さを感じさせるのはなぜだろうか。
最初に読んだ...続きを読むPosted by ブクログ -
No.899
1. 目的
ビブリオバトルを読んで、ふしぎちゃんが推薦した「フェッセンデンの宇宙」が読みたくなった
2. 得たこと
短編でここまでワクワクさせるSFは初めて。
時の門のタイムパラドックスもすごい。頭痛くなるくらい。複雑。
3. アイデア
なんかの例えに使いたい。Posted by ブクログ -
ロバート・A・ハイラインによる傑作ミリタリーSF。
資産家の息子である主人公ジェリー・リコは、ほぼ勢いとノリにまかせてハイスクールの卒業と同時に地球連邦軍に志願してしまう。その結果、配属されたのはまったく興味の無かった機動歩兵部隊。ジェリーは、パワードスーツを装着して暴れ回る一人前の機動歩兵となるべ...続きを読むPosted by ブクログ -
完璧な邦題。人生の中で、これより美しいタイトルにはまだ出会っていない。
原題は[The Moon Is a Harsh Mistress]直訳すれば『月は厳格な女教師』であり、文中にもその形で登場するというのに、よくもそこからこんなにも美しい詩を創り出せたものだ。
一つとして難しい単語を使っているわ...続きを読むPosted by ブクログ -
手放しで、何もかも素晴らしいなんていう気は無いし、「現在」読むにはちょっと古めかしい感じがします。
でも、安心して読めるストーリーと物語の痛快さがとても好きです。
忘れた頃にまた読みたくなる本で、好きなタイトルです。(出来れば、紙の本で読んで下さい。) -
(一部の?)アメリカ人が「自由」というものを
どう捉えているのかの一端を知る。
本当に自由というのは誰かの庇護のもとにはなく
自分の裁量で最良をえらぶのかという信念を。
なんの実用性もない動物にもかかわらず
人類のパートナーとして2度猫を選ぶところは
自由の意味を表す象徴か。(愛玩動物だけど)
そし...続きを読むPosted by ブクログ -
2007年、いままでに何度も噂のあった宇宙船の着陸がアメリカ、アイオワ州で確認された。”機関”のエージェント、サムはおやじと呼ぶボスと赤毛のメアリとともに宇宙船の調査に向かう。そこには偽装された宇宙船が見つかり、すでに何者かの手で本物の宇宙船は撤去されたものと思われた。メアリの不思議な力により正体を...続きを読むPosted by ブクログ
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ハイライン ラザロス・ロング物のオープニング
表紙(旧)6点岩淵 慶造
展開 7点1958年著作
文章 6点
内容 651点
合計 670点Posted by ブクログ -
SFの巨匠、ロバート・A・ハインラインの哲学・価値観が詰まった作品。
4000年を生きる長命種の長老「ラザルス・ロング」の送った、幾つもの人生を通じて、作者の考えや想いを描いている。Posted by ブクログ -
だいぶ間を空けながら読んでたから前半部分は正直印象に残ってないかな。
中盤あたりまではダラダラとあんまり話が進まずに動きがなかったから、ちょっと読んでて辛かった。
後半の宇宙に出てからようやく面白くなってきた感じだったので、辛抱強く読んでいく必要あり。
違う惑星を見つけてからが本番。でも前半もしっか...続きを読むPosted by ブクログ -
ナメナメとの戦いと言うことで、いまいち手に取るのを長年躊躇していたのを後悔している。
ナメナメに似た寄生型エイリアンに地球が侵略されていくわけだけど、何が面白いって寄生され中の主人公の語りまであるところが斬新。
その他にもギャグにしか見えないけれど、本人達は大真面目にやっているある事など最後まで楽...続きを読むPosted by ブクログ -
実はこれはハインラインにはまって読みあさってた頃より、少しあとになって読んだものです。
でもって、メカニカルな部分がいまいちついていけずに、一度は投げ出した本。
あとで読み直してみればメカニカルというほどのことはなく、人間がきっちりと描かれていたりの、好物SFだったので、最初に読んだときはなぜそん...続きを読むPosted by ブクログ -
未来史と呼ばれるシリーズには属していますが
シリーズというよりは独立したひとつの作品かな。
ハインラインの作品は
なんとなく日本人にはユーモアの観点で
?となるタイプかもしれません。
でも、人をメインとして書いているその作品は
時に宇宙ロマンを抱いた男の壮大な記録なんかも
描ききります。「月を売っ...続きを読むPosted by ブクログ -
[作品]
1959年発表。
アメリカSF界の大御所 ロバート・A・ハインライン 著
1960年ヒューゴ賞受賞。
1967年出版。 早川書房。
矢野 徹 訳
[内容・あらすじ]
人類が惑星を行き来できるほどの技術を持つようになった少し遠い未来。人類は昆虫型の異星人と戦争状態にあった。本作は、...続きを読むPosted by ブクログ -
発表当時帝国主義、教条主義云々で物議をかもした作品ですが、40年たった今では、暴力が平和維持には不可欠であるという世界観の中のビルドゥングスロマンとして、肩の力をぬいて読むことができるでしょう。映画『スターシップ・トゥルーパーズ』の原作であり、機動戦士ガンダムの元ネタでもあります。Posted by ブクログ
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ハインラインを代表する本書は、ヒューゴー賞受賞の問題作。
問題作でも面白いんだ。
物語は、蜘蛛に似た宇宙生物との戦争下、地球連邦軍に入隊した主人公が徹底的な訓練と実戦を経て、一人前の機動歩兵に成長するというもの。
一見すると、異星人との熱いバトル小説なのかと思いきや、戦闘の描写はほんの一握りで、訓...続きを読むPosted by ブクログ