ロバート・A・ハインラインのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
1960年のヒューゴー賞受賞作品。若き軍人の成長・昇進物語、の宇宙版といった印象。しかし文章の大半が軍隊での訓練と、軍国主義的な講釈で進み、ハインラインの思想書にも思える。パワードスーツの設定をはじめとするミリタリーSFな世界観はガンダムの着想元になったらしく、確かに読んでいて男の子の心をくすぐるものがあった。新兵から士官学校に至るまでの訓練の描写は、「愛と青春の旅だち」なども思い出させる。色々と後世への影響が大きい作品なのだろう。1997年の映画化は知っていたが、80年代に日本でもOVAとして映像化されているとのこと。製作はサンライズ、ガンダム好きとしては見るしかないかも??
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ネタバレ 購入済み
表紙とタイトルに惹かれて読み始めたものの、訳に馴染めなくて再挑戦。
教授やマヌエルが繰り広げる政治的な駆け引き、宇宙船も水爆も持たない月世界が如何にして地球と戦うか、最後までドキドキしながら楽しめた。
特にマイクが何でもこなしちゃうのに驚き、それにもまして根っこは子どものままのマイクであるのが頗る魅力的。ラストがあまりあっさりしてるのが拍子抜けだけど、このゆるい感じがマヌエルらしい。タンスターフル。 -
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Posted by ブクログ
スタジオぬえによるカバーイラストには馴染みのあるパワードスーツが描かれています。1980年代のロボットアニメに夢中になった自分はそれを見るだけでワクワクし、本書を読んでパワードスーツのくだりに来るとブックカバーを外して、またイラストを眺め返したりをしていました。
パワードスーツとその出典は知っていましたが、本書を読むのは今回が始めて。「老人と宇宙」の解説に、これは21世紀版「宇宙の戦士」とコメントされていたことから「いつか読む本リスト」に加えていました。
SFの醍醐味は、その世界観、虚構世界の構成、設定、ロジックを味わうところにあると思っているのですが、間違いなくユニークで興味のそそられる -
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Posted by ブクログ
SFもの、特に宇宙戦争や未来の戦争描写ではほぼ必須とも言えるパワードスーツの原点となる作品だというので読んでみた。
これは未来における若者が軍人として成長する物語。元々あこがれはあったが、その場の流れで志願することとなってしまったというのがきっかけ。しかしながら訓練と実践を無事にくぐり抜け生き残り、一人前になる。アメリカの軍や軍人ってこんな感じなんだろうか。日本の自衛隊ってどうなのかな。
パワードスーツの原点という意味では、ふーんこれがそうなんだというだけ。それを中心に描いているわけではないし、それが話の展開に関係するわけではない。ただ、昨今のゲームやアニメで、女性が無駄に肌を露出した格好して -
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