池村千秋のレビュー一覧
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題名からは、煽りの入った挑発で話題をとるような本かと思っていたが、そのなものとは全く異なるまともな経済学の本である。
イノベーション産業は、従来の自動車などの産業よりも乗数効果が大きく、レストランや美容室などの地場産業への賃金上昇などの波及効果が大きいとか、イノベーション産業ほは高学歴社員を必要とするとか、実際に会って議論することが大事とか、現在の状況を示し、それらが一部の都市に集中していることの理由と説明する。
今後の繁栄は、相互につながる高学歴層が大勢いる都市がリードするイノベーションに依るというものだ。その都市に住めば、生活産業など非イノベーション産業の人でも、賃金は上がっていくのだ。それが本書の題名の由来である。もっとも都市間格差は広がってしまうのだけど、現実をよく説明していると思う。
本書を読むと、良いとか悪いとかではなく、現状をよく説明していてとても納得がいく。政治家に読んでもらい、今後の政策を考えてほしいと思う。 -
Posted by ブクログ
ここ1年で読んだ本の中で一番のアタリだったかもしれない。
本書の大筋はイノベーション産業が「都市」を活性化させるというもの。
ひとつのイノベーションがあれば、その街のイノベーション産業に関わる業種はもちろんそれ以外の例えばサービス業(医者・弁護士からウエイターや新聞配達員まで)の年収もUPする。
なので、イノベーション産業を活性化させることこそが都市を発展させる手段なのだ。
そして、インターネットで物理的な距離が縮まっているように見える今日だがやはりイノベーションが起こるのは知識人たちが物理的に近い距離、立ち話したり飲んだりできる距離にいることが大事だそう。実際、ネットで繋がるのも顔を実際合わせた人たちが多いそうだ。
これを読んで、私も大阪を関西を発展させたいと願った。
東京1点集中が激しい日本だが、関西もイノベーションハブを作り発展させたい。
関西の人たちを繋ぎ、良い相乗効果をたっぷり起こし、想像以上の未来を創っていきたいと思った。
今の私にできることは、
①自分自身が多くの人と繋がること
②自分がつながった人たちを繋げていくこと
この2点だと思う。
もっともっとできることはあるだろうけど、今の私にできることはココだと思う。
少しずつ、頑張っていきたい。 -
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ネタバレ[監督,脚本,主演,大統領]先日のアメリカ大統領選で革命的とも言える勝利を収めたドナルド・トランプ次期大統領。その生い立ちから,共和党全国大会における大統領選候補の指名受諾までを追ったワシントン・ポスト取材班による力作です。計20人以上の記者を投入し,謎とブランドによるヴェールに包まれた次期米国大統領の生涯と世界観を明らかにしていきます。訳者は,野中香方子,池村千秋ら5名の翻訳家。原題は,『Trump Revealed: An American Journey of Ambition, Ego, Money and Power』。
2016年を飾る人物を評した2016年を飾る1冊。「不動産王」と紹介されることの多いトランプ氏ですが,本書を読むとそれは一側面に過ぎず,捉えきれないほど多様な顔を有することがわかります。語弊を恐れずに本書から浮かび上がってくるトランプ氏を簡潔に表現しようとすれば,「自ら暴風を起こすことのできる目利き風見白頭鷲」といったところでしょうか。
〜自分の職業について,彼はぶっきらぼうにこう述べている。「俺はドナルド・トランプをやっている」〜
トランプ氏自身は本書を「退屈だ」と(高く?)評価したようです☆5つ -
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刺激的なタイトルにひかれ、手に取った一冊。非常に興味深く読みました。
確かに当然だと思える内容かもしれませんが、近年の格差拡大の原因が大きく変わってきていること状況が見え、またこの格差もこれまでの常識とは異なるものが生まれている状況も垣間見られました。それだけ、最近の産業の影響は大きいものだと感じます。
著者は「アメリカがどう変わりつつあるかは、日本の未来を見通すうえで大いに参考になる」と述べていますので、確かに近い将来の姿として意識することは必要。
一方で、アメリカが、ヨーロッパはじめ他国とは異なる歴史的な特徴があることを指摘しているため、どの程度同じ現象が日本で見られるのかが個人的には分からない部分です。
アメリカのように国土も広く各州に大きな権限がある国家と日本とはどうしても状況は違うような気がしてしまいます。
いずれにしても日本ではまだまだ企業誘致を進めていますが、ただその企業を誘致するだけでなく、雇用やその影響なども考慮したうえで進めなければ、将来にわたった発展した都市にはなりえないでしょう。
一朝一夕でできるものではありませんが、将来を考えながら、進めていく必要性を痛感します。
<目次>
1. なぜ「ものづくり」だけではだめなのか
2. イノベーション産業の「乗数効果」
3. 給料は学歴より住所で決まる
4. 「引き寄せ」のパワー
5. 移住と生活コスト
6. 「貧困の罠」と地域再生の条件
7. 新たなる「人的資本の世紀」 -
Posted by ブクログ
著者はNYタイムズの名物コラムニストだという。「経済学者」ではないからこそ、いわゆる「主流派の経済理論」をこてんぱんに書くことができたのだと考える。
スミスの「見えざる手」にはじまり、供給が需要をつくり出す「セイの法則」、フリードマンの自由市場(万能)主義、インフレ抑止政策、市場は常に完全に情報的に効率的であるとする「効率的市場仮説」、グローバリゼーション、そして「経済学は科学である」という思い込み。これらが筆者が指摘する「七つの大罪」だ。
リーマンショック以前、さんざん幅をきかせていた新古典派の経済学者たちが使う理論に対して「現実とは違ってるじゃないか」と迫るのが本書。経済学を自然科学的なものと考え、計算可能で美しく理論化できることに魅力を感じている人たちに、「目を覚ませ」と冷や水を浴びせている。
訳者あとがきに〈マドリックはシンプルでエレガントな理論よりも、国により時に異なる「汚い理論」の構築に挑むという社会理論の王道を歩めと経済学者に求めているが、それには数式を振りかざせば知的と感じるような幼児性や教科書を講じてポストを得るという既得権を捨てるだけの勇気と教養が必要である〉とあるが、その通りだと思う。 -
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日々不安を抱えながらマネジメントを遂行している人達にとって安心感を与えてくれる良書ではないだろうか。
”成功するマネージャーも欠陥を抱えている。そもそも欠陥のない人間など一人もいない。マネージャーとして成功する人は、欠陥が少なくともその環境では致命的な弊害を生まないのである”
マネージメント業務は、終わりがなく、忙しい。その中で完璧を目指そうとすると大きなストレスを抱える。その結果全体像が見えなくなり致命的な弊害を生じてしまう。これは、マネジメントとして最悪のシナリオだ。
そうならないためには、アート、クラフト、サイエンスの三要素をなんらかの形でブレンドさせることが不可欠であると説く。別にマネージャー個人が三要素をあわせもつ必要はなく、チーム全体で三つの要素をすべてもっていれは良い。
また、優れたマネージャーは振り返りを重んじるケースが多いようだ。どのように振り返るかは、チェックリストも掲載されているので、参考にして実際にやってみることにする。 -
Posted by ブクログ
今まで小さいころから、周りからこれが正しいとかこうでないとだめとか言われてきた常識や考え方、自分で思い込んでしまっていたことが覆される一冊。
このフレームをはずして常識の壁を越えれば、有意義なこととをなしとげられ成功者となりうることがある。
ルールなんて無視して、どんどん行動していこうと思える。
・ネガティブだからこそ頑張れる。
・大卒でなくても素質やIQは関係ない。大切なのは自分の意思
・与えるだけではだめ。自分の技能に少しでも高い価値を
・反感を買うことは恐れない。多少態度が大きくてもOK
・継続は力なりではなく、ダメなら違う方法をどんどん試す
・運は関係ある。なるべく自分を幸運が降ってくる環境へ
・お客は神。大切なのは量より質
・元手がなくてもアイデアをビジネスにできる
・良い商品より、売り方、リピーターを大切に
・常識の反対をやってみる
・成功者は常識破り -
Posted by ブクログ
素晴らしい一冊だ!】
*↑但し、ブレンド比率は各個人の責任下の話だ!
結論を述べるならば、この本はドラッガーなりナポレオンヒルなり論語なりを完全否定する書式だ!
素晴らしい書籍だ!
但し!これはあくまでも一理有る!と踏み込み過ぎないようにしといた方が良い書籍だ!
法人】を設立すれば、借入金は倒産で逃げるコトが出来る。(*法律でそうなっている!)
但し!だからといってそこを目指すのは違う!
場合によっては詐欺罪になる!
この書籍は、あくまでもの裏技!に留めて置いた方が良さそうだ!
反論出来ない文章からするに、この書籍には一理有るのだろう!
ただ煎じ詰めれば、この書籍の言ってる事は・・『自分さえ良ければそれで良い☆ミ』て事だ!
要注意!ダン氏の母国アメリカは、アングロサクソンな狩猟民族なので、これも有りかも知れないが・・
農耕民族な日本で、コレは倫理的に問題有りだろう?
でも、読むべし!良書(=´∀`)人(´∀`=)
まさに!『常識の壁を越えて!』ですな(^O^☆♪ -
Posted by ブクログ
【学び】
制約を除外するのではなくむしろ制約のの中にこそイノベーションの余地があること。また一定の雛型で考えることとその訓練をすることで誰にでもイノベーションを起こせる可能性があること。引き算、分割、かけ算、一石二鳥、関数、矛盾と連結要素。
【所感】
個人的には今年最高に面白く画期的な書籍だった。すぐに取り組めるシンプル(だけど難解なので訓練は必須)な雛型、トライしてみたいと思わせるわかりやすい事例の数々。あらゆるイノベーションがこの思考法で説明できること。一部の天才にしかなし得ないことではなく、誰にでもできる、そう思わせてくれる一冊。あとは訓練あるのみ。