関美和のレビュー一覧
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購入済み
如何に自分が無知かわかる
最後に信じるべきはやはり正確なデータと現場で見て感じる事実と空気。
まずは固定観念のリフレッシュのために、そしてこれからの知識の積み上げを間違えないために、必読 -
Posted by ブクログ
ネタバレ久々にいい本。
人が新しいものを信頼する3つの原則=アイデアを受け入れる3原則。
それは何? 自分にどういう得が? 他に誰がやってる?
人間は本当に新しいものは欲しがらない。馴染みのあるものがこれまでとちょっと違うやり方で提供されると欲しい。アップルのデザイナーの目標は「はじめてなのに見慣れたもの」。カリフォルニアロールの話。
持たない会社Pferとして成功してる。
「ウーバーは車を持たず、世界最大のメディアのフェイスブックコンテンツを作らず、世界一の小売企業のアリババは在庫を持たない、宿泊業者のエアービーは不動産を持たない。何か面白いことが起きている」
サービスが原因でえ何か問題が起きた時Pferはその責任を負うべきか。
Pferは問題を抑止できる存在であるがゆえににある程度責任は負うべき。
ただし、利用者側もそのような不安定な信頼の上で成り立っていることを意識すべき。過度に簡単に信頼する(信頼の飛躍)には気をつけるべし。我々はクレジットカードをブラックボックスに入力している。システムが滞りないと感覚が麻痺してしまう。
信頼の3要素。有能さ、頼りがい、正直さ。
分散した信頼を成り立たせる主要な方法は口コミ。
偽レビューの可能性や問題もあるがユーザにみメリットがあり売り手にも責任ある行動をとらせる有効な手段。
データを預けているという意識は持ちづらいが、その弊害ともいうべき動きが出てきている。
中国では社会信用制度(国民格付け制度)。2020年には強制参加になる。
セサミクレジットという会社がユーザにあらゆる行動を点数付けするサービスを国の指示のもと提供。
何をやってるかが全て監視されて点数付けされる社会。プライバシーはもはやなし。
信頼のステージは、F2Fに直接的な相手を信頼してたステージ。制度を信頼するステージ(ブランド力、業種、学歴、名声、資格、評判など)(BCの世界はこれを揺るがす)。
そして今は、分散された信頼のステージ(レビューシステム)。
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Posted by ブクログ
私のようなMBAコンプレックスのあるものからしたらタイトルだけでその本を手に取る理由になる。いわゆるハウツー本とは異なり冗長でポイントはつかめないが、「外国人の営業もまあ日本のそれと大差はない」「今まで経験した営業経験は人類が何千年と行ってきた営業の営みからするとごく一部」ということはわかるのではないか。
もっとも印象に残ったのは以下。
営業マンを撃ち落とすのが仕事だと思われていた 。だがいまは 「顧客を相手にテニスの試合をしても 、いいことはない 。勝てば顧客に嫌われる 。負ければ軽蔑される 。それなら顧客と組んでダブルスの試合をしたほうがいい 」とアンダ ーソンは言う 。戦う相手は顧客のライバルだ -
Posted by ブクログ
ネタバレ・「崖から飛び降りて、落ちながら飛行機を組み立てるようなものだ」
チェスキーのこの言葉はいいねぇ。こうありたい!
・創業者3人は自分たちの会社が「別荘」の「貸出」と関係するとは思ってもみなかった。
⇒周りの人に意見もらってビジネスアイディアは変わっていくもんなんだよね。
でも、この瞬間プロダクトマーケット(製品と市場の)フィットを見つけたんだ
・プロダクトマーケットフィット
本物の潜在顧客がたくさん存在する優良市場を見つけ、同時にその市場を満足させられるプロダクトを生み出したことが証明できてはじめて
スタートアップにとって存在意義の証明だ
・ミッション=「世界中を居場所にする」
・部屋の本や飾り1つ1つが人間味を感じられる。心遣いがあるんだ。自分の居場所だって感じられる。サービスでは無く、居場所があるって感じ。これがこの会社の核なんだ
・訳者の言。大学生の息子も娘も海外でホテルに泊まることはほとんどない。ミレニアル世代にとってホテルに泊まるのは
「固定電話を使ったり、銀行で現金を下ろすのと同じくらい」奇妙な事だ。。
エアビーなら少々不便な場所でもホテルの数分の1の値段で宿を確保できる。不便さも旅の一部だと楽しんでるようだ。 -
Posted by ブクログ
気になっていたAirbnbの創業から現在に至るまでの話。3人の創業者チェスキー、ゲビア、ブレチャージクがそれぞれの個性(社交性や勤勉さからビジネススキルを怒涛の勢いで獲得、豊富なアイデアと実行力、技術力)をうまく掛け合わせ、かつ時代のニーズに合っていたからこそ9年で3兆円という規模に成長できた。創業前の問題や創業後の悪評、政治との戦い、企業文化がお話のメイン。
他のスタートアップと違う課題や[世界中を居場所にする]という新たな社会をデザインしたことが面白かった。こうしたいという想いと実現にむけた社会をデザインすることが本当に社会を変えることにつながるのだと思った。
変わったアイデアではないと書いてあったが、確かに昔ながらの考えだしなんら斬新性はないかもしれない。ただ昔の考えを今の時代にアレンジしたことが斬新だと思う。リアルな世界では人と距離をおく時代だが、ネットであれば他人との接触に抵抗のないミレニアル世代に民泊という概念がマッチしたし、なによりホストになることで中流階級のお金稼ぎにつながったというのが急激な発展の理由だと思った。ユーザーの利益につながることが大切。
スタートアップの話はいくつか読んだが、他と違って軌道後のお金で困ることがないのに驚いた。人とのネットワークをうまく使った結果なのだろう。
人の家に泊まるということの抵抗感をデザインの力で軽減させたとTEDで言っていたのでデザインの話ももっと知りたかった。UXで書いてあったのは、なめらかに動くこと。簡単に使えること。美しく見えること。必ず3クリック以内で予約が完了すること。この4つにはこだわったらしい。最後はジョブズルール。
創業者3人とも押しは強いけど、攻撃的ではないところが好感がもてる。ゲビアは360度評価をして反省文をまとめて社員に発表するなどオープンマインド感がいい。会社も管理期に入らずどんどん新たなローンチをして、チャレンジしているところが応援したくなる。これもマスクの助言とあったが素直に取り入れ実行するところが人として共感がもてた。
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Posted by ブクログ
苦労の末、音楽の圧縮ファイルを生み出した技術者と研究仲間、
新たな音楽領域を開拓してのし上がってきた大手レーベルのCEOとその周囲の人々、
音楽共有ファイルの世界でリークにのめりこむ、CD製造工場の従業員とリーク仲間、
一見全く関連なさそうな3つのグループがあるきっかけで絡まっていた糸がスルスルとほどけるようにつながる。
音楽にもテクノロジーにも全く詳しくないですし、
次々と出てくる登場人物を追うのもなかなか大変ですが、
ストーリーに入り込んで一気に読んでしまいました。
ネットから音楽や映像がダウンロードできたり、
ストリーミングてきたりするというのは、
今では当たり前のようにできますが、
色んな方が関わって可能になったのだと感じた次第です。 -
Posted by ブクログ
こういう邦題にするとMBA批判の本のようにも取られるのではないかと思われたが、本の中身は全くそうではない。確かに著者がハーバード大学に入学したときに営業の授業があるものだと思っていたらなかったので、教授に聞いたらコミュニティカレッジの夜間コースに行けと言われたというエピソードが書かれているし、ハーバードの中で著者が唯一受けた営業の授業を担当するアンダーソンが「セールスは、結果が測れる唯一の分野だ。それがMBAの学生には死ぬほど恐ろしいんだよ」と言ったりもする。しかし、この本は断じてMBAで営業を教えない理由を解説するものではない。 著者がMBAの教育に対して懐疑的なことは確かだが、明白にセールスという仕事について愛を込めて色々な角度から光を当てて活写したものだ。イギリス版のタイトルは”The Art of Sales”、アメリカ版では”Life's a Pitch”(人生は売り込みだ)となっているらしい。解説のライフネット生命の岩瀬さんは後者の方がそれらしいと書くが、自分は”The Art ofSales”の方が好きだ。セールスというものが、ハウツーで語られるものではなく各個人の技量と個性による「アート」であるということがにじみ出るからだ。相手を見極める目はハウツーやマニュアルではないし、授業で教えられるものでもないのだ。リーダーシップに唯一の型がないように、営業にも唯一の成功の型というものはないのである。
本書の中では、モロッコの絨毯売り、第一生命のトップ生保レディ、プルデンシャル生命の日本人トップセールスマン、テレビ通販のカリスマ営業マン、ニューヨークの絵画商、など様々なセールスマンが登場する。どの人物も魅力的である。結構、日本人も取り上げられているところが共感がまた深まるポイントでもある。 トップセールスマンになることが、騙しのテクニックなどでは決してないことがわかる。著者がいうようにセールスに欠かせない資質が忍耐力であり、自信であり、粘り強さであり、感じの良さであることがわかる。そして、それがその人自身を魅力的にして、人生にも欠かせない要素でもあるのだ。
ドラッカーが、企業の目的はイノベーションとマーケティングであると述べて、マーケティングはセールスを不要とするものであるとしてからセールスの位置づけは経営学の中で不当に低く扱われてきたのかもしれない。ドラッカーの方も、ハーバードを初めとするMBAの中ではあまりまともに扱われていないという話もあるのだけれど。
フランス人心理学者のラパイユとの対話で出てきた「セールスマンを採用するとき、起業は販売の成功実績よりも失敗への受容性を見るべきだ。...「人生でどれだけ失敗してきましたか?」と聞くべきなのだ」は傾聴すべきだろう。最も成功したセールスマンは、最も多く断られたセールスマンなのかもしれない。そして、このことはセールスだけに当てはまることではない。こういった、セールスだけに当てはまるものではないストーリーがこの本の中には、ふんだんに盛り込まれている。
この後に、「ドナルド・トランプがセールスマンにこれほど賞賛されるのは、彼が成功者だからではなく、成功し、失敗し、そしてもう一度這い上がってきたからだ」となるのだが、大統領選にトランプが立候補する前に出版されたものであることを考えると興味深い。
「営業とは、ものを売ることではなく、自分を売り込むことだと考えている。お客様は商品を買うのではなく、信頼できるあなたが売っているもの、つまりあなた自身を買うのだ」という言葉も深い。そのためには、お客様の立場をまず知らなくてはならない。共感力が必要になってくる。セールスに魔法はない。勤勉であることと、よく聞くことの二つのことができればいいのだという。
モロッコの買い物の話が出てきたフェズの市場の様子などあのときに体験したことと同じだ。何を買うにしても値段交渉ありきだった。「セールスマンの力量ってのは、ものを買うときにわかる。儲けられるかどうかは、売るときじゃなくて買うときに決まるのさ。買った瞬間に儲けが確定する」っていうのは、恰好いいね。
プルデンシャル生命の社訓として、「考え方が変われば行動が変わる、行動が変われば習慣が変わる、習慣が変われば人格が変わる、人格が変われば運命が変わる、運命が変われば人生が変わる」という言葉が紹介されていた。よい言葉であり、この本にもふさわしいが、もともと心理学者ウィリアム・ジェームスの言葉と言われたり、ヒンズー教の言葉と言われたり、松井秀喜が星稜学園の監督から贈られたり、中村俊輔や野村克也といったプロスポーツ選手が引用したりと色々と使われているんですね。それだけ、いい言葉なのだと。
邦題に関しては、こういう名前の付け方はあまり好きではない。特に結果がすぐに出てしまう営業がMBAでは教えられていない、机上の空論で投資家や経営層を煙に巻く技術を教えられていて実際の結果がその高給に見合っていないという批判もありうるからでもある。そして、著者の想いは明らかにそこではないのだ。
営業という観点から、スティーブ・ジョブズ、イエス・キリスト、ネルソン・マンデラ、ダライ・ラマまで出てくる。読み物としても面白い。 -
Posted by ブクログ
CDからmp3へ、とか、アルバムからライブへ、とか音楽業界のビジネスモデルは縄文時代から弥生時代へ、ぐらいに変化した、と聞いていますが、音楽の縄文と弥生の間の革命の物語。革命と言っても勇ましいものはなくてぐちゃぐちゃしてて当事者としても何が何だか解らぬうちに進行していく、今と地続きの10年ぐらい前の出来事を著者は丹念に取材しています。テクノロジーサイドからブランデンブルグという歴史の表舞台には出て来ない天才、コンテンツサイドからトレンドを更新し続けた音楽産業の大立者のモリス、そして本人の自覚無しに音楽の状況を変えた海賊としての一市民のグローバー、という3人の交わらないけど結果的に絡み合ってしまう人生を丁寧に拾っています。そう、歴史になる前の今だからこそのドキュメンタリーでした。この本の中ではスティーブ・ジョブズもちょっとしか出て来ない脇役。デジタル革命って数知れぬ無名の人々が意識せずに実現してしまう英雄無き革命なのかも、と思いました。
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Posted by ブクログ
大企業フィリップスの政治力の前に標準化に敗れ、mp3をWebに無料で公開した、失意のドイツ人技術者(特許は取得していたので、その後はライセンスで巨万の富を築く)
アメリカの片田舎のCD工場よりCDを盗み出し、全世界に拡散さることになった黒人労働者(実刑判決を受ける)
世間の非難を浴びるラップを売り込みCD業界を牛耳ることになる強欲エグゼクティブ(年収1400万ユーロ!)。
彼らの個々の欲望が、インターネットの発展と結びついて、結果的に音楽産業自体を破壊してしまった物語。
ダウンロードを繰り返し、自分のHDDの中にmp3アーカイブを作った人たちも、CDというもの”物”自体が無くなれば、そんな行為も廃れる。物があってのコレクション。ストリーミングとクラウドの時代には過去の話となりつつある。