関美和のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
マインドフルネスや引き寄せの法則の本を読んでいるけど、この本で書かれている「心を開く」が最も重要だと説いている本は、意外と少ないと思う。
著者は貧乏な家庭で育ったからこそ、お金を稼げるようになって、「自分は特別で、何でもできるし、何をしてもいい」、お金を稼ぐ力が自分の価値だと思い込むようになったのだと思う。
体をゆるめて、思考の声を消して、理想の未来をイメージして成功しても、他者への思いやりがなければ、ナルシシズムと孤立につながりかねないし、その成功は長続きしないのだと、身をもって教えてくれた。
「人を思いやり、人とつながるために、私たちは生まれてきた」という、ラストのメッセージに泣いた。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレありがちなタイトルから想像できないほど強いエピソードトークが散りばめられた、イベント運営の本。やりがちなことがアンチパターンとして忠告されていたりして学びになった。満足感のあるイベントづくりの参考にしたい。
【ポイント】
・集まった人が「自分の居場所」を持てたと感じられるのが、筆者の理想
・集まりの極意は、企画する人が、深く考えて準備し、(目に見えない)仕掛けを組み入れ、好奇心を持って、広い心で、熱心に挑戦すること
・意味のある集まりを開くための一歩は、「はっきりとした、ゆるぎない目的を掲げること」。何のためにではなく、何故集まるのかを大事にする
・深く考え、意図を持って誰かを「お断り」する -
Posted by ブクログ
面白かった
年々友人との集まりがつまらなくなってる感覚があったので改善のヒントがないかと探しているところでした
とりあえず集まって飲もうの悪さが十二分に分かった
目的も無ければテーマもないので話題は霧散して結局思い出話だけになってしまう
友人との集まりレベルでも事前にどういう展開にしたいかを考えるだけでも変化をもたらしそう
ボブを呼ぶなはマジで同意
集まりに関係ないひと呼ぶとどうしてもその人に割くリソースが多くなってしまう
また話す内容も前提を共有してないとだめな場合は他の人にとっては冗長な説明になってしまうのでテンポがまだ悪い
場所のチョイス、終わらせ方など意識した事ないところへの指摘 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ『Zero to One』は、キャピタリストや起業家にとって重要な視点を提供している。特に、従来の競争優位性を否定し、「独占」を目指すべきだと強調している点が特徴的である。
ただし、本書が示す「成功」とは、単に小規模なサービスや事業を数億円で売却することではなく、社会を大きく変革するレベルのものを指している点に留意したい。
感想としては、多くの"中小企業"にとっても独占は理想ではあるが、完全な独占を継続するのは現実的に困難である。そのため、本書の視点を参考にしつつ、リタ・マグレイスの理論(競争優位性を一時的なものと捉え、変化に適応し続けるアプローチ)と組み合わせると、より実 -
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Posted by ブクログ
めちゃ面白く、ためになる。一気に読める。格差は余剰から生まれた。余剰が結局経済を生み出す。
映画「マトリックス」の引用が良い。人工的に与えられる幸せで人間を満足するのか?という問い。
「満足した豚であるより不満足な人間である方がよい。満足した愚者であるより不満足なソクラテスである方がよい。そして愚者や豚の意見がこれと違っていても、それは彼らがこの問題を自分の立場からしか見ていないからである」
ジョン・スチュワート・ミル
まぁつまり、自分の頭でちゃんと考えろって事。
「市場社会は見事な機械や莫大な富をつくりだすと同時に、信じられないほどの貧困と山ほどの借金を生み出す。それだけではない。市 -
Posted by ブクログ
この本は学校の指定読書にして学ぶべき。関美和氏の翻訳もあって非常に読みやすい文章で、各章の短さもちょうど良い。これまでは金融についてなんとなく分かったつもりで大人ぶっていたが、本書を読んで自分がどれほど無知だったか思い知った。
以下、本書より抜粋。
<企業分析>
プロの運用者が銘柄選びの際に考えていることのほんの一部。
1.株価
たとえば過去1年間の株価にくらべて、今の値段は高いか安いか。
2.株価収益率(PER)
ダウ平均のPERと比較。10〜15倍ならかなり割安、50倍は割高すぎる。ちきんとした理由がないと買うべきではない。15倍より上なら、なぜみんなその株にこれほど高い値段を払っている