関美和のレビュー一覧
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PayPal共同創業者のティール氏によるスタートアップのアイデアバイブル。
ティール氏はPDCAを高速で回すに近いリーンスタートアップには反対の立場。
1をnにするのではなく、0を1にするためのアイデアを徹底的に思考し磨き上げることがポイント。
第一歩は可能性を確信し自分の頭で考えること。
◆競争ではなく独占。
小さく始めて独占する。
◆隠れた真実の存在を信じ、それを探さなければ目の前にあるチャンスに気づくことはできない。
例:エアビー、ウーバー
◆チームの存在がなければ0を1にすることはとても難しい。最高のスタートアップは究極よりも少しマイルドなカルト(宗教)。
◆答えを出すべき7つの質問
①ブレイクスルーとなる技術を開発できるか?
②始めるのに今が適切なタイミングか?
③大きなシェアが取れるような小さな市場から始めているか?
④正しいチーム作りができているか?
⑤プロダクトを届ける方法があるか?
⑥10年、20年生き残れるポジショニングができているか?
⑦他社が気づいていない独自のチャンスを見つけているか? -
Posted by ブクログ
何度目かの再読。
マインドフルネスの本とは書かれていないけど、実践方法を含めたマインドフルネス体験の物語である。
初めて読んだ時は余計な情報なしに手に取ったので、小説だと思って読み始め、後で実話だと知って驚いた。
(たぶん実話だという情報はたくさんあったようだけど、気づかず読んだ)
よくまとめてあるし、主人公がこの先どうなっていくのか、ページを捲る手が止まらなかった。
私自身がマインドフルネスのトレーナーとしても仕事をしていることもあり(本業はカウンセラー、キャリアコンサルタント)、トレーニングの受講生さん2000人以上に紹介してきた本でいつも好評だった。
少しトレーニング方法が違うかな、という場面もいくつかあるけど、大筋は同じ感じ。
現実を見極める力、自分の今をしっかり掴む力、進むための一歩を決心する力。それが人生を形作っていく。
自己啓発本でもよく書かれる、こうした力の鍛え方はトレーニングが必要なのは確かだけど、基点は本当にシンプルなのだ。
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ピーター・ティールが言いたいこと
世界に関する命題のうち多くの人が真でないときているが君が真だと考えているものは何か?
競合とは大きく違うどころか、競合がいないので圧倒的に独占できるような全く違うコンセプトを事前に計画し、それに全てを賭けろ
この本はスタートアップの全てが書かれている本である
現在
アメリカで生まれたビジネスを
パクってタイムマシン経営してる奴らしかいない
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テクノロジーとは垂直的進歩でゼロイチ
グローバリゼーションとは水平的進歩で1→10
経済は頭打ちを食らって1960年頃から特に進化していない
独占企業は独占していないというが独占しているから気をつけろ
競争企業はないと言うが見誤る可能性があるから気を付けろ
セットアップでの競合は身近にいないけど服で捉えたらどうだろう?わざわざそれを切る必要があるのか?
独占を目指せ
競争するな、誰も得しない
ただ俺たちは競争するような教育を受けてきた、テストから偏差値から給料から
人間はイデオロギーとして競争してしまう欲望があるが無駄なので
競った段階で合併、吸収して
独占企業を作り直せ
ただその独占企業も急成長させるだけでは意味がない
大事なのは存続である
独占企業の特徴
①機能面などで10倍くらい二位と突き放す
②ネットワーク効果(facebookはハーバードの学生を登録させるところから始めた)
③規模の経済
規模拡大の可能性を最初のデザインに組み込む
④ブランディング
あいまいな悲観主義
ヨーロッパ
バケーション多く取りがち
あいまいな楽観主義
=現在
指針が決まってないまま世界が動いてる
明確な悲観主義
=中国
先進国のひたすらな模倣
明確な楽観主義
=昔のアメリカ
空を飛ぶ
3c
宇宙開発など
やりたいことどんどんできてた
隠れた真実を追い続けろ
税理士などは別にして基本的にスタートアップに関わる全ての人間はフルタイムでなければならない
ストックオプションを持たない人や固定給をもらう人とは基本的に利害が一致するわけがない
社長自身いくらもらおうとしてる?
CEOの給料が少ないほど会社はうまくいく
株式のフェアな配分は不可能なので開示してはいけない
コンテンツメーカーと営業・広告には理解できない乖離があるから経験させろ
コンテンツメーカーは営業・広告を不正直と思っている
セールスは簡単だと思わせてないといけないので簡単なように見えるということをコンテンツメーカーは知らない
①エンジニアリング
段階的な改善では無く、ブレークスルーとなる技術を開発できるだろうか?
完全に完成されたプロダクト
②タイミング
③独占
④人材
⑤販売
マーケティングは大丈夫か?
⑥永続性
⑦隠れた真実
他社が気付いてない独自のチャンスを見つけているか -
Posted by ブクログ
搾取の主導的な形態を時代の変遷に沿って、《封建制/領地/農奴/地代(レント)として差し出さねばならない生産物》、《資本主義/生産手段/労働者/利潤として巻き上げられる価値》、《テクノ封建制/クラウド領地/クラウド農奴/クラウド地代(レント)として差し出さねばならない個人情報》と描いてみせる。そして、テクノ封建制においては、クラウド領主であるGAFAMなどのプラットフォーム企業が、従来型の企業(資本家)を封臣とし、彼らが労働者から搾取した利潤からクラウド地代を吸い上げる。また人々は、デジタル空間で興味関心欲望を操作され、クラウド領主に無償で個人情報やコンテンツを差し出し続け、そこから抜け出すことのできない、クラウド農奴と化している。今この世界で起きている経済構造の変化を、このように見通してみせる著者の力量に脱帽。巻末の斎藤幸平の解説もコンパクトかつ見事なまとめになっている。
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## 読書感想文:『ゼロ・トゥ・ワン』- 常識を疑い、未来を創造する思考
本書『ゼロ・トゥ・ワン』は、単なるビジネス書ではない。現代に蔓延する「常識」という名の思考停止に警鐘を鳴らし、未来を自らの手で創造するための哲学を説く、挑戦的な一冊だ。PayPalマフィアのドンとして知られるピーター・ティールが投げかける問いは、鋭く、そして本質的である。ハイライトを読み返すだけでも、その思考の切れ味に改めて身が引き締まる思いがする。
### 「リーン・スタートアップ」との決別
本書を貫く最も衝撃的な主張は、現代のスタートアップのバイブルとも言える「リーン・スタートアップ」との明確な決別だろう。
> ティールの主張で最もコアとなる部分は、「リーン・スタートアップ」と呼ばれる今流行りのコンセプトとは真逆である。
ハイライトにあるように、ティールは「少しずつ段階的に前進する」「無駄なく柔軟であること(計画しないこと)」といったリーンの教えを真っ向から否定し、「小さな違いを追いかけるより大胆に賭けた方がいい」「出来の悪い計画でも、ないよりはいい」と断言する。これは、短期的な改善や模倣に終始しがちな現代の風潮への強烈なアンチテーゼだ。日本では特に、「皆が知っているが実は間違っていること」に賭けて失敗するケースが多いという指摘は、耳が痛い。
### 「ゼロから1」を生み出すということ
本書のタイトルが示す「ゼロ・トゥ・ワン」とは何か。
> ビジネスに同じ瞬間は二度とない。僕たちが新しい何かを生み出すたびに、ゼロは1になる。
これは、既存のものをコピーしたり改良したりする「1からn」の水平的進歩(グローバリゼーション)ではなく、全く新しい何かを創造する「0から1」の垂直的進歩(テクノロジー)を意味する。ティールは、真の価値創造はこの「0から1」にしかないと説く。
そのために彼が繰り返し問うのが、次の質問だ。
> **「賛成する人がほとんどいない、大切な真実はなんだろう?」**
この「隠れた真実」の探求こそが、新しいものを生み出す起点となる。それは知的なハードルだけでなく、大衆に逆らう勇気という心理的なハードルを越えることを要求する。
### 「競争」は敗者のゲーム、「独占」を目指せ
ビジネスの世界では「競争」が善とされがちだが、ティールはその常識すら覆す。
> 完全競争下では長期的に利益を出す企業は存在しない。
競争が激化すれば利益は削られ、企業は生き残るのに必死になる。ティールが目指すべきだと主張するのは「独占」だ。ここで言う独占とは、市場を不当に支配することではない。それは「他社とは替えがきかないほど、そのビジネスに優れた企業」になることであり、結果として競争相手がいない状態を築くことだ。Googleが検索市場で築いた地位がその好例だろう。
そのためには、**①圧倒的に優れた独自技術(プロプライエタリ・テクノロジー)、②ネットワーク効果、③規模の経済、④強力なブランド**が必要になる。特に、既存の10倍優れたものを作るという発想は、単なる改善ではなく、発明に近いレベルでの思考を求めるものだ。
### 「明確な未来」をデザインする
未来は予測不可能だと諦め、場当たり的な対応を繰り返す「あいまいな楽観主義」が現代社会には蔓延しているとティールは指摘する。しかし、彼は未来をデザインできると信じる「明確な楽観主義」こそが進歩の原動力だと語る。
> 偉大な起業家は、確かに何よりもまず優秀なデザイナーだ。ジョブズが残した最も偉大なデザインは、彼の会社だ。
MVP(Minimum Viable Product)のような小さな発想ではなく、長期的な視点に立った大胆な計画(インテリジェント・デザイン)こそが重要なのである。「このビジネスは一〇年後も存続しているか」という問いは、短期的な利益や成長指標に囚われがちな我々にとって、本質を見失わないための羅針盤となるだろう。
### 結論:自分の頭で考え、未来を築くために
本書は、起業家や投資家だけでなく、未来に対して責任を持つすべての人にとっての必読書だ。ハイライトされた「投資の世界では、『日本人が来たら売れ』」という言葉は、私たちがいかに思考停止に陥り、表面的な流行に流されてきたかを突きつける。
大切なのは、大勢の意見に反対することではない。誰かの作った地図をなぞるのではなく、**「自分の頭で考えること」**だ。本書は、そのための思考のOSを与えてくれる。
「隠れた真実」はどこにあるのか。自分にとっての「ゼロから1」とは何か。読み終えた今、改めて自問せずにはいられない。この問いこそが、凡庸な模倣者から抜け出し、未来を創造する第一歩となるはずだ。 -
Posted by ブクログ
マインドフルネスや引き寄せの法則の本を読んでいるけど、この本で書かれている「心を開く」が最も重要だと説いている本は、意外と少ないと思う。
著者は貧乏な家庭で育ったからこそ、お金を稼げるようになって、「自分は特別で、何でもできるし、何をしてもいい」、お金を稼ぐ力が自分の価値だと思い込むようになったのだと思う。
体をゆるめて、思考の声を消して、理想の未来をイメージして成功しても、他者への思いやりがなければ、ナルシシズムと孤立につながりかねないし、その成功は長続きしないのだと、身をもって教えてくれた。
「人を思いやり、人とつながるために、私たちは生まれてきた」という、ラストのメッセージに泣いた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレありがちなタイトルから想像できないほど強いエピソードトークが散りばめられた、イベント運営の本。やりがちなことがアンチパターンとして忠告されていたりして学びになった。満足感のあるイベントづくりの参考にしたい。
【ポイント】
・集まった人が「自分の居場所」を持てたと感じられるのが、筆者の理想
・集まりの極意は、企画する人が、深く考えて準備し、(目に見えない)仕掛けを組み入れ、好奇心を持って、広い心で、熱心に挑戦すること
・意味のある集まりを開くための一歩は、「はっきりとした、ゆるぎない目的を掲げること」。何のためにではなく、何故集まるのかを大事にする
・深く考え、意図を持って誰かを「お断り」することは、目的に合った人たちが交流しあい、それぞれの多様性が発揮されて活性化することにつながる
・「自然体」は、実は無責任で、ゲストにゲストの世話をさせているにすぎない。ホストがしっかり仕切るべき
・暗黙的なマナーより明示的なルール。そのイベント限りの、笑ってしまうようなルールを設けることで、盛り上がりを作ることができる
・イベントは発見の瞬間から始まっている。イベントの開始時刻からではない
・告知から開場・開始までの誘導、待ち時間、全てが期待を高め、イベントの成功に繋げることができるチャンス
・最初と最後の一言をきっちり演出する。事務連絡はやめるべき
・ファシリテーターは率先して目的に合った行動をとるが、相手に無理強いはしない。プールに入る時の深さを自分で選ぶように、丁度いい行いを選んでもらう