米原万里のレビュー一覧

  • ガセネッタ&シモネッタ

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    米原さんの文章はホントにおもしろい。そしてう〜んなるほどぉと納得させられること多々あり。賢い人だなあとつくづく思う。

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    2017年03月12日
  • ヒトのオスは飼わないの?

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    ヒトのオスに対する辛辣なエッセイかと思って手にしたのだが、全編、ご自分が飼われた犬と猫に関する、物語のようなエッセイ。
    ペットには全く興味ないが、早く先を読みたくなるような本だった。

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    2016年11月27日
  • 偉くない「私」が一番自由

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    米原万里さんの多才さを 1冊に 凝縮した本。軽快なエッセイから始まり、原点としてのロシア文学研究、翻訳者や小説家のプロとしての考え方など


    出版社の編集者だったら、人気のある 楽しいエッセイを集めて、営利優先となるのでしょうが、佐藤優さんは 米原さん そのままを 本にまとめたかったのかなーと感じました

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    2016年11月20日
  • ロシアは今日も荒れ模様

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    ロストロポーヴィチ、ゴルバチョフ、エリツィンはじめ、ロシアのこと、ロシア人の国民性が著者の経験した出来事を通しておもしろく書かれている。

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    2016年11月06日
  • 魔女の1ダース―正義と常識に冷や水を浴びせる13章―

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    目次からたいへん興味深い。


    「無知の傲慢。経験主義の狭量」


    メモ
    「努力しだいで改善が見込める分野にはどんどん理想パターンを取り入れ、容貌とか年齢とか努力の余地のない分野にはゆめゆめ理想パターンを描かないこと。これが幸せになるコツ。」

    「弱みとは、その人間が弱みと思いこんだ時点から弱みとなる」

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    2016年11月20日
  • 他諺の空似 ことわざ人類学

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    各国の諺の羅列よりも、差し込まれている小話やジョーク、湾岸戦争等社会に関する話の方が面白かった。
    米原万里が生きていたら今の社会に対してどう語るだろう。返す返すも彼女の死が残念でならない。

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    2016年10月09日
  • 魔女の1ダース―正義と常識に冷や水を浴びせる13章―

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    文化違えば、立場違えば、考え方次第で、物事の捉え方はこんなにも違う。それを面白がれる余裕があれば人生楽しくなりそう。

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    2016年08月28日
  • 魔女の1ダース―正義と常識に冷や水を浴びせる13章―

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    ネタバレ

    「相手の気持ちになって考える」はよく聞くが、国際交流には「第三者視点で考える」という事も大切だと分かりました。
    『人類の半分の価値』に大爆笑。

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    2016年08月14日
  • 魔女の1ダース―正義と常識に冷や水を浴びせる13章―

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    下ネタから高度な異文化理解、マスコミ批判まで、なんとも振れ幅の大きな内容。
    とっつきやすい一面、「経験主義の狭量、無知の傲慢」とか、はっとさせられる言葉がたくさんある。
    もう二十年も前に出た本だそうだが、今読んでも価値のある一冊ではないだろうか。
    グローバリズムの名のもとに、特定の価値観が、無根拠に「常識」化している今、この人がいてくれたら...と思う。

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    2016年03月06日
  • 米原万里の「愛の法則」

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    これは…米原さんが書くからこそ許されるし、説得力もあるということなのだろう。
    例えば、男女の生物学的な性差の意味づけとか、英語は孤立語とか、そのあたりは目をつぶるとして。
    日本人にとっては国際化は国際基準(往々にしてアメリカ基準、のことだったりする)に合わせていく動きとなるのに対して、アメリカ人にとっての国際化(グローバリゼーション)は、自分は変わらず、自分の基準を普遍化する動きとなるといった指摘は面白かった。

    乱暴な議論ともいえるけれど、本書の大部分の講演は米原さんが癌で闘病していた時期に重なる。
    そのことを思うと、そこまでして伝えたかったこととして受け止めなければと思えてくる。

    小学三

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    2016年02月16日
  • 心臓に毛が生えている理由

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    ロシアや中欧の人たち文化や通訳のあるある話がとても新鮮で興味深い。米原さんの文章も読みやすいし、おもしろい。

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    2016年01月03日
  • 発明マニア

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    つくづく惜しい方が亡くなったと思う。
    発明と言うより、改革案的な。
    そして、10年前の出来事が思い起こされる。

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    2015年07月10日
  • 心臓に毛が生えている理由

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    太平洋にテンションあがって泳いでしまうロシアの学者の方達
    プーキシン美術館に私財も労力も惜しまない人達
    真冬に無帽の日本人を心配してくれるご夫人のその訳
    などちょっとしたエピソードのようだが語りが面白く、薀蓄があって賢くなった気にもしてくれる

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    2015年05月09日
  • 打ちのめされるようなすごい本

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    米原万里の逝去後、すぐに刊行された彼女の「全書評集」。彼女の、多言語話者らしく何事をも相対化する目から鱗のエッセイ集は大好きで、幾度ともなく読み返したものだ。その彼女がこれほどの読書家だったとは、恥ずかしながら知らなかった。自分が読んだことのある本の書評から推察すると、全般的に誉め過ぎ(まあ、本書でも紹介される斎藤美奈子ならぬ身としては、せっかく書評を書くのだから、誉めるのは当たり前だが)の傾向があるものの、興味をそそられる本は数知れず、一気に読みたい本リストが増えてしまった。ボリュームもたっぷり。

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    2015年04月26日
  • 米原万里の「愛の法則」

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    ロシア語の翻訳者でエッセイストとしても有名な米原万里による一冊。
    タイトルから恋愛論を想像するが、実際は比較文化論。
    後半は翻訳の魅力と難しさについて語ってる。

    トリリンガルらしく、知識の豊富さと頭の柔らかさを感じた。

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    2015年04月11日
  • マイナス50℃の世界

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    マイナス50度の世界ってどんな感じなのだろうと漠然と読み始めたところ、私にとっては目新しいことでいっぱいだった。米原さんが適切な解説をつけてくれているので読めば成る程と納得する(そして自らの想像力と科学的帰結能力の無さに愕然とする)のだが、まだまだ世界は私にとって未知でいっぱいなんだなと新鮮な気持ちになれた。

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    2015年03月10日
  • ガセネッタ&シモネッタ

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    ガセネッタ ダジャーレと シモネッタ ドッジ。
    簡単に訳せない その国の特有な言葉を
    うまくどうやって 通訳するのか?

    失楽園 といっても 日本では 渡辺淳一であり
    西洋では ミルトンとなる。
    その綾を 表現する能力は 幅広い知識がいるモノだ。
    異文化をこえて、表現力は さらに広がる。

    わずかなエッセイの中に 
    思わず、考えさせられたり、にやにやしたり
    文章の編集法が 実に巧みなのである。

    金正日総書記の 好物は サンドイッチ。
    ハムハサムニダ。

    小咄が じつに いいのだ。
    三つの願いなどは 貧しいがゆえに 
    慎ましやかに笑うことができる。

    通訳の神は、ギリシャ神話のヘルメスで 人間

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    2015年03月02日
  • ガセネッタ&シモネッタ

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    パワフルな人間性が文章から溢れている。海外との関わりが長いとついつい海外かぶれしてしまいそうなものであるが、海外のいいとこ、日本のいいとこ、どちらも冷静に捉えることができる人なんだな。

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    2015年02月20日
  • マイナス50℃の世界

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    裏付きに書こうと思ったことが全て書かれていてどうしようも無いのだが、米原万里様の処女作のヤクツーク取材記。マイナス50度を超える極寒の世界の見聞記。読んでるだけだと行ってみたくなってしまうが、行ったら死ぬほど後悔するのだろうな。
    長男にも読ませよう。

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    2014年12月17日
  • 必笑小咄のテクニック

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    全12章で語られる小咄(こばなし)の数々。
    それらいろいろな小咄を読むにつけ、
    フッ、とか、クスッ、とか、ブバッ、とか
    笑えてしまいます。

    論理的に分析して、12章に分類してあるわけです。
    そんな笑い話の考察の仕方って、
    あとがきにもありますが、珍しいものですよね。
    そうやって分類されたものを楽しみながら読むことで、
    そして各章の最後にある問題に頭をひねらすことで
    (ぼくはすらーっと読んでしまったので、二問くらしか解けませんでした)、
    自分の笑い話の創作技術の向上も見込めるような感じが
    ありましたね。
    ほんとに笑い話を得意になるんだと決意する人なら、
    本書を研究して愛読することで、センスは磨

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    2014年11月29日