米原万里のレビュー一覧

  • 嘘つきアーニャの真っ赤な真実
    米原万里さんは、9歳から14歳までの間、プラハのソビエト学校に通われている。米原さんのお父様が日本共産党の幹部としてプラハに派遣されるにあたり、家族を帯同されたもの。ソビエト学校は、プラハに派遣された各国の共産党幹部の子弟が通う一種のインターナショナルスクールで、50カ国の生徒で構成されていた。授業...続きを読む
  • オリガ・モリソヴナの反語法

     『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』を先に読んでおいて良かった
    こちら同様にソビエト学校体験を時代的背景としながら、スターリン時代の闇にまでせまっていこうとさらに深く掘り下げた内容になる

    物語は1960年頃、ソビエト学校在学中に舞踊教師オリガ・モリソヴナの影響を受け、ダンサーを志した過去を持つ主人...続きを読む
  • 嘘つきアーニャの真っ赤な真実
    毎年、毎年、読み返してしまう本です。
    米原万里さんのプラハでの生活、当時の見ることができなかった東欧やソビエト連邦、たくさんの知りたかった東欧の国々、ロシア(ソ連)諸国の事を知ることが出来ました。
    米原万里さんのお友達の方々も魅力的です。
    こちらの内容の一部である、あの時のお友達たちを海外まで行き、...続きを読む
  • 嘘つきアーニャの真っ赤な真実
    トップレベルで私に影響を与えた本。
    初めて読んだのは中学2年生、14歳。
    その後学生時代を通し、ヤスミンカの「白い都 ベオグラード」に憧れ続け、6年後、私は実際にバルカン半島に訪れた。ドナウ河とサヴァ河の合流地、ベオグラード。ヤスミンカの言う通り、白い都ではないことを確認し、満足した。

    それまで幾...続きを読む
  • 嘘つきアーニャの真っ赤な真実

    長年の読むのを楽しみにしていた本!
    ぜったい好きになる予感の本!
    やっと読めて本当に嬉しい…
    そして予感通り好きな本になる(笑)
    が、その反面想像以上にスケールが大きく、深い内容であり、本のレビューを書くのになかなか言葉が出てこない…

    米原さんのノンフィクション
    1960年プラハ
    マリ(著者)は...続きを読む
  • 嘘つきアーニャの真っ赤な真実
    最近読んだ本(といっても一週間に一冊読むかどうかですが)の中で、特に薦めたい一冊です。初めて彼女の作品を読んだのですが、事実に即していながら、バランスの取れた立場からの描写、登場人物の魅力。はじめからこのようなカタチになることを決められていたかのような作品。著者である彼女の大きな包容力を感じます。作...続きを読む
  • 旅行者の朝食
    ロシア語通訳者にして健啖家の著者。文章も軽妙でとても面白い。
    「旅行者の朝食」というとなぜロシア人は笑うのか。じつは国営企業が販売するおそろしくおいしくない缶詰の名だったという。この表題作が一番面白かった。
  • 他諺の空似 ことわざ人類学
    定期的に読み返す本。
    世界の言語の偉大さと文化のつながりを教えてくれる。
    ちょっとした言い回しが、各国お国柄出てて超面白い。
  • ガセネッタ&シモネッタ
    ロシア語の通訳者。そんなの面白い人に決まっている。
    英語一辺倒の日本の言語教育に対して考えさせられたかと
    思えば、知性のある下ネタに笑わせられる
    振り幅の大きいエッセイ。
  • マイナス50℃の世界
    気楽に読んだ一冊。大黒屋光太夫について「光太夫オロシャばなし」と「おろしゃ国醉夢譚」を読みたいんです。
  • オリガ・モリソヴナの反語法
    おすすめ本として紹介されていたので、何気なく手に取り読んだら物凄く面白い。
    惹き付けられる。

    最初は、
    (ロシア…遠い国のお話かなぁ)と思ったが、
    話のスケールが大きく、かといって小難しいわけでもなく。
    ロシアについて、色んなことを知ることもできた。
    ストーリーが興味深く、文章も上手いので続きが気...続きを読む
  • 魔女の1ダース―正義と常識に冷や水を浴びせる13章―
    チェコで学生時代を過ご、ロシア語通訳者として働く著者が、世界の様々な文化や考え方の違いと、そんな中でもみんな共通する特性などを面白く書いている。歴史や政治など固めの話や、ゴシップやしもねたなど軽い?話も織り交ぜてあって、楽しく読める。自分や自国の文化を絶対と思わず、何事も相対的でいろんな考え方がある...続きを読む
  • 嘘つきアーニャの真っ赤な真実
    耳にバナナのコピペの元ネタは「ヨーロッパ退屈日記」だったけれど、「人体の器官にはある条件下では六倍にも膨張するものがあります」ってコピペの元ネタがこの本だったのはびっくりした。

    エッセイというよりは小説を読んでいるような心地にさせられる本でした。少女時代を振り返り、友人たちに会いに行く。それがドマ...続きを読む
  • オリガ・モリソヴナの反語法
    すごかった。物語自体も面白かったけど、最後の対談の部分で放心してしまった。なんで自分はロシアや、共産主義の国に興味を(共感ではなく)うっすら覚えるのだろう?と思っていたが、なんか日本がニセ社会主義的だからだ、と指摘を読んで身にしみた。

    それは、今まで読んだ本の感想とか自分が会社を辞めたとかで、すご...続きを読む
  • オリガ・モリソヴナの反語法
    米原万里さん(1950~2006)だからというそれだけの理由で、一切の予備知識なしで読んでみたが、何とも見事な一冊だった。
    話の重厚さといい展開の素晴らしさといいもう感嘆のひと言だ。

    現在と過去が一人称と三人称で分けて語られる。
    フィクションとはいえソビエト連邦崩壊という歴史的事実が背景にあるため...続きを読む
  • 打ちのめされるようなすごい本
    この本は齋藤孝さんの『超速読術』という本を読んでいたら、速読な方の例として『打ちのめされるようなすごい本』を書かれた米原万里さんは1日に7~8冊読まれるそうです。と書いてあり、たまたま私はこの本を積んで手元に置いていたので、すぐに読みました。

    でも、この本すごいです。この本にこそ打ちのめされます。...続きを読む
  • 嘘つきアーニャの真っ赤な真実
    筆者が、共産圏で過ごした少女時代を振り返り、当時の友人3人をそれぞれ訪ねに行く。三者三様。皆、国や時代に翻弄され、それぞれの人生を歩んでいた。
    「ちゃんと会えるのか?」「そもそも生きているのか?」と、ドキドキしながら夢中になって読める。
    筆者の行動力と感受性の豊かさ、文章による表現力が素晴らしい。友...続きを読む
  • 旅行者の朝食
    米原万里×食ですもの、面白くないわけがない。気づいたらクスクス笑ってしまって、少しふさいでいた気分があっさり解放された。落ち込んでいるときは、何も考えず米原さんの本を読み、笑って美味しいものを食べるのが、私の特効薬かも!
  • 打ちのめされるようなすごい本
    一体どこが違うのかね? ここで幼稚な感想文を書いてる自分と米原さんは。小学生と大学教授位の差があるから我ながら参ってしまう。
    本文にもあったが、書評と言うのは基本的に良いことしか書かれない。モノや人を評する時、貶す場合は舌鋒鋭くて大して中身がなくてもそれなりに迫力ある批評が書けるが、誉めるのはなかな...続きを読む
  • 不実な美女か貞淑な醜女か
    英語ができないしもちろん他言語もできないわたしは、外国語を話せる、そして通訳ってだけで尊敬に値する。同時通訳さんなんて惚れ惚れする。そして通訳さんて、言語のコミュニケーションのプロ中のプロだけど、いかに相手に伝えることができるかなんだなと思った。そして雇われるっていう苦労もあり。あとやはり日本語のボ...続きを読む