米原万里のレビュー一覧

  • ヒトのオスは飼わないの?

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    万里さんにハズレ無し!っと心の中で叫びながら大事に読みました。
    読み終わってしまうのがもったいなかったです。

    このエッセイにはロシア語通訳の仕事のことももちろん出てきますが、メインは美智子、無理、道理、ゲン、ノラ、ソーニャ、ターニャ、という万里さんの家族。順番に、ヒト(ていうか母)、猫、猫、犬、犬、猫、猫。それぞれの性質が生き生きと描かれているし、巻頭に写真も付いているので、読み進めるうちには猫たち犬たちを直接知っているような気になってきました。それと獣医さんや猫好き犬好きの友達知り合いなども、個性豊かにハツラツと描かれていて、面白いです。猫好きのヒトはもちろん、犬好きなヒトもべらぼうに楽し

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    2009年10月07日
  • ロシアは今日も荒れ模様

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    ブロードキャスターに出ているのを拝見して、「なんて印象的なお顔!」っと興味を持ち、『不実な美女か貞淑な醜女(ブス)か』 『魔女の1ダース』 『嘘つきアーニャの真赤な真実』 と読んで、大好きになった憧れの米原さん。先日の突然の訃報はビックリしたし、残念だった
    心からご冥福をお祈りします。

    ロシア語通訳の米原さんが描くロシアとロシア人像の傑作です。特にゴルバチョフとエリツィンは、すごく生き生き描いてあり、すごく遠い人たちなのに身近で人間くさ〜いオジサンに感じられて、大変おもしろかったです。

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    2019年12月24日
  • ヒトのオスは飼わないの?

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    米原さん最高!基本的に猫はそんなに好きじゃなかったけれど、彼女の視点から見た猫たちの愛らしさにノックアウト。
    我が家にいる猫がなんだか可愛く見えた。これぞ人を引き込む天才米原マジック。

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    2009年10月04日
  • 必笑小咄のテクニック

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    昔から存在してた小咄‐各国のブラックユーモアも紹介。
    小咄のテクニックのノウハウを分類し展開。
    そしてちょっぴりの政治的ブラックユーモア。
    そして言語は使い方によって状況を覆すほどの力を持っていることがわかる。

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    2009年10月04日
  • 嘘つきアーニャの真っ赤な真実

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    ネタバレ

    最近お気に入りのひかり書店で発見した、
    米原万里さん、
    「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」
    実は先日、
    月に一度の楽しみにしているコミュニティラジオ
    「ビブリオラジオ」で紹介されていて気になっていた。

    この本は、著者が1960年から1964年までの約5年間、在プラハのソビエト学校で過ごした少女時代の思い出をもとにした自分史的エッセイ。
    当時のプラハには世界50カ国以上の共産圏の子どもたちが集まる国際学校があり、共通語はロシア語。
    著者は日本共産党関係者の父親の駐在でそこに通い、多国籍の友人たちと過ごす。

    本は3編の連作で、
    それぞれにギリシャ人のリッツァ、
    ルーマニア人のアーニャ、
    ユーゴス

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    2026年03月31日
  • オリガ・モリソヴナの反語法

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    ネタバレ

    とてもとても良かったです。フィクションでありながら、ノンフィクションのような読み心地。米原さんが実際に志摩として、オリガ・モリソヴナの証跡を辿っているかのようです。舞踊教師で反語法を得意とするオリガ・モリソヴナと、フランス語教師で少女のような言動のエレオノーラ・ミハイロヴナ。罪を犯してなどいないにも関わらず、収容され、強制労働を強いられ、大切な人の生死さえも分からない。物語の根底を暗さを吹っ飛ばす、パワーがありました。解説にもありましたが、死刑執行人との約束には心打たれます。すばらしい作品でした。

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    2026年03月23日
  • 嘘つきアーニャの真っ赤な真実

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    わかってもらえないならいい、って思えるのはすごく閉鎖的で安全な環境にいたんだなって思った。
    今までは、他人を理解するなんて無理だし、理解しようとしてくれる人だけを大事にすればいいや、って思ってたけど、わからなくてもわかろうとチャレンジしたり、わかってもらおうとチャレンジをしてみたほうがいいのかもしれないって思った。強くなりたい。

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    2026年03月22日
  • 嘘つきアーニャの真っ赤な真実

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    [抽象的な人類なんてこの世界に1人も存在しない]
    著者の友人を通して歴史が描かれることにより、具体的な身近な出来事として、民族やナショナリズムについて考えさせられる。

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    2026年03月21日
  • オリガ・モリソヴナの反語法

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    「ああ神様!これぞ神様が与えて下さった天分でなくてなんだろう。長生きはしてみるもんだ。こんな才能ははじめてお目にかかるよ!あたしゃ嬉しくて嬉しくて嬉しくて狂い死にしそうだね!」

    物語は在プラハ、ソビエト学校の教師オリガ・モリソヴナの強烈な反語法によるダンス指導シーンからはじまる。

    彼女の教え子で日本人のシーマチカが卒業後?大人になってから、親友のカーチャとともに青春時代の謎を追い求める。ロシアに訪れ各所をたずね資料や証言を集めていく過程は、作者自身がオリガを調べている様子をイメージさせた。

    さらに凄いところは、私自身も旧友と一緒になって歴史の謎を炙りだしていくような連帯感というか没入感。

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    2026年03月14日
  • オリガ・モリソヴナの反語法

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    骨太な長編。ソ連の話なので人名を覚えるのにそこそこ苦労するが、ある程度慣れてくると物語自体の吸引力に引っ張られてスルスル読めた。収容所の描写など、かなり重い内容ではある。タイトルに出てくるオリガ・モリソヴナに関わる謎を色々な人に出会い、聞きながら解きほぐして行く流れは、ミステリ的とも言えるが謎解きのカタルシスというよりは、ドキュメンタリーを見ているような質感。

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    2026年03月06日
  • 米原万里の「愛の法則」

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    とても熱く真面目に愛や生殖について語っているのが面白かった。存命中に読みたかった。また同時通訳者ならではのものの味方もおもしろく他のエッセイも読みたいと思った。

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    2026年01月28日
  • オリガ・モリソヴナの反語法

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    ネタバレ

    作者の米原万里さんが急に気になって読み始めた。
    強制収容所の話が出てくるとは思わなかったので内容がズシンときた。反語法の意味も分からず読み始めて途中で検索した(笑)謎解きみたいになっていき読むのが止められなかった。(名前とか忘れてしまうので早く読み終えたかったという気持もあった)

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    2026年01月04日
  • オリガ・モリソヴナの反語法

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    初めはロシアの名前に慣れず、抵抗があったが
    次第にページをめくれるようになった。
    魅力的な教師の過去、
    ソ連の当時の様子を知らなかった私は
    学びも多かった。
    当たり前の毎日に感謝したり、人間の極限と残酷さをしったり。
    暗すぎないのも個人的には好きだった

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    2025年12月30日
  • 旅行者の朝食

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    ふわっと読める。
    でも、蘊蓄もあり、考察もあり、深さがある。

    食べることを、こんな風にエッセイに纏められのはすごい。

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    2025年12月09日
  • 嘘つきアーニャの真っ赤な真実

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    ネタバレ

    実体験をもとにしたノンフィクションで、すごく濃密な本だ。
    チェコのプラハでソビエト学校に通う小学生のマリ。ここには50もの国からやってきた子供たちが通っている。マリの父親は、日本共産党から派遣されて、国際共産主義運動の理論誌の編集局に勤めており、そのため家族でプラハにやってきた。(この学校に通う子供たちは外交官や共産主義運動の幹部たちを親に持ち、それなりにブルジョアな暮らしぶりが散見される。しかし同時に社会主義国としての計画経済による、融通の効かなさみたいなところも描写され非常に興味深い)

    米原万里がプラハで過ごした9〜14歳までの期間に出会った、3人のかけがえのない友人たち。リッツァ、アー

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    2025年11月07日
  • 嘘つきアーニャの真っ赤な真実

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    ネタバレ

    軍事政権の弾圧を逃れ東欧各地を転々とし、チェコスロバキアに亡命した共産主義者の父を持つギリシャ人のリッツァ。
    同じく共産主義者の父を持つ、インド生まれ中国育ちのルーマニア人アーニャ。
    15歳でパルチザンの一員となった共産主義の父を持つユーゴスラビア人のヤスミンカ。
    日本人の著者と少女時代を過ごし、その後30年という月日を経て再会する。
    当時の時代や歴史、共産主義、社会主義、民族意識…さまざまな視点で考えるきっかけを与えてくれた一冊。

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    2025年10月27日
  • 旅行者の朝食

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    三宅香帆さんが、自身のYouTubeでおすすめされてたので読んでみました。
    最初の方は世界史のような雑学チックな食をめぐる話もあったのですが、章を進めていくごとにライトな食エッセイになっていったので、どんどん読み進めていけました。

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    2025年10月16日
  • 魔女の1ダース―正義と常識に冷や水を浴びせる13章―

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    面白い!
    "常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションでしかない"
    アインシュタインの言を腹落ちさせてくれる一冊。男、女、キリスト教徒、イスラム教徒、先進国、発展途上国、戦勝国、敗戦国、私たちはあまりに違うのに、気を抜くと、正義も真実もたった一つしかないように思ってしまう。
    20年以上前の本だけど、 snsの台頭でますますその傾向が強まり分断がうまれている現代にこそもっと読まれて欲しい本だと思います。

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    2025年09月24日
  • 嘘つきアーニャの真っ赤な真実

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    自分の無知を感じました 才能は個人の持ちものではなく、皆のものという国民性の違いのくだりもカルチャーショック 良い本に出合えました

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    2025年09月21日
  • 不実な美女か貞淑な醜女か

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    読んだのはずいぶん昔。タイトルに惹かれて読み始めたら、テンポよく、適度に笑いもあり、夢中になって読んだ。 

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    2025年09月13日