米原万里のレビュー一覧

  • 必笑小咄のテクニック

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    単なる優越感ゆえに笑うのではなく、騙される側にいながら、騙されていた事実と意外な騙しの手口を知らされた瞬間に笑ってしまう

    ミスリードによって生まれる点線と実線との落差がオチを可能にするわけで、オチそのものが必ずしも面白かったり可笑しかったりする必要はない
    オチをオチ足らしめるミスリード部分こそ作者の腕の見せ所

    平凡な台詞が非凡なオチに聞こえるように、前提条件のほうを非凡にしてしまう
    オチとは、前提部分によって聞き手や読み手の頭の中に生まれるだろう予想と、実際の結末との間の落差によって生まれる。この落差を設けるためにこそ心血を注ぐべき

    オチはゼロから創造するというよりも、見いだして演出する

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    2010年12月01日
  • ヒトのオスは飼わないの?

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    米原万理さんの動物関係エッセイ。私はとにかくゲンちゃんのファン。ああ、本当に犬格がすばらしい! 米原さん亡き今、猫たちはどうしているのだろう・・・。

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    2009年10月04日
  • 真昼の星空

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    亡くなってしまった米原さん。すごく残念で著書を探し求めて見つけたのがこのエッセイ集。機知と皮肉に飛んでいてとてもおもしろい。あぁ、なるほどこういう違う視点もあったのか、そんな日本人から少し離れた視点をバシバシ披露してくれる。本当に、亡くなられたのが惜しい。

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    2009年10月07日
  • 必笑小咄のテクニック

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    日本人離れしたユーモアセンスの持ち主である著者が、その明晰な頭脳で世の中の笑いを分析、解説。窮地に立った時こそ、お笑いだー!!

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    2009年10月04日
  • 真夜中の太陽

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    自分たちの生活、食、安全、平和を守るために、今の自分にできることって何だろう、と真剣に考えなければと思いました。[2004/12/4]

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    2009年10月04日
  • 真昼の星空

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     米原万里の本は笑える!が、今回は前半部分のみかな。後半はちょっと批判が多くて、しかもその批判が自分に当てはまるのでとてつも痛かったのでした。「高齢化と少子化は、一つのコインの裏表のようにセットになっているのではないか。人知を超えた種の存続を至上命題とする人口調整機能が働いているのではないだろうか。今の先進国のような資源大量消費型のしかも長生き人間が増え続けては、地球は食い尽くされて人類のみならず生き物全体の寿命を縮めることになるからだ。」

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    2009年10月04日
  • 打ちのめされるようなすごい本

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    ゼロ年代の左翼たち
     日本はアメリカの属領、アフガニスタン、小泉純一郎とブッシュ。
     ゼロ年代に流行った言説のちくちく言葉が底を流れ、これを小気味いいとするか、それとも数十年越しにながめて、そんなこともあったなと呆れてみるか。

     なんだか私は読んでる間ぢゅうずっと、はいはいといふ気持が頭をもたげて、ちょっぴりうんざりしてしまった。
     たしかに面白さうな本も随所に出てくる。
     けど、ミステリをくさすために丸谷才一を持ちだしたりするので、ブッキッシュだな。

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    2026年04月02日
  • 嘘つきアーニャの真っ赤な真実

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    どこかやるせなさが残る。米原さんのエッセイを読むと、外国に対して無関心でいたことがすごく恥ずかしいことのように思います。他のエッセイも読んでいきます。

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    2026年03月26日
  • 不実な美女か貞淑な醜女か

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    ネタバレ

    米原さんの初エッセイ。エッセイと言うよりは軽めながらも通訳の解説本に近い感じがしました。タイトルは通訳のやり方を美女と醜女に例えたもの。なるほどーと思いつつも、てっきりそういったぶっちゃけ話になると思ってたから、少し残念。それはそれとして、通訳のおもしろさや苦労がおもしろおかしく伝わってきて、何度か笑ってしまいました。引用も興味深くて、読みやすい。通訳に興味がある友人に勧めたいです。

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    2026年03月24日
  • ロシアは今日も荒れ模様

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    ネタバレ

    不勉強を呪う!圧倒的なまでの知識のなさでも、米原さんのロシア話はおもしろい。ウォトカは飲んでみたくなり、エリツィンにいたっては親近感を持ちました。米原さんの本を読んで、徐々にロシアや日本のことを理解していってる気がするので、次も楽しみに読んでいきます!

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    2026年03月24日
  • 魔女の1ダース―正義と常識に冷や水を浴びせる13章―

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    ネタバレ

    米原さんの2冊目のエッセイ。時事や歴史の話題を出されるととたんに意味がわからなくなり、不勉強を呪うのですが、今回も例に漏れずわからないところが多かった。常識で補えるところが大半だろうにもったいない。そういったことを除けば、米原さんの下ネタと毒舌はとてもおもしろく、すらすら読めた。特に下ネタの量は半端ない。印象に残ってる話題は「霊柩車を買い求めた外国人」「ロシア人のおっぱいは大きい」「子どもも子猫も放っておいた方が良い」「中国人の食に対するこだわりとおおらかさ」「オペラに感動したとある社長」とか。よかった。

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    2026年03月24日
  • ガセネッタ&シモネッタ

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    ネタバレ

    同時通訳者の米原さんのエッセイ。レイアウトが食事の形式をなぞっていてセンス良し。あれこれつまっていて、相変わらず時事関係の話はさっぱりでしたが勉強になりました。日本人はトイレが近い、日本の同時通訳者の言語の9割は英語、母国語の他に1つの言語を極めると視野が狭くなる、日露辞典は数少ない、猫はことばを理解するのか、等々。米原さんの毒とユーモアが光ってます。おもしろかったです。

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    2026年03月24日
  • 真夜中の太陽

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    ネタバレ

    通訳者の米原さんの評論やコラムをまとめた1冊。1つの評論が3ページ程度なので、内容の難しさ(時事ネタが多い)に反してさくさく読めました。印象に残っている内容は「スーパーで売られてる高級魚の切り身の秘密」「日本人は働き過ぎ」「保険会社の地震保険の売り方がせこい」「神様を信じ続けた男の末路」「大学が引っ越すことによる影響力」「余力を残すためか蟻のサボり率は一定」とか。頭は使いましたがおもしろかったです。勉強になりました。

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    2026年03月24日
  • ヒトのオスは飼わないの?

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    これは良いエッセイ。米原さんのエッセイはおもしろいのだけど、難解で読むのに疲れてしまう。今回もそのパターンに陥ってしまうかと思いましたが、テーマがイヌとネコ。難解さはなく、始終、米原さんがどれほどイヌとネコに愛情を注いでいるかがよーく分かりました。エッセイ中では見つからなかったゲンのことは、ノンフィクションならではというか、ハッピーエンドを望んでいた分、悲しい。その後の引っ越しを思うと、米原さんの心中慮ります。私も米原さんのようにたくさんの家族と共にありたい。そういうのもいいな、と思いました。

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    2026年03月23日
  • パンツの面目ふんどしの沽券

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    パンツの本である。パンツ、ショーツ、褌、ズボン、それぞれの各国の立ち位置と起源について、本当に様々な資料をもとに書き上げあげられていることに感服。著者の並々ならぬパンツへの想いが伝わってきます。浩一くんのエピソードは予想通りのオチでくすくす笑ってしまいました。そりゃ白いタイツは透けるだろうて。パンツの世界は奥深い。すごいなぁ。

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    2026年03月23日
  • 発明マニア

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    たいへーんに分厚い、米原万里さんの発明アイデア集。正直、読みきるまでが長く、政治的な内容も多く難しかったです。米原さんの作品はあとから「あ、そういえは米原さんの本に書いてあったなぁ」と思い出すことがあるので、本書の内容も時々脳みそにふって降りてきそう。米原さんは考えて、考えて、政治的な物事を他人事にはしないで問題を正面から考えてきた方なのだと改めて思いました。また、タバコ!米原さんには先見の才があったのですね。今の時代を米原さんが見られたらどのように考えられるのか、気になるところです。

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    2026年03月18日
  • マイナス50℃の世界

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    マイナス50℃の世界を米原さんの文章と美しい写真で楽しめました。が、本の厚さの薄いんですよ!文字も大きいんですよ!元々は子ども向けの新聞に書かれたもののようで、米原さんの毒はだいぶん薄味。写真は本当に美しいのですが、マイナス50℃にもなると氷って滑らないんだーとか寒い国あれこれも知ることができましたが。解説のような汚すぎるトイレの話とか、米原さんの毒や下世話な話をもっとくれ!おもしろい本には違いないのですが、米原さんを期待していると、もっとほしくなります。

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    2026年03月18日
  • 必笑小咄のテクニック

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    米原さんのとある政治家への嫌悪はいつもよりは若干の鳴りをひそめており、素直に米原さんを楽しめました。紹介されている小咄はどれも下ネタをまじえた味のあるものばかり。白雪姫は苦笑せざるをえません。ああ、童話が小咄化してこうなるとは、恐ろしい。新書だから読みにくいだろうと思っていましたが、米原さんの作品だから?全然抵抗なかったです。小咄、いいですなぁ。

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    2026年03月18日
  • 米原万里の「愛の法則」

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    米原さんの本の中でもかなり好きな方かも。新書=読みにくいというイメージがありましたが、そんなことは全然なくて、米原さんの語るお話に惹きこまれました。4つのテーマを丁寧に解説されています。米原さんの男女観の切り込みっぷりは大っぴらに語れないような内容で興味深く(サンプル説とかすごいですねぇ)、国際については日本はその時の強い国になびきすぎとのご指摘。島国だからこそできた、日本のあり方にはほぅっとなりました。通訳者のテーマもおもしろく、良い作品でありました。これはおすすめです。

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    2026年03月18日
  • 偉くない「私」が一番自由

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    佐藤さん選の米原万理さんのエッセイ集。米原さんの本をおそらく10冊は読んでいるので、知っている話は多々ーなのですが、やっぱりおもしろい話は何度読んでもおもしろい。米原さんが学生時代に書いたネクラーソフの論文も掲載。文章量と論文という体裁上、目は滑りつつもネクラーソフという男の軌跡はなかなか興味深かったです。DV父と献身的で賢い母に育てられ、農奴制への不満を抱えて、父をだまして単身都会へ。そして、貧困のどん底。すごい人生でした。一部、読むのが大変でしたが、読めて良かった作品でした。

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    2026年03月17日