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通訳界の「エ勝手リーナ」として君臨した(?)米原さんが、亡くなる直前まで週刊誌に連載していたのがこのエッセイです。妹のユリさんによると、米原さんは小さい頃からの発明好き、工夫好き。この連載のコンセプトを「せこい発明でこの世の大問題を解決するっていうしかけ」とおっしゃっていたそうです。「国家機密の隠し方」「情緒安定なでなで装置」「無敵の性欲増進法」「日本人男性の誇りと自信向上計画」などなど、ユーモアあふれる119のアイデアを満載した、米原テイストが横溢する“発明ブック”です。
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Posted by ブクログ
米原万里がガンを患いながらも継続した仕事2つのうちのひとつが本書だという。真剣に怒り、憂い、考えた数多の発明。これらが実際的に発明可能かはさておき、真剣だからこそ、驚きがある。こんなのあればいいなと、こちらも真剣に思う。 20年近く前から、政権が抱える問題も、環境破壊の問題も何ひとつ変わっていない。...続きを読むこの頃からずっと言われてきた問題なのだと感じる。もし米原万里が今の世にいたら何を発明したのか、是非見てみたい。
米原さんが最後まで続けていた連載をまとめたもの。大事に大事に読んだけれど読み終わってしまった。あら、いやよ(ARAIYAYO)のペンネームで描かれたイラストも楽しい。
物凄く面白い。 小泉政権をメッタ切り。 その他、ここまで言って命を狙われたりしない?とも心配になってしまうほどいろんな分野にズバズバ切り込む。 惜しい人を亡くしてしまった。 今更ですが、ご冥福をお祈りします。
☆3.5 ときどきおもしろい 単行本で。 米原万里は共産党幹部の娘で、ソ聯で通訳をし、妹が井上ひさしと結婚した。井上も米原も左翼である。 これを読むと、政治的毒が横溢してゐる。当時のイラク戦争を非難して、ブッシュだの小泉純一郎だの、ビンラディンだのが頻出。左翼だなあと。ムーアを思ひ出した。凡庸...続きを読むだらう。 しかし、なかにはアイデアが光ったエッセーがあり、そちらはすなほにおもしろい。たとへば、「寿命倍増プログラム」「ビルの高さの測り方」や「卓抜なる節税法」等。 さういふエッセーを読むと、こちらも自然にインスピレーションがわいてきた。 サンデー毎日の週刊連載だったから、書くネタに困ったらう内容もあるが、どこからネタを蒐集したのか、よく書けたものだ。 挿絵は米原自身のもので、味がある。
"ロシア語の同時通訳者であり、多くの書物を世に出したユニークな思想を持つ才女米原さん。 彼女の本を読むと、いかに自分の知らない事柄が多いかを思いさらされる。 犬や猫をこよなく愛した人柄がうかがえる発明もあったり、 政治的な風刺をこめたものであったりする。 あじのあるイラストもあり、楽しめる...続きを読むこと間違いない本"
つくづく惜しい方が亡くなったと思う。 発明と言うより、改革案的な。 そして、10年前の出来事が思い起こされる。
米原さんの考える便利でくだらない発明品の数々。 その風刺の効いた文体と、添えられたイラストが良い味を出している。
「せこい発明でこの世の大問題を解決するしかけ」 といっているが、そのアイデアには ほっと するものが多い。 ほかのエッセイが 文化の違いをうまくとらえて、 そのギャップに 米原万理節が さえるのだが、 この本は 全く違った 視点で 組み立てている。 興味 というものの 広がりや アンテナの感度がい...続きを読むい。 ブッシュの好戦性に、すがりつく小泉の関係を ブラックユーモアで 釘を刺す。 よく、そのエッセイが 掲載されたなと思うほどである。 死の直前まで、書かれていることに 米原万理の 情熱を 感じるのである。 同居者である イヌやネコに対する愛情も注ぎ込まれている。 この『せこい発明』が 実用化されたら おもしろいかも。
小さいころから発明好き、工夫好きだった著者が最後に残した119の「せこい発明でこの世の大問題を解決するしかけ」。 内容はとんでもないものから実現可能そうなものまで様々だが、米原さんのアイデア集大成という感じ。相変わらず面白くてふふっと笑えたり、ちょっと深刻な事態に顔をしかめたりと、読者は忙しいのだけ...続きを読むれど、「発明マニア」というタイトルにはうーん・・・納得いかないというか。確かに発明は詰まってるけど、それに惹かれて読む人には足りないかも。他人の笑えるアイデアとかも幅占めてるし。個人的に好きだったのは「持ち込み原稿の断り方」「天国行きの片道切符」「ノンストップ超特急を実現する方法」「『創造的な』判決を下す裁判官の判例」。
ロシア通訳の米原万里さん著。 実際に米原さんが何か発明するわけではないですが、世相にひとくさりした後(本書が描かれた時節柄、ブッシュ元大統領や、小泉元首相に対するものが多いですが)、それを解決するアイデア・発明を全部で119紹介。実現性よりはむしろ(ブラック)ユーモアととったほうがよいものばかりでは...続きを読むありますが。
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