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Posted by ブクログ 2022年07月14日
米原万里がガンを患いながらも継続した仕事2つのうちのひとつが本書だという。真剣に怒り、憂い、考えた数多の発明。これらが実際的に発明可能かはさておき、真剣だからこそ、驚きがある。こんなのあればいいなと、こちらも真剣に思う。
20年近く前から、政権が抱える問題も、環境破壊の問題も何ひとつ変わっていない。...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月14日
☆3.5 ときどきおもしろい
単行本で。
米原万里は共産党幹部の娘で、ソ聯で通訳をし、妹が井上ひさしと結婚した。井上も米原も左翼である。
これを読むと、政治的毒が横溢してゐる。当時のイラク戦争を非難して、ブッシュだの小泉純一郎だの、ビンラディンだのが頻出。左翼だなあと。ムーアを思ひ出した。凡庸...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年11月23日
"ロシア語の同時通訳者であり、多くの書物を世に出したユニークな思想を持つ才女米原さん。
彼女の本を読むと、いかに自分の知らない事柄が多いかを思いさらされる。
犬や猫をこよなく愛した人柄がうかがえる発明もあったり、
政治的な風刺をこめたものであったりする。
あじのあるイラストもあり、楽しめる...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年07月06日
「せこい発明でこの世の大問題を解決するしかけ」
といっているが、そのアイデアには ほっと するものが多い。
ほかのエッセイが 文化の違いをうまくとらえて、
そのギャップに 米原万理節が さえるのだが、
この本は 全く違った 視点で 組み立てている。
興味 というものの 広がりや アンテナの感度がい...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年08月21日
小さいころから発明好き、工夫好きだった著者が最後に残した119の「せこい発明でこの世の大問題を解決するしかけ」。
内容はとんでもないものから実現可能そうなものまで様々だが、米原さんのアイデア集大成という感じ。相変わらず面白くてふふっと笑えたり、ちょっと深刻な事態に顔をしかめたりと、読者は忙しいのだけ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年08月11日
ロシア通訳の米原万里さん著。
実際に米原さんが何か発明するわけではないですが、世相にひとくさりした後(本書が描かれた時節柄、ブッシュ元大統領や、小泉元首相に対するものが多いですが)、それを解決するアイデア・発明を全部で119紹介。実現性よりはむしろ(ブラック)ユーモアととったほうがよいものばかりでは...続きを読む
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