米原万里のレビュー一覧

  • 心臓に毛が生えている理由

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    さすが米原氏、いろいろと目の付けどころ鋭く、ユーモアも超一流。
    先生、私、そこで笑えます!!
    文化や言語に関する考察も鋭い。
    次はぜひとも、嘘つきアーニャ…を読まなくてはなりません。

    『ドラゴン・アレクサンドラの尋問』良かったです。
    怖いけど良い先生ですね。

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    2014年12月03日
  • 魔女の1ダース―正義と常識に冷や水を浴びせる13章―

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    マリさんの本を読むと、言葉のセンス、世の中のや人に対する見方にとても感心します。多分彼女の人生経験と読書体験の凄さ、仕事で培ってきたであろう人脈と言葉の感覚、多角的なものの見方・・・もっと話を聞きたい!と思わせてくれます。いくらなんでも魔女の集会に参加した日本人ってそうそういないだろうなあ。
    本書は、自分が常識だと思っていることが、場所が変われば非常識、文化や言葉の違いを面白おかしく書いている本です。
    個人的には、第7章の「⚪︎⚪︎のひとつ覚え」、第10章の「遠いほど近くなる」が興味深かったです。第3の視点を持つ。面白かった。

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    2014年11月30日
  • 不実な美女か貞淑な醜女か

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    早世されたロシア語同時通訳者、米原万理さんの初めてのエッセイ。彼女の著作を読んだのはこれが4冊目だが、渾身の一冊といえよう。彼女の魂が入っている。
    第一線で活躍した米原さんの、通訳業にまつわる苦労ややりがいや失敗の経験がつづられている。言語に関すること以上に文化人類学の視点からも考察があり、興味深い。通訳に求められるのは、外国語能力以上に母国語能力だという。
    米原さんは少女時代を外国で過ごしたが、母国語の日本語がとても美しく、この本も十分なリサーチをしたうえで、理路整然と書かれている。通訳を目指す人もそうでない人も、一度は米原さんの本を手に取ってもらいたい。

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    2014年11月13日
  • 心臓に毛が生えている理由

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    米原さんの本は面白い。時々無償に読みたくなる。小咄でありながらウィットが効いていて知らない世界が覗ける。
    2014.10.18

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    2014年10月18日
  • ヒトのオスは飼わないの?

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    ネタバレ

    ロシア語通訳者で才色兼備の万里さんと、犬猫たちのドラマチックすぎる日々。
    最後の方は、内田百閒の『ノラや』を思い出しました。
    犬猫たちのキャラクター描写が素晴しい。
    そして、行くたびに病院名が変わる獣医の荒川先生もいいキャラクター。

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    2015年05月14日
  • ガセネッタ&シモネッタ

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    言葉ってやっぱり奥が深くて、どうしようもない。
    世界の名作と呼ばれる作品のことなんかも、本当にそのとおりだと思ったし、触れた言語を絶対化していくのなんかもさもありなんと。

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    2014年05月19日
  • パンツの面目ふんどしの沽券

    購入済み

    シモネタなのに深い

    アダムとイブの「葉っぱ」から力士のマワシまで、人類が腰につけるものについて、実体験と資料とタレコミを元にまじめに考察した一冊。ネタがネタだけに、米原さん本領発揮の安定の面白さです。

    東欧・ロシアの、パンツは自分で作るもの、あるいはそもそも着けない、というのも驚きですが、かつての日本人のフンドシ姿を見た外国人の興味津々の様子も面白いです。

    そして、あとがきを読んでさらに本書の深い意味を知ることに。米原さん、志半ばだったのかなあ。

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    2014年04月02日
  • 魔女の1ダース―正義と常識に冷や水を浴びせる13章―

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    すげーよくわかったw。
    別の視点から見ること。そして解説がうまくまとめられていて、これまたすごい(^^)

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    2013年07月04日
  • 不実な美女か貞淑な醜女か

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    台湾と中国で、通訳を通じて仕事をしている。
    通訳の程度をいろいろ感じて、
    おもしろく思っていた。

    通訳という業務は実に難しい業務であると思う。
    両者の間に立って通訳し、
    利害をどのように反映するかである。
    通訳は、
    「コミュニケーションを成立させることを使命としている」

    「不実な美女」と「貞淑な醜女」の
    2つのカテゴリーは、多くの言葉を語ってくれる。
    そのような通訳にあったからかもしれない。

    通訳が、
    日本語的日本語→中国語的日本語
    →日本的中国語→中国語的中国語
    というプロセスを通じてつたわっているということを、
    本書ではじめて知った。
    この指摘は、いろんなことを示唆している。

    通訳

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    2018年03月05日
  • パンツの面目ふんどしの沽券

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    読みながら、学生時代に「縫い目が肌にあたるのがイヤだから」と、ぱんつを裏返してはいてる同級生がいたのを思い出しました。
    今頃きっと結婚して子どももいるだろうけど、こどもにも裏返しでぱんつをはかせたかどうか、とても気になってきました。
    そこまで親しくしてなかったので、聞けないのが残念(笑)

    亡くなった祖母は元気な頃、下着は腰巻でした。
    もっぱら畑仕事してたので普段はモンペでしたが、旅行のときは洋服(ワンピース)でしたが、足元は足袋に草履、下着はやっぱり腰巻でした。
    今だったら絶対に止めてるのに、なぜあの頃誰も何も言わなかったんだろう?

    それにしても、ソ連の家庭科の教科書に、パンツの作り方があ

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    2013年02月07日
  • ロシアは今日も荒れ模様

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    中国が不思議な国であるが、
    ロシアもやはりもっと不思議な国らしい。
    ロシアという国は、
    トルストイ、ツルゲーネフ、チェーホフ、
    ゴーリキー、ドストエフスキーなど、
    実に文学の分野では多彩な文化を創り出した。

    しかし、それ以降、ソビエトの文学は、
    まるで死に絶えたようである。
    その文化の残映の中で、
    今、新しい国を作っているのかもしれない。

    レーニン、そして、スターリン以降、
    最近のスターは、ゴルバチョフ、エリツィンだった。
    その産声を上げ、そして終演していくさまは、
    実に多彩な話題を提供してくれる。

    ゴルバチョフは、ペレストロイカと
    グラスノチ政策で、華々しく登場した。
    人なつっこく、今

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    2013年01月13日
  • マイナス50℃の世界

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    ネタバレ

    バナナで釘が打てます。濡れタオルを振り回すと凍る……。自分の”寒い冬”の概念がことごとく覆されました。
    滑って転ぶ、しもやけになる、車がスリップ等が、寒い国では日常茶飯事。
    子どもは、かまくらを作って、雪合戦や雪だるまを作って遊ぶのだろうと、この本を読むまで思い込んでいました。

    んがっ!全然違うのです。マイナス五〇度以下の世界おそロシア☆
    とにかく世界観が違います。まるで氷魔法の使えるファンタジーな世界。
    本を読みながら『マジで!?ひぇ〜』と何度も声にだし、たまげました。

    あまりにも寒いと、雪は粉のようで、道路も固いので滑らないのだそうです。
    スケートしたり、雪合戦は春先の遊びで、ある程度

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    2013年01月10日
  • パンツの面目ふんどしの沽券

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     タイトルが目に留まってネタのつもりで衝動買いしたが、なんの、大真面目に面白かった。下着にまつわる各国の文化、変遷の歴史、人々の意識……。さまざまな人々の体験談を述べ、あるいは文献をひも解いて、幅広い切り口から論じた珠玉のエッセイ。オススメ。

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    2013年01月08日
  • 必笑小咄のテクニック

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    制作の勉強に。

    笑いについて、方法論的に整理して考えることの必要性は感じていた。

    ・予想していた展開と実際のオチとの落差が、笑いになる。
    (そこを大きくする努力をしないと笑えない)

    →落とすために、先に持ち上げておく。

    →動物、子どもなどの存在が、急に理性的なことを言い出す。

    →弱者、被害者など反撃すると思われない者が反撃する。


    ・異なる論理と視点が出会うことによって、落差は生まれる。
    (もとの論理を、相対化、転覆させる)


    ・ギャグは逆
    その論理が想定している対象を正反対のものに転化することで論理をハイジャックする。

    ・観念的、理想的な人vs現実的な人

    ・木を見せてから森

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    2012年10月22日
  • 嘘つきアーニャの真っ赤な真実

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    祝!電子化。米原さんの作品を電書で読める日が来るなんて考えもしなかった。60年代のプラハ、そしてその後の東欧の波乱を3人の旧友との再会の物語として描くノンフィクション。友達の消息を探しに、内戦下の旧ユーゴスラビアに飛び込んでいく第3話が特に素晴らしい!

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    2012年09月26日
  • マイナス50℃の世界

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    寒い場所好きのワタクシとしては、著者の睫が凍っている表紙を見ているだけでもたまりません(変態(何

    通訳者であり、作家・米原万里氏の処女作。200年前にシベリアに漂着した日本人の足跡をたどるTBSのドキュメンタリー番組に同行した際の滞在レポート。

    いきいき楽しく読めます。

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    2012年09月19日
  • 真夜中の太陽

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    ロシア語通訳、作家で、昨年(2006年)5月に亡くなられた、米原万里さんのエッセイ集。世紀の代わろうとする時期に、これまでを振り返り、今われわれのいる日本社会を再点検します。

    いつもの切れ味鋭い視点にスパイスの利いた小咄を絡ませながら、現代の社会や政治などを、片っ端から俎上に乗せていきます。米原さんの見解には、半ば賛成、半ばは納得のいかない私ですが、エッセイとしては書き出しと最後がぴしっと決まっているので、読み始めるとついページを繰る手が止まりません。賛成できるときは、よくぞ言ってくれました! 出来かねる時はう~ん、うまい展開だねえ、とうなりながら読みました。これはやっぱり、ロシアの小咄がベ

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    2019年02月27日
  • 心臓に毛が生えている理由

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    エッセイ。
    単に見識が広いというだけではない内容の豊かさ、知識の泉から流れるものがわたしを満たしてくれる。
    そして解説が良かった。解説で思い出し泣きするなんて。
    「オリガ・モリソヴナの反語法」「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」再読したいけど、心の準備ができないままだ。

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    2012年04月25日
  • 終生ヒトのオスは飼わず

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    ネタバレ

    とてもわかりやすい文章。
    猫などの動物に対する心。

    人であっても、動物であっても、同じようにやさしさが向けられる。
    本当は、人間に向けられるとよかった思い。

    もし、米原万里さんが、人間の雄を飼っていたらよかったのにと残念に思いました。

    あるホテルの文庫コーナに常備してありました。
    面白くて一晩で読めました。

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    2012年03月04日
  • ヒトのオスは飼わないの?

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    いや~おもしろかった!
    日常を描いたこの種のエッセイって、一般的には読みやすいのはいいけど密度が低くて麩菓子みたいなのが多いけど、この本は濃い濃い。濃厚なティラミスですな。かといって重いわけではなくて、スイスイいけちゃう。
    なんでだろ。どこがちがうんだろ。
    たぶん、軽妙ながら正確な日本語によって精緻に状況描写が行われているからだと思う。無駄な言葉がないから、文章がみっちり濃度が高いのね。
    登場人犬猫物のキャラクターもストーリーも最上級。万里さん、ある意味ハチャメチャで最高!

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    2012年03月01日