森博嗣のレビュー一覧
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吉田篤弘氏の小説にはまってしまってから、小説のストーリー展開において「人称」というものが果たす重要な働きに興味を持ち始めていた。
森博嗣氏の作品においても、「人称」は強く意識されている。Vシリーズなどにはそれがよく顕れている。保呂草本人が、自身も含めてすべての登場人物を三人称に位置づけて書き進めることを、一人称で宣言してからでないとストーリーが始まらない…という風変わりな前置きがお決まりである。
この作品は、なんと間の抜けた…しかし完璧な三人称小説なのだろうか。主人公自身は理工系研究者としての性なのか、よほど手痛い人生経験を負ったがゆえのトラウマなのか、第三者の視点からすべての登場人物を、 -
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どこがどう繋がっているのか分からない短編達。
共通点は、ラーメンと性転換。
最近ならよくある設定だな、と思いきや、次を読んであれ? と。
さらに次を読んで、また首をかしげ…。
これは一体どちらが現実で、どちらが創りものの中なのか。
それともこれは平行線の世界なのか。
最後の話を読んで、もしかしてさらにこれは中の話? かと思ってみたり。
とりあえず、部屋の中にある怪しげなラーメンに
手を付けるのは止めておこうかと思います。
ちょっと食べてみたいですけど。
どんな袋でどういう味なのか、ものすごく興味ありますけど。
読んでいて、西澤さんみたい、とも思いました。 -
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著者曰く的を射るのではなく多少斜めに睨み、わずかに外れ、ぎりぎりかする鋭いところを狙ったのが本書。その方がドキリとするからとのこと。平成版侏儒の言葉というべき箴言集。「天は二物を与えず、三物以上が普通。」「不自由の主原因は思い込み」「何をやったかは見える、見えないのは何をやろうとしたか」「目先の損得に捉われるなとは少し先の損得に捉われろ?」「やりたいこととできることは異なる、一致させる必要もない」「NHK全部日本語の略、めずらしや」「方向はどちらであれ前へ進めば前進」「二兎を追わずして二兎は得ず」「将来に不安を抱いていると口にする人は何もしない人が多い」・・・・。こういうのが山のようにある。横
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Xシリーズ、第2弾です。
とても楽しめました。
なんだかXシリーズは安心して読めますね。Gシリーズみたいに、肩が凝らない(笑)
今回は満員電車での切り裂き魔事件です。
うーん、今回の事件は、森作品にしてはリアリティが強くて、読んでいてぞっとした。
確かに、満員電車はかなり異質な空間ですね。なんだか普通でいられるのが不思議だ。
もうしばらくは怖くて乗れない。つか、田舎で電車に乗る機会がないから、それは余計な心配だ(笑)。
人間の心理は摩訶不思議。確かに、正常で普通の人間の方が、今の時代では少数派なのかも。
本作全体を通して、それがじんわり伝わってきた。
それより、森作品の登場人物はどうして -
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ネタバレ「喜嶋先生の…」を読んで、森博嗣を探した。シリーズものでなく一冊で完結するものということで、これに行き当たった。でも読み終えて思った。もしや…シリーズ化されてる?(笑)
理系にはこのワクワク感はすごく伝わる。しかし、4文字の暗号はあっという間に解けてしまったし、120年のカウント方法もおおよその見当はついてしまってから読み進めることになった。
でも、それでよかったのだ。解いてもらえるように作られた暗号だったわけだし、何よりも秘密は関わった人たちの胸の中でずっと守られてきたのだし。
謎よりも、ひとりの大昔の技術者の熱意のありかとベクトルにこそ目を向けてほしい 小説。それこそ工学博士・森博嗣 -
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自分のいつもの考えと反対のものにいくつも出会って、
たまには自分をえいとねじ曲げる、こういう本を読むことも大切だと思った。
しかし、最近うっすら気づいていたことである。
自分を客観的にみることがとても大切だということ。
自分の目でしか自分をみていないと、どうしても見誤るし、
恥ずかしいとんでもないことをたくさんしてるのだ。
それは完成が優れているとか、そんなことでは一切なくて、
ただのバカだ。
同じ間違いを何度もするのも、バカだ。
バカはいやだ。
バカはやめたい。
自分を客観的にみて、自分を分かるということは、
よりよくしようと、思い、考えることなのだ。
自分を分かる。
それも、自分の