今邑彩のレビュー一覧

  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    綾辻行人の「再生」が読みたくて購入。もちろん面白くて(すごく怖い!)他の作品もどれも読み応えありました。ホラーは初心者ですが、だんだん好きになってきました。

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    2025年11月04日
  • つきまとわれて

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    ネタバレ

    短編集ですが、1話にでてきた登場人物が、2話で語り手として登場し、2話にでてきた登場人物が、3話で語り手として登場するというふうに作られています。
    今度は誰が語り手として登場するんだろうと思いながら読みました。

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    2025年06月29日
  • ルームメイト

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    大学へ通うために上京してきた春海は京都から来た麗子と出会う。お互い干渉しない約束で麗子とルームメイトになるが麗子が失踪。跡を追ううちに彼女の二重、三重生活が判明し、死体と化した麗子が…。真相が驚き!後味が悪い結末のオマケつき。

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    2025年05月17日
  • i(アイ) 鏡に消えた殺人者 警視庁捜査一課・貴島柊志

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     大手出版社の新人賞を受賞した新人作家、砂村悦子が殺害された。右脇腹を刺されたことによるショック死で、その現場でもっとも異様だったのは、等身大の鏡へと向かうような犯人の足跡。鏡の前から戻ってくる跡はなく、まるで鏡の中に入っていったかのように。鏡に執着していた被害者、自身の死とリンクする作者の死。
     過去の因縁が明かされるとともに浮かび上がる真相はかなり歪なものなのですが、どこか寂し気な余韻の読後感が印象的でした。二転三転して、最後までどう決着するのか読めない展開も魅力的な一冊です。

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    2024年10月08日
  • 金雀枝荘の殺人

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     一年前のクリスマス、当主、田宮弥三郎が所有する館で、田宮家の一族と関係者の六人が異様な死に方をする事件が起こった。あれから一年、その事件をめぐって、館に集まった一族の者たちは、突然現れた不審な男とともに、一年前の事件、そして大昔に起こった事件を推理していくことになり……というのが、物語の導入。
     先の読めない展開のミステリでもあり、どこか哀しい余韻が残るホラーでもあり、妖しげな香りを放つ幻想性もあって、と様々な魅力を持って、まさに、翻弄される、という言葉が似合う作品でした。ひとつの枠組みからすこし外れたところで、凛と咲く佇まいに憧憬を覚えました。

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    2024年05月14日
  • ルームメイト

    購入済み

    チョー突っ込みたくなるミステリ

    ⚫️冒頭から結末まで中だるみがなく疾走感が凄い。一昔前のTVサスペンスドラマを文芸ミステリ小説に仕立てた趣がある。⚫️さて、最終モノローグ前にあとがきが差し込まれ「ラストは、ハッキリ言って後味がチョー悪い」から「ここで読むのをやめる事」をおすすめされる。そうは言っても「ここまで読んで最後まで読まねぇ奴いねーよ」と1人でチョー突っ込んだ。⚫️余談だが、北川景子と深田恭子共演の映画版は、ミステリの核心部分において小説版を堅持しつつ、全く異なる展開に肝を奪われる見事な原作改変であった。

    #怖い

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    2024年04月25日
  • ルームメイト

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    この方の本は
    初めて読みました。
    多重人格、ミステリー小説
    なるほど、こーきたか、やっぱり
    色んな思いをさせてもらいながら
    読み終わりました。
    モノローグ4という展開は
    珍しかったです。
    内容的に…なんと!
    でした(笑)
    私的にこの方の
    他の本も読んでみたいと
    思えた一冊です。

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    2023年06月04日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    表題作の『再生』、過去に読んだことある作品だけどやっぱり何度読んでも大好き。
    最愛の妻の首なし死体と共に暮らすって構図が恐ろしくてグロテスクだけど美しすぎるよね……好き……
    結末の救われなさもほんとすき……

    他の作品もどれも面白くてハズレなし。流石!って感じでした。
    井上雅彦の『よけいなものが』と福澤徹三の『五月の陥穽』が特に好きかな。

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    2023年03月20日
  • 盗まれて

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    やっぱりこの人の書く物語が好きだなぁと改めて思った。
    電話や手紙をキーワードに展開される短編集。
    一話一話短く、大変読みやすかったです。
    短い中にもどんでん返しがあり、面白かった。
    特に「時効」は函館の街のノスタルジックな雰囲気も表現されていて印象的でした。
    しかしこれから今邑彩さんの短編集を読もうという方には『よもつひらさか』の方が読み応えがあったので、そちらをお勧めします。

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    2022年08月17日
  • ルームメイト

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    大学衛通うために部屋を探している晴海は、不動産屋で、J大学に通うために部屋を探してるという麗子に出合い、ルームシェアをしないかと誘わる。
    検討の末、ルームシェアをすることを決めた。
    麗子は徐々に変わっていき、数か月後、突如いなくなってしまった。
    失踪した麗子を探すために大学の先輩に協力を仰ぎ、探し始めると、
    ある事件に巻き込まれてしまうことに・・・。

    ってことで、ミステリーサスペンスですねー
    読みやすくて、読んでる最中、デジャブですかねー
    読んだことあるような錯覚になりましたが、
    読んだのは初めてでした(笑)。

    ミステリー好きだと先読みできちゃうような優しめのミステリーですが、
    それでも面

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    2022年08月16日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    色々な作家さんの作品が読めるホラーアンソロジー。
    怖かった…!
    特に今邑彩さんの「鳥の巣」、小池真理子さんの「ゾフィーの手袋」は、後半にかけて恐怖がヒタヒタと迫り来てゾッとした。
    岩井志麻子さんの「依って件の如し」は、怖さよりも文章のリズム感と情景描写が美しすぎて感動させられた。
    もっとこの人の作品を読みたいと思った。
    もちろん田舎の陰鬱とした雰囲気漂うホラー要素もあるのでしっかり楽しませてくれた作品だ。

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    2022年07月16日
  • ルームメイト

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    陰と陽、表と裏などの双極性質と死後にまつわる冥界と次元を超えた作品。
    ひかりとのぞみの文面にも深い意味がありそうな
    不透明な作品ですが私は好きな作品です。

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    2022年06月19日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    角川ホラー文庫ベストセレクション。というだけのことがあって、本当にもうどれをとっても大傑作のホラーアンソロジーです。お気に入りがどれかだなんて選べません。もう全部大好きすぎる作品でした。
    ほぼ既読だったので、雰囲気に浸りながらじっくりと再読。福澤徹三「五月の陥穽」だけ未読だったかな。これ、凄まじく怖かったです。リアルな恐ろしさというのでは一番だったかも。こんな状況には追い込まれたくないものです。

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    2021年04月15日
  • 人影花

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    「いつかの朝に」で知った今邑彩さん。最近ハズレが多かったので、きちんと読ませてくれそうだなーってことでこれ。
    どうやら亡くなった後に未収録の短編を集めて出されたみたい。

    それにしても裏切らないなー。どの話もすごくハマる。ゾクゾクしてラストにああ!ってなる。読んでいて楽しい。

    個人的には「人影花」と「私に似た人」「鳥の巣」あたりがゾクゾクした。「人影花」なんて、意味がわかると主人公最悪やな、ってなったしな(笑)
    読後感の良さはラストの「いつまで」かな。「もういいかい……」もある意味読後感はいいかも。


    いやぁ。面白いなぁ……今邑さん、ハマりそう。

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    2019年08月13日
  • 「死霊」殺人事件 警視庁捜査一課・貴島柊志

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    刑事・貴島柊志シリーズ 第3弾。

    プロローグ
    第一章 死体は夜歩く
    第二章 死者を追って
    第三章 死体が殺した
    第四章 もう一人の死者
    第五章 再び密室
    第六章 やっぱり死体が殺した
    第七章 まだ終わっていない
    第八章 死霊は囁く

    不動産会社を経営する奥沢と上山、そして奥沢の妻・千里が密室状態の邸宅から遺体で発見される。

    奥沢と上山は鈍器で撲殺されたようで、千里は泥だらけ。
    しかも奥沢は電話で「死体が生き返った」との謎の言葉を残していた。

    奥沢は愛人に妻を殺害して保険金を搾取する計画を話していた。

    奥沢達の不可解なアリバイ工作と過去の事件の女性の影がちらつ

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    2018年11月15日
  • 時鐘館の殺人

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    短編小説が何個か入った本。
    どの話も面白かったが、やっぱり「時鐘館の殺人」が1番面白かった!
    読者への挑戦系の話は好きじゃないが、ストーリーの一部として捉えられので抵抗なく読めた!
    おススメ!

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    2018年09月22日
  • i(アイ) 鏡に消えた殺人者 警視庁捜査一課・貴島柊志

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    ネタバレ

    2017年57冊目。
    今邑彩作品は2作目。いやー、最初は苦手なファンタジーホラー的な話かと思ったけど、なぜかどんどん引きまれた。
    いったんあまり納得のいかないカタチで終わるように見せかけて、実は・・ってところで、えーっ!ってなって、あらためてエピローグもそっちかー!!!って感じでしたw
    ・・・期待してなかった分、めっちゃ楽しめたので得した気分です。

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    2017年11月29日
  • 盗まれて

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    ネタバレ

    電話と手紙によって運ばれるミステリー短編集。どのお話も冒頭から惹きつけられ、ストーリーが二転三転する面白さと恐ろしさと温かさが秀逸。中でも、ゴーストライターだった夫が本物の幽霊になって帰って来るお話は、最後の一行での反転がお見事!短編なのでさらっと読めますが、後からじんわり心に響く読後感もさすが。お勧めです。

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    2016年02月08日
  • 少女Aの殺人

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    ネタバレ

    なんか普通にだまされちゃって悔しいです。

    考えればわかるような答え、犯人なのに。ああ、悔しい。

    Aさんは逃げ切ってほしいと思いながら読みました。

    このひと普通に好きです。

    ミステリーに馴れてる人だと意見が分かれるのでしょう。

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    2016年01月18日
  • つきまとわれて

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    ネタバレ

    前の作品の人物が次の話では主役で登場するという、ホラーテイストの連作短編集。
    個々とても完成度が高い上に、リレー式の登場人物の「その後」もわかって大変面白い。小気味良く、秀逸な作品集。

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    2015年05月08日