今邑さんの短編集!!
長編よりも短編の方が今邑さんは私好みなので即購入&読破。
私の勝手なランキングを付けてみました。
6位「あの子はだあれ」
・・・世にも奇妙でドラマ化したら無性に感動しそうだな、と思った作品。少し怖くて、ちょっぴり切ない大人の短編。
5位「隣の殺人」
・・・オチが途中で読めたので5位。ただオチが分かったとしてもその文章の中の不自然さから勝手に一人でふるえちゃうところは、さすが今邑さんだよね。
4位「恋人よ」
・・・今は携帯電話が普及しているけどその前までは家の電話でみんな連絡を取り合っていたんだなーとしみじみ。もし家に一人で帰ってきて留守電のランプがいつも点いていたらかなり怖い。。ブラックジョークで締められていたのでちょっと残念、で4位。途中までの展開はゾクゾクして好き。
3位「黒白の反転」
・・・話の設定としてはそれほど好きではないし、想像力が働かなかったけど堂々の3位。オチが2段構えになっていることと、一緒に推理が楽しめたからかなぁ。あまちない設定だったのも良かった。
2位「時鐘館の殺人」
・・・表題作だけあって面白い!帯になっているときはそれほど魅力を感じる設定じゃないなぁと思ったけど、そうか劇中劇だったのか。作者本人の名前が出ているところも面白い。最後のオチで、作者の今邑さんにも、この話の中の彼女にも2倍やられたーって感じた。
1位「生ける屍の殺人」
・・・一番初めの作品だったからかなぁ、インパクトが強くてすごく好きな設定だった。場末のスナックとかいいねいいね。ほっとしての束の間・・。ホラー!!ミステリーにみせかけてホラー!うん、望むところだね。
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作家・評論家をはじめミステリーマニアの集まる下宿屋・時鐘館。編集者の催促を前に「原稿は一枚も書けていない。勝手ながら『消失する』」との手紙を残し、締切直前の老推理作家が姿を消した。翌朝、発見された雪だるまに彼の死体が。マニアたちが展開する華麗でシビアな推理の行方は?傑作ミステリー短編集。(紹介文参照)