今邑彩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
自殺と見えた密室からの女性の墜落死。向かいのマンションに住む少女は、犯行時刻の部屋に男を目撃していた。少女に迫る、犯人の魔の手…また、同時刻に別の場所で起こった殴殺事件も同一人物の犯行とみられ――。衝撃の密室トリックに貴島刑事が挑む!(紹介文参照)
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怖かったの一言。そして結末が「この犯人ではありえないだろ」と思っていたまさにその人だったので本当に吃驚した。確かに最後のエピローグは要らない気もしたが…(笑)
ヒッチコックの裏窓を見ていただけあって固定概念が先立ち、推理する目(まぁもともとそんなものないけど)を曇らせられたなぁとただただ感服。前回の貴島シリーズが少し残念だったので、今回はすごく満足。長編の中では1・2を争うくらい好きなトリックと犯人(?)、ストーリーかもしれないです。 -
Posted by ブクログ
「あいつが毎晩のようにわたしのベットにやってくるんです。そして本当は妻としなければいけない事を、わたしにしようとするのです。あいつが―わたしの養父が。」
深夜放送のラジオ番組「ミッドナイト・ジャパン」の木曜日。
その日のお手紙の紹介コーナーでは、養父と二人暮らししている「F女学院の少女A」の絶望の少女の声の手紙だった。
DJの新谷可南は、F女学院と思われる芙蓉女学院の教師の同級生の脇坂一郎に連絡して「少女A」に該当する生徒を調べてもらう。
その家庭環境に当てはまる生徒は、三人。
芙蓉女学院の教師と小さな開業医と警察を父親に持つ三人だった。
数日後、その一人の養父の教師が自宅で刺殺されてしまう。
一見単純な養父殺人事件に見えたのだが・・・。
刑事の一つの引っ掛かりが、複雑に絡みあう人間関係を浮き彫りにさせてく・・・。
絶望の中で完全犯罪に生きる希望を求めた「少女A」を描いた長編ミステリーです。
と言う事で今邑さんの本格長編ミステリーです。
犯人は、薄々わかるかもですが、そこは今邑さんの面白さが前面にでて展開が読めないです。
お勧めしたいのですが、たぶんね〜探すの大変だと思います。
今回もとっても面白かったですよ。 -
Posted by ブクログ
東京の駅で拾った客を乗せ世田谷の家で降ろしたが、財布が無いのに気付き「金を取ってくる」と家に入ったがそのまま出て来ない。
痺れを切らして家に入るとそこには、お客ともう1人の男性の死体が・・。
すぐに通報して、警察が捜査を開始。1階の和室には、床下の土が掘られた後が、泥を追って2階に上がると泥だらけの女性の死体が・・・。
玄関以外の鍵が全て閉まっていて密室状態。さて、真相はいかに・・。
本庁に勤める貴島刑事が探偵役の物語です。
今邑さんのミステリーは、とにかく凄いです。ホラーも面白いですがそれ以上にミステリーの方が面白い。読んでる人を引き込む力があります。
本格ミステリーが好きな人は、ぜひ読んでください -
Posted by ブクログ
ネタバレマリと俺が殺人をするところから始まり、俺がマリに捨てられ発狂の流れで次のターンへ。
春海は一人暮らしをするつもりだったがいい物件が見つからずにいるところを麗子と出会いルームメイトになる。ただ、麗子が突然失踪し先輩の工藤と一緒に麗子を探すが死体となって発見されてしまう。麗子は42歳なのに20歳と間違うくらいな美貌の持ち主だった。麗子の娘、娘の彼氏、働いていた先の同僚などの証言から麗子の中には5人の人格が…麗子はそれをルームメイトと呼んでいた。
麗子が殺人を依頼したところのボイスレコーダーがあり、その音声をバラす云々で第二の殺人が。
色々怪しいやつが出て来るが、最終的にはお前も多重人格かいとなる。
フーダニットと思って読むと物足りないけど、多重人格者の別人格の苦悩にフィーチャーしてると思うと興味深い。最後のモノローグ4はまぁどきっとするがなくてもいい様な… -
Posted by ブクログ
読みやすいホラー短編で読みやすかった!
個人的に好きな作品は
●綾川行人の「再生」
テレビでタレントが、「切れ味の良すぎる包丁で自分の指の一部を切り落としてしまって、しばらく経ったらその切り落とした部分が生えてきたんですよ!」って話してたのを思い出した。
人間の再生力の限界ってどこなんやろう?ってこの話を読んでまた思った(^^)不気味なお話です。
●福澤徹三の「五月の陥穽」
窓際族の影の薄いサラリーマンが屋上で昼休憩してて落としそうになったタバコを拾おうとしたらビルとビルの隙間に落ちてしまって、その隙間に挟まってしまってさぁどうしよう!ってお話。
サラリーマンとしても夫としても影が薄い主人公が気の毒でしたが、臨場感あって、しかも実際に起こりそうな話で面白かった!