酒井順子のレビュー一覧

  • 容姿の時代
    作者は社会に埋もれながらも、
    非常に鋭く人間観察のできる人。
    彼女の指摘の数々を、
    妬みと感じるか納得と感じるかは、
    読み手の容姿によるのかも。(笑)
  • 自意識過剰!
    10/10 相変わらずのおもしろさ。もはや一種の形とすらおもえるもの。自意識過剰、あたしもですぅって告白したくなりました。
  • 入れたり出したり
    相対する2つの事柄を、
    作者なりの解釈で分析しているエッセイ。
    どうってことはない事柄なんだけど、
    文章のアチコチに感じられる「なるほど」感。
    ・入れたり出したり
    ・少女と老女
    ・馬鹿女と女馬鹿
    ・すみっこと真ん中
    ・清潔と不潔
    など、様々な対比を軽快に綴っている。
    大抵の人間は、
    二分化されたもの...続きを読む
  • 少子
    実におもしろく読めましたなぁ!

    初めは、このタイトルと、酒井さんが結婚・出産されていないというところから見て、たまにある経産婦に対しての「結婚、出産したからっていい気になるな」的な話かと思ってましたが、全然そうではありませんでした。
    日本の少子化について語ったエッセイです。

    「このままいくと西暦...続きを読む
  • その人、独身?
    酒井順子の真骨頂とでも言うべき、「負け犬、実践編」と帯に記された、エッセイ集である。
    ネタとしては、『負け犬の遠吠え』がベストセラーになった当初と比べたら、聞き飽きた感のある人もいるかもしれないが、酒井順子の言葉の取捨選択が絶妙で、思わずくすっと笑わずにはいられないし、女性の欲求を端的に表した文章...続きを読む
  • その人、独身?
    負け犬の遠吠えの著者のエッセイ。

    いろんな負け犬ネタ満載ですが、
    負け犬と自称している一方で、勝ち犬にそれほどなりたいと思っていないようです。

    いちいち「そういうことある〜」などと共感している私自身は、既に負け犬かもしれません。
  • 枕草子REMIX(新潮文庫)
    非常にわかりやすく面白く、
    現代風解釈にて清少納言というオナゴを紐解いてゆく。
    古典も楽しいものなのだ。
  • たのしい・わるくち
      女の子が読むと、ものすごくうなずくと思う。
      男の人が読むと、カルチャーショックな部分もあるかも(笑)
      とりあえず、わるくちは言わない様にしようと思いました。。
      実践にも使えます(笑)
  • 枕草子REMIX(新潮文庫)
    大好きな酒井順子さんの著書。
    その名の通り、枕草子を酒井さんがREMIXしていたり、
    酒井さんと清少納言の対談あり!
    結局、昔も今も女の考えることは何一つ変わっていないのであーる。
  • 少子
    確かマルグリッドデュラスが「すべての女は、自分の母親のことを気が狂っていると思っている」的なことを言った。という話をどこかで読んだ私は大笑いしたことがあります。
  • 枕草子REMIX(新潮文庫)
    古文の授業で必ず習う枕草子。
    実のところ作者、清少納言については殆ど知らなかった。
    本書は最高の手引き書でした。\^○^/
    著者と清少納言の対談(フィクション)をところどころに交えつつ(笑)
    「枕草子」の世界と、清少納言、作品の背景となる平安時代について
    軽やかに語るエッセイ集。 清少納言にちなんだ...続きを読む
  • 枕草子REMIX(新潮文庫)
    インテリで頭の回転が早い(と思われる)清少納言が学生のころ好きでした。
    でも、ココまで現代の感覚と引き比べてみることをしていなかった!
    女子ばかり集まる職場なんて、昔も今もそう変わらないであろうコトも、気づかず読んでた。女子高と似た空気を感じたからこそ好きだったのか〜。「ブスは引っ込んでろ」的な清少...続きを読む
  • 枕草子REMIX(新潮文庫)
    清少納言て、枕草子にこんなことを書いてたのか〜! 
    とただひたすら驚かされました。
    確かに、私も「枕草子」と言えば「春はあけぼの…」という箇所しか知りませんでした。
    中学の頃「ここは丸暗記しろ」と先生に言われて、必死で覚えたっけ。
    だけど実は「こんな人って嫌い!」とか、「戸を開けっ放しで閉めない人は...続きを読む
  • 枕草子REMIX(新潮文庫)
    めっさ笑えるんですけど。この人の口語訳は半ばエッセイが入り交じっていて、お高い清少納言像が見事に覆された・・・高校とかの教科書もこんなふうにぶちまけてあればいいのに。「覗く」ということ、の段が衝撃的でした。
  • 少子
    既婚も未婚も、子供がいてもいなくても、現在の日本女性が1度は思ったことがあるはず、それを実に巧みな表現で書いてあります。
  • 枕草子REMIX(新潮文庫)
    3/21 軽い気持ちで読んだけど、とてもおもしろかった。枕草子にこんなにおもしろい話がバンバンかかれてたなんて知らなかったし。酒井順子の情報の取捨選択、切り口の巧みさを堪能できる一冊。
  • たのしい・わるくち
    あーわかるわかる!と読みながら何度頷いて笑ったことか。きっと女なら誰でも大なり小なりこんな事思ってる。だけど恐ろしくて全て曝け出せたもんじゃない。そんな気持ちが重々と詰まってる感じ。きっと男性には解り難いであろう心理で、女性独特のものなのかもしれない。読んでいてすっきりと爽快な気分になる程。この方の...続きを読む
  • たのしい・わるくち
    軽〜く、そして楽し〜く読めるかな〜っと思って買ったのだけれど、思ったよりも説明満載の本だった。もっと感覚的なものかな、と思ったけれど。好みからすれば、『私の嫌いな10の人々』 の方が、好き。

    人のわるくちをアッサリバッサリ小気味よく書いてるのかと思ったんだけど、そうじゃなくてわるくちを言うのは嫉妬...続きを読む
  • たのしい・わるくち
    悪口を言う人は、言われる覚悟がないといけない。他人のことだけではなく、自分のことも含めて悪口を語るエッセイ。
  • かわいい顔して……
    昨年大ヒットした「負け犬の遠吠え」を著した著者の別の作品です。
    日常の何気ない行動に隠される人間の心理を鋭い観察眼で見抜いていく著者の文章に脱帽すると共に、非常に興味が沸きました。
    誰もが気づいているんだけど、そんなに取り立てて問題にするほどにことでもないだろう・・・ってことを著者は明確に記している...続きを読む