酒井順子のレビュー一覧

  • たのしい・わるくち

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    ネタバレ

    何の役にも立たないけれど、面白く笑ってしまう。
    出版されたのが最近の本ではなく、結構前の本なので「トウが立つ」などは初耳で馴染みがなく、理解し難い部分でありました。

    「褒められた経験の少ない人ほど自慢をしたがる」
    「本当に『持てる者』は自慢をしない。自慢をするのは『持たざる者』である」
    というところを読んでからは他人のマウントや匂わせが以前より楽に受け流せるようになった気がします。笑

    結構偏った本なのかなと思いますが私は面白いと思いました、好きです。

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    2022年03月04日
  • 平安ガールフレンズ

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    平安時代を生きた5人の女性を和歌や随筆と生い立ちをヒントにその人柄を紐解いていくという1冊。
    古文はもともと苦手で自分ではまともに訳して読むこともできませんが、現代の人々に置き換えて解説してくれるので非常にわかりやすいです。
    まず、歴史の教科書に載っている人物たちに会ってみたいという感覚を自分が持っていないので、ここまで感情移入する筆者の感性がとても新鮮に見えました。
    そもそも1000年以上語り継がれる文章を残している時点でとても凄いことなのでその人自体に何がしかの魅力があるのはある意味当然なのかもしれません。古文や漢文をもっと勉強したくなる本でした。

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    2022年01月23日
  • 負け犬の遠吠え

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    2002年に連載されたエッセイを編集したもの。現在にも続く「勝ち組、負け組」のさらに前に出現し、話題となった「負け犬」についてのエッセイ集。

    筆者曰く、「どんなに美人で仕事ができても三十代以上、未婚、子ナシ」は負け犬と定義している。筆者自身がまさにその定義に当てはまっていた頃で、自虐・自戒も含め「負け犬」の生態をさらけ出す。「時間もお金も自由!」という思想は「遠吠え」に。定義の内容から当然のように男性側の対応とも深く関わってくる。

    女と男のホンネをこれでもかとさらして、三十代の頃「オスの負け犬」だった私も苦々しく、しかし何度も笑わされながら読んだ。笑いの中にも「少子化対策は女性への対策だけでなくダメ男の矯正の方が効果がある」という提言(?)には唸らされた。確かに、その通りだw

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    2021年10月31日
  • 携帯の無い青春

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    ネタバレ

    バブル未経験なので、当時の価値観を掘り下げた話は新鮮だった。
    肩肘張って背伸びをしていたあの時代があるから、昨今の「ありのまま」流行があるのかも。
    熱に浮かれたように装飾過多な流行を皆で楽しんだバブル。
    読みながら、私もこの熱を体験してみたかったなぁと思いました。

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    2021年11月18日
  • 甘党ぶらぶら地図

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    いずれも地味な和菓子系なれど、旅情と相まって、どれも美味しそう。
    これらを食べに行くだけの旅に出たい。。。

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    2021年09月25日
  • 男尊女子

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     男女平等が叫ばれるようになって久しい現代でも、男尊女卑的な思想は世間のそこここに転がっている。そのルーツを辿ったとき、男尊女卑的な思想を持っているのは、必ずしも昔ながらの価値観を引きずる男性だけとは限らない。中には、男が上で女が下、という価値観を自ら選び、実践している女性もいる。彼女たちは煙草や酒を嗜むかのように、いわば嗜好品の一つとして男尊女卑的な思想を生活に取り入れている、ように見える。そういう女性のことを、筆者は「男尊女子」と呼ぶ。

     前から気になるタイトルの本だなあと思ってはいたものの、この「男尊女子」なる存在を完全否定したり糾弾したりするような内容であるなら、それはそれで多様性を踏みにじることになってけしからん、というのは建前で、本心は、私自身が中学生のあるときに「よし私は将来専業主婦になるそして家で家族の帰りを待ち夕刻には鯖を焼いたり味噌汁を作るなどして生きる」と決めて以来その一点に向けて猪突猛進してきて今まさにその生き方をしているというまさに「男尊女子」であるので、金払って本買って生き方否定されちゃたまんないわ〜って感じで目を逸らしてきた。そんなときに読書好きの親友と再会し、全然そんな内容じゃないよ〜おもしろかったよ〜と軽やかに言われたので、ようしと覚悟を決め読んでみることにした。

     全体を通じて、「男尊女子」を肯定するでも否定するでもなくただその生態を自らの実体験を元に明らかにしていくという寸法で、親友の言う通り、終始ニュートラルな語り口だったのでホッとした。さらに筆者自身が、自分も働いているし社会的にも経済的にも自律しているけれど、それでもなお男尊女卑的な思想を完全に捨て去ることができていない、と表明している点に好感を持った。自分の中の「隙」みたいなものを認めることって難しいからなあ。どんなに強い信念があっても、他人との関わりに揺さぶられてふと整合性が取れなくなる瞬間があったりして、そういうときに意固地になるんじゃなく、ああ自分の中にもそういう要素があったんだなあと俯瞰できる冷静さを私も持ちたいと思った。

     社会学者の岸政彦さんが、丸山里美『女性ホームレスとして生きる』に寄せた解説でこんなことを言っていた。

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     社会学は何をしているのか。質的調査は何をしているのか。私はそれを、ひとことで乱暴に言えば、「一概に言えなくしている」ということだと思う。(p.311)
     そしてさらに、もうひとつの目的がある。(中略)社会学の、質的調査のもうひとつの目的とは、「理由を書くこと」である。たくましいでもかわいそうでもなくただ、人びとの行為には、そして人生には「理由がある」のだ。(p.319-320)
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     男女平等を強く叫ぶ人びとに彼らなりの、好みの女性のタイプを聞かれて「一歩二歩、後ろを下がって歩く女性がいいですね」と答えたラグビーの五郎丸選手のように昔ながらの価値観の中で生きる人びとにも彼らなりの、それぞれの人生があって、理由がある。もちろん、性別が原因因で差別されたり不等な扱いを受けたりしている人を救済するための動きは可能な限り早く進むべきだという前提で、しかし個人が根底にどういう価値観を持って生きるかまで他人が介入することはちょっと、私はしたくないなあと思ったりもした。あっちこっちに旅をしていろんな人と出会って会話をして、というのがなかなかできない時代だから、ともすればどんどん視野が狭くなっていってしまう。人と話すときはそのときどきの会話の内容だけではなく、その人がどういう人生を歩んできたか、どうして今その意見を持つに至ったかまで思いを巡らせる余裕と冷静さを、せめてなくさないようにしたいなあと思う。

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    2021年09月23日
  • 枕草子/方丈記/徒然草

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    「古典は、まず原文に当たるべし」などという原理主義的な考えにとらわれていた自分を恥じた。どんな作品なのかを知ろうと思ったら、「まずは口語訳から当たる」べきである。そうして、興味を惹かれた文章があれば、そのとき初めて原文に当たればよいのだ。もっと早くこのことに気づけばよかった。

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    2021年09月12日
  • ananの嘘

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    とても面白かった!酒井さんの的確で冷静なツッコミに何度も笑いました。特に1990年代から一貫性のなさが目立ってきてからはキレッキレのツッコミです。笑

    an・anには正直スピリチュアルと恋愛とアイドル、の雑誌イメージしかなく、ほとんど手に取らなかったのですがこうして創刊から見るとan・anはいろいろな時代の女を映し続けた素晴らしい雑誌ですね。ファッション誌だったとは。
    雑誌が売れない時代ですがwebの記事などにも積極的に取り組んでいるのでこれからもan・anには頑張って欲しい。

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    2021年08月08日
  • 男尊女子

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    久しぶりの酒井順子さん。健在でいらっしゃる!

    実際私が男尊女子なのである。一方で自称フェミニストであるものの、三歩下がってついていきたい九州女なのである。学歴もできれば収入もあわよくば身長も、彼氏の方が上がいい。

    だから、結局私は年上の男性が好きである。結局ファザコンなのかもしれない。実家は典型的な専業主婦家庭で、母は父より1年だけ年下なのだが、未だに敬語である。

    それでも、確かに五郎丸君の無邪気な発言には驚いたよね。中学生の同級生の男の子が「妻には一汁三菜を作れと言っている」とFacebookに書いていたのにも驚いた。結局、男尊女子はいるのである。

    私は中途半端ではた迷惑な男尊女子だから、不平等は嫌だ。経済的・社会的な自立とかそんなまぁまぁ楽しく、まぁまぁ快適なことを、女であることを理由に妨げられるのは嫌だ。機会が均等であることは必要だ。
    先週、会社で頭にきた時にも叫んだのだが、合理的な理由がない状況で、性別を理由に対応を分けることはNGである。

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    2021年07月15日
  • 朝からスキャンダル

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    酒井節、最高❣️再読後も、また楽しめる言葉の操り方と言いましょうか、物書きの師匠‼️と、勝手に呼ばせて頂きます✨

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    2021年05月22日
  • 「来ちゃった」

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    エッセイストの酒井順子と『今日の猫村さん』の漫画家ほしよりこによる旅行のエッセイ集。決して有名ではない観光地を訪れる興奮と人々の出会いが素晴らしい。旅の醍醐味に触れた作品。

    雑誌「Precious」に2007年から2010年に連載された作品。
    女子鉄で知られる酒井順子の紀行文。独特のですます調はあまり肌に合わなかったが本紀行ではピッタリとはまる。ほしよりこのイラストも秀逸。楽しい紀行である。変な自虐ネタもなく純粋に旅を楽しむところが実によい。
    北海道から沖縄まで全国津々浦々、どちらかというと観光客の少ない所を旅する。おそらく二度と訪れる機会のないであろう絶景。はるばると来た感慨が題名の「来ちゃった」である。

    旅の魅力を十二分に伝えた一作。気軽に読める一冊でした。

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    2021年05月12日
  • 男尊女子

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    ネタバレ

    男尊女卑は、あなたの中にある。

    男尊女卑なんて古い価値観であり、男性がそんな振る舞いを見せたら腹を立てる。しかし、女性の中にも男尊女卑を肯定する心があるのではないか。著者の問題提起は、鋭い。何度もうなずく箇所があった。そうだ、女性が下に見られるのは嫌だけど、男性を持ち上げて楽している部分もあるのだ。結婚・出産したいなら、自分の気持ちを押し込めて、「男尊女子」を演じなくてはならない、その矛盾。どうしてありのままでいられないのか、と嘆く同じ心が、「男尊女子」である怠惰に浸っている。

    著者は、そんな矛盾を肯定する。そういうものから、まだ自由になれないのだ、と。戦後70年ではまだ変わりきれないのだと。そして、著者は言う。「男尊女子」を否定するのではない。みんな違って、みんないい。夫婦別姓でも女子マネでも、とかく、自分が選んだ道を誰かに否定されることはないのだ、と。欲しいのは、選べる権利。

    そういう意味では、男尊女子的価値観の排除を訴え、男性を変えることを呼びかける解説は、ちょっと違うかな、とも思った。でも、まずは男女共に男尊女卑を認識し、自分の心と向き合っていき、自分の道を選び、他人の選択を尊重することからだと思う。そのとき、自分の選択を否定する人がいれば、男女関係なく、それは違うと呼びかけたい。

    自分はまだ著者の域には達せず、かわいいふりもしたくない、言いたいことは言いたい、女子力とか嫁とかの言葉にはムッとする。頑なにしか生きられない。それなのに、選ばれないことに不安になり、セクハラ発言にも言い返せず、こっそり男性をべき論で語ったりする。まずは、矛盾を抱えながら生きている自分を認めて、「べき」から自由になりたい。

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    2021年04月25日
  • 中年だって生きている

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     1966年生まれ、昭和63年度卒、バブル世代、酒井順子さん「中年だって生きている」、2018.5発行のエッセイです。共感を得る箇所、結構あります。一番納得したくだりは: 日本人は潔く身を引くことをよしとする国民。大相撲の横綱は、ほんの少し衰えが見えたら、もう引退。(これに続くくだりは、私は潔さかどうかよくわかりませんがw)中年の胸の谷間やビキニ姿、お色気の土俵から降りない中年女は眉をひそめられる。この際に漂う不潔感は、清潔ではないではなく潔くないということ。

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    2021年03月23日
  • 金閣寺の燃やし方

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    題名が、実に刺激的だ。金閣寺は、美しいがゆえに燃やされるために存在しているのかもしれない。金閣寺は様々な戦乱や戦争を経ても550年間に燃えることはなかった。屹然として金閣寺は存在していた。美しいことは、永遠であってはならない。それをたった一人の僧が燃やした。あくまでも、燃やされる対象としての金閣寺である。だから、燃やし方が重要で、金閣寺が最ものぞむ燃やされ方まで、考えねばならない。しかし、この本は金閣寺の燃やし方よりも、なぜ金閣寺が燃やされたのか?と金閣寺が燃やされたことで、どう思ったのか?のに論点を置いている。
    酒井順子は「金閣寺炎上事件」から、金閣寺に魅せられた男、林養賢、三島由紀夫、水上勉の3人の生い立ちから、金閣寺炎上の価値観と世界観を論じる。3人の男は、金閣寺を燃やすことに意味を与えようとした。
    福井県の寒村で生まれた林養賢。どもりで、貧しい寺の僧の息子。仏教僧の父親から「金閣ほど美しいものは地上にない」と聞かされた。そして、食い扶持べらしに金閣寺の徒弟となる。しかし、金閣寺はそれほど美しいものでもなく、金閣寺の老師は、薄汚れていた。金閣寺を見に来る人も浮かれているだけだ。汚れ、世俗にまみれた金閣寺は、燃やすに値する存在だった。
    著者は言う「本書において、裏日本を体現する作家である水上勉の湿り気と、表日本しか見ようとしなかった三島由紀夫の乾き方とを比較しようとしている」
    酒井順子は、表と裏のあり方について、深く考えるようだ。
    太陽の光を一心に浴びてエリートコースをいきた三島由紀夫。林養賢と同じ福井の生まれで、口減らしのために寺に預けられ、還俗して作家になった水上勉。その二人は、金閣炎上を、自分の人生に照らして物語にした。
    三島由紀夫は大正14(1925)年生まれ。(あれ。私の親父と同じ年に生まれている。)学習院小学から高校、そして東大、大蔵省の官僚というエリートコースをまっしぐらななかで、小説家になった三島由紀夫。祖母に育てられ、身長は164cmで、家に閉じ込められて、ひ弱な顔の長い男だった。そこで、肉体改造をして自信満々の時に、「金閣寺」を書いた。祖父は内務官僚であり、樺太庁長官や福島県知事をしていた。父親は農務省官僚であった。しかし、祖父は農民の家で生まれた。三島由紀夫のルーツは農民だった。表日本の代表であっても、ルーツは人には言えないことを学習院に行くことで理解した。上には上がある。だから、常に上昇志向で、ノーベル賞も欲しかったのだ。師と仰ぐ川端康成にノーベル賞を奪われたことにショックを受ける。そして、美しい死に方を選び、憂国の士として生を閉じる。短く、印象に残る生き方をした。金閣寺炎上は、三島由紀夫の美の様式に関わるもので、金閣寺を燃やした男は、金閣寺とともに死ぬことは考えず、「生きたい」と熱望した。
    水上勉は大正(1919)年生まれ。福井、若狭生まれ。ずっと貧しい生活をし、寺に預けられて、あまりにもひもじいので、寺の池の鯉さえ食べた経験もある。また、偶然にも林養賢にあったこともある。三島由紀夫の美意識による金閣寺炎上ではない、地をはうような貧しい者の視点で、金閣寺炎上を描く。酒井順子は、三島由紀夫ファンであったが、調べるうちに水上勉ファンになって行く。三島由紀夫は、女にもてず、童貞を捨てたのが、遅い。水上勉は女にもて、五番町にも通った。林養賢は女にもてず、金閣寺を燃やすと決意した時に、やっと五番町に通う。
    ひなたである三島由紀夫のコンプレックスと45歳で自決、水上勉は日陰でも充実して、85歳まで生きた。金閣寺は、それぞれの人を変えるほどの存在であるということなのか。
    それにしても、酒井順子。いい仕事している。

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    2021年03月10日
  • バブル・コンプレックス

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    昭和41年に生まれ、平成元年に就職した著者は自分たちのことを「昭和の最下級生」と呼び、本書では様々な世代との比較して論じる。その中では、この世代が体験した様々なもの(今の若い世代は知らないもの)やことが次々登場する。そのため、本書は読み手をかなり選ぶのではないか。同じ空気を吸った世代からは「あるある」という共感を得られるだろう。もしかすると、うんと離れた世代からは「そういうことがあったのか」という興味や関心を得られるかもしれないが、やはり近い世代以外だけが盛り上がる一冊のような気がする。

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    2021年03月04日
  • 子の無い人生

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    子供がいる人、いない人、諸事情で生まない人、生めない人 女性1人1人、事情は違うし、迷ったり悩む時期はあれど、人生のゴールには本人が納得する形になれば良いなと心底思えました。

    子供に関しての過干渉は以前より減ったとは言え、まだまだ耳にする事も然り それぞれが想像力と思いやりを持ってそれぞれの選択を認める事が出来たらもっと女性は楽になる様な気がします。

    文中に登場するダイヤモンド☆ユカイさんの本も読んでみたくなりました。

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    2021年02月27日
  • 中年だって生きている

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    中年達の間で大ブレークしたfacebook 同窓会が盛んになる中年期 リアルな悩みでありながらクスっと笑える「更年期」 老眼に白髪の悩みetc いわゆる「中年女性」であれば共感出来る内容で面白く描かれています。

    「子ども叱るな、いつか来た道。年寄り笑うな、いつか行く道」 と言う言葉がありますが、今は「中年」の響きに微動だにしない女性でも皆平等にその時がやって来ます。

    必ずしも「中年」だからと言って嘆くことはない、意外と楽しいかも!

    そう、中年だって生きている、と元気を貰えるエッセイです。

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    2021年02月18日
  • 男尊女子

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    近頃人々の意識が高まりやれフェミニズムだのやれハラスメントだのといったことが取り沙汰されるようになったからそういう系の人のお話かーって感じで、でも文庫本だし読みやすそうだなと一目見て気に入ったので購入した。ら、結構アタリ
    題名のとおりの内容ではあるんだけれど、「日本は性差がありすぎる!欧米ではーー」とか「ハラスメントなんて言語道断!」みたいな所謂女側からの圧力的な提示というよりは、話題提供に参りました〜〜、って感じの本
    著者は女性でいらっしゃるんだろうけど、女が女を揶揄しているような印象で、でも現代における男女間での問題はしっかりと炙り出されている。
    そしてトピックごとにまとまっててさらに一つ一つが短いので学術本読むよりも圧倒的に読みやすかった!性差についての本読みたいな、でも難しいのはちょっと圧感じちゃってな〜〜てときに読みたい

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    2021年01月22日
  • バブル・コンプレックス

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    バブル世代の筆者によるバブル世代論。
    酒井順子節は相変わらずでスッと読めた。私はバブル世代じゃないんだけど、バブル世代ってそうなのか〜って思った。私の知ってるバブル世代の先輩たちは、おしゃれで言いたいこと言う、なんか豪快な感じ。あの方達がバブルかあ〜と思いを馳せた。

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    2021年01月17日
  • 子の無い人生

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    キャリアウーマン的な人の話だから合わないだろうなと思いつつ読んでみたら意外と共感できるところが多かった。この人も丸くなったんだろうな。ただ専業主婦に対する描写が偏っていて、子沢山同様、二極化している現実も理解してもらえるといいなと思った。

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    2021年01月17日