酒井順子のレビュー一覧

  • たのしい・わるくち
    面白い。

    美人の悪口とか。わかるわかる。笑!!モテナイ女の美人悪口!!!笑!!!いるいる!!!笑!!!!!っていう、女子あるある多数!!!

    しかも、思ってた?やっぱ?みたいなこともあって、まさか他人には言えないけど、やっぱ思う?よね?みたいな、自分の腹黒さをひた隠しにして生きているものの、心の内...続きを読む
  • ユーミンの罪
    1960年生まれの私にはその時にはわからなかったことが、今この本によって解説されおおいに納得することが沢山ありました。
    男性の人生はそんなには大きな変化はなかったようにも思える70年代以降でありましたが、女性は大変な変容であったことが良くわかりました。
  • 紫式部の欲望
    私のような古典素人には、源氏物語を原文で読むというのはとてもハードルが高いのだけれど、幸いなことに、いくつもの現代語訳が出ている。
    漫画もあるし。
    それを読むと、平安時代も現代も、男女の有り様や、働く女性の有り様など、あまり変わっていない事が分かる。

    そして、女流作家の有り様も。
    創作活動というも...続きを読む
  • ユーミンの罪
    ユーミンは中学生〜大学生まで聞いていた。まさに「ひこうき雲」から「DAWN PURPLE」までで、それ以降は聞かなくなってしまった。酒井さんが「罪」というのがピンと来ないのは、わたしがフツーに(フツーじゃないけど)2回結婚して母親になったことが関係してるのか。どれもこれも懐かしくて、歌詞も鮮明に覚え...続きを読む
  • ユーミンの罪
    あらためて読み解くと、
    ユーミンって女性全般を先導してたのか、と気づかされる。
    良い意味でも悪い意味でも
    今の時代に影響を与えてる。
    今度は酒井さんの今を読んでみたい。
  • オリーブの罠
    結婚もその後の引っ越しもずっと100冊を超える「Olive」を抱えている身にも懐かしい!以上に、知らなかった!でした。
    読み始めたのが1990年からなので80年代の変遷はまったく知らず。
    もうスタイルが確立されてからの読者だったのですね。
    モデルと言えば市川姉妹、王子様はオザケン、憧れはやはりリセエ...続きを読む
  • オリーブの罠
    オリーブ世代後期のわたし。中学から高校、大学時代に、発売日を心待ちにしていたのを思い出した。そういえば、マガジンハウスで働きたいと思ったこともある。修学旅行で京都に行く時には、京都特集の号を参考にしたな。
    アメリカ寄りの時代、付属校カルチャーの時代のオリーブを知らないため、新鮮かつ面白く読めた。
    ...続きを読む
  • オリーブの罠
    オリーブを体験してない年代の私。
    雑誌が大好きだから、雑誌がトレンドを動かしてた時代を生きてみたかった。
    そのときだったら、私はなに読んでたんだろう。やっぱりオリーブか、はたまたJJなのか。
  • 本が多すぎる
     著者のブックレビューを集めた本。女性視点からなのか不明だが、あまりかぶる本はなかった。その分、自分の興味なかった分野の本を多数知ることができた。
     書評というわけではないが、ブックガイドでもなかった。自分でも何を目的に本書を読んだかわからんくなってしまった。自分で集めるべしということか・・・。
     ...続きを読む
  • 紫式部の欲望
    すっごい面白かった。
    紫式部の「欲望」に焦点を当てて、源氏物語を解説したもの。
    あらすじは知っていても、なんとなく遠い存在だった源氏物語が、酒井順子の視点で、見事に私たち女子の身近になった感じ。「そういう見方で読むとこんなに面白かったのか!!」と目からウロコ。
    そして三浦しをんの解説も素晴らしい。「...続きを読む
  • 金閣寺の燃やし方
    金閣寺放火事件に取材した三島由紀夫と水上勉の小説や本人同士を比較したエッセイ。
    ずーっと昔から読んできた著者の本だし、文学批評っていうのもおもしろそうと思って手にとったけど、かなりしっかりした文学批評で、読み応えもあったしほんと面白かった。同じ事件をテーマにしても、作家によってここまで違ってくるもの...続きを読む
  • 紫式部の欲望
    書店で見かけてタイトルにぎょっとした本。でも読んでみると、さらっと読める。紫式部に関する文献や代表作「源氏物語」を読み解いて、紫式部の中にあった欲望を生々しく描いたエッセイ。生々しいのだけれど、笑える箇所が何か所もある。正直な感想は、「人っていつの時代も変わらないなぁ」という事。あと、個人的に紫式部...続きを読む
  • 枕草子REMIX(新潮文庫)
    学生のときは暗号を読み解くのに必死で全然好きになれなかった古文
    共感できることを発見していればもっと視野が広がってたのにと思う
    古文に免疫をつけるためにも中学生くらいの子に読んでもらいたい
  • 容姿の時代
    【本の内容】
    「外見はいいに越したことはない」この「容姿の時代」に私たちは他人をどう見、他人からどう見られるべきか。

    OLの肉色ストッキング、ユニクロの功罪、着物の罠、ナチュラルメイクと晩婚化、女性誌の対立、おばさん化への怯え…。

    容姿という厄介な存在と、死ぬまで戦い続けなければならない現代人の...続きを読む
  • 紫式部の欲望
    酒井順子さん好きなので手にとったら、解説が三浦しをんさんという、何とも一粒で二度おいしい・・・ー冊でした。

    三浦さんの解説で「ぶほっ」と吹き出し、酒井さんの「ブス責め」「出家プレイ」でまた「ぶほっ」と噴き出すという。

    1000年前の人が身近に感じられる一冊です。
  • ユーミンの罪
    一番の収穫は…ってこともないか、一番驚いたのは、

    酒井さんが中高とユーミンの後輩にあたるということ。



    酒井さんの通っていたのは女子中高で、

    それこそ“遠吠え”する人が多いという話がよくエッセーで出てくるのだけれど、

    早婚のユーミンがその女子中高出身!



    酒井さんとほ...続きを読む
  • ユーミンの罪
    アルバムから読み解く、ユーミンについての精神論とかおよびその影響をされて生きてきた女性たちについてかいてあった。
    曲のとらえ方が違うなと思えるのは、それだけユーミンの曲がこれってあたしの事??と長いこと支持されてきた結果だとも思えた。
    しかし・・・ハマっていない人間ですら、ユーミンの影響があるのだと...続きを読む
  • ユーミンの罪
    ユーミンのデビューアルバムからバブル期まで、ユーミンの曲と世の中や女性の生き方の変化を分析している。バブル期以前の女性の生き方を"助手席性"と述べているのが印象的であった。
  • 本が多すぎる
    著者はほんとうに頭がいい人だなあ。と思う。どの本に対しても愛があって、実際に手に取りたい気持ちにさせられる。一冊読んで、読みたい本がどっと増えた。それにしても、「素晴らしい‘‘本が多すぎる’’なあ」としみじみ思う。
  • 金閣寺の燃やし方
    この一冊を読んでから三島、水上作品を読めば数十倍面白くなること間違いなし。三島由紀夫、水上勉のあの凄まじい生い立ちを知らずと今までのほほんと作品を読んでいたなんて、恥ずかしい…、と言うかもったいないことをしていた。一滴文庫にいつか行ってみたいな〜。