酒井順子のレビュー一覧

  • ごはんの法則

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    ネタバレ

    作者の食癖エッセイ。ついにやけてしまう、食のこだわりが続々登場。

    宴会の引き際の難しさ、大皿の海老をついつい数えてしまうセコさ、カヌレって美味しかったっけ・・・等、「そうそう!もしかしてうちの会話聞いてた??」という感じで、さくさく読めます。

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    2013年05月22日
  • ほのエロ記

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    エロの探求記みたいなものですね。今ではもうエロなんてインターネッツの世界でたくさん見られるというのに、あえてストリップ・ピンク映画などを見に行ってらっしゃる。まあ、なんというか…ボキも著者同様、エロって多少隠されている部分があるから、余計にエロい、みたいなところがある、と思っているのであるからして、昨今のインターネッツの過激なエロを見られる状況にある小中学生、および高校生は今後どうすんだろ? って思わずにはいられないですよねー。 ←え?? 社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    なんというか、女体とかもインターネッツでなら無修正で見ることができまくりですから、そんな状況下だから、昨今の若人の

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    2013年05月04日
  • トイレは小説より奇なり

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    結構古い本だったりしましたけれども、面白かったですねぇ…皆、しかめっ面をしながら働いていもやっぱしトイレの話題には敏感! というか、まあ、働いてヘトヘトな毎日では気詰まりになってしまいますから、たまにはこういったエッセイも必要でせう! ということなんでしょう、きっと…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

    トイレにまつわる話が多々掲載されていますね。著者は女性ですけれども、女性も女性で下ネタとか好きだったりするんですねぇ…みたいなことが分かる感じですかね。小説でも摩訶不思議というか過激というか、とにかく現実から逸脱した時間を味わうことができますけれども、それよりもトイレとか、そういったちょっと個人的・

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    2013年04月26日
  • こんなの、はじめて?

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    いつもどおりの安定感のある内容。この人の裏の裏を読んだり、すみのさらに片隅をよんだりする力にいつも、感嘆する。。。ただし今回は彼女の本達のなかではやや平凡か?

    新聞歌壇のコミュニケーション
    ラフォーレと109の違いとは?
    二十年目の”同期の桜”

    よかった。

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    2013年04月22日
  • 少子

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    読むの二度目ですけれども、楽しめましたね。てか、この頃のサカジュン、まだ三十代ということもあって文章が若い…ものすげくトゲトゲしている感じがあるのであって、最近の、四十代後半になったサカジュンの文章を読んでいる身としては非常に違和感というか、勢いあんなぁ…という感じ。

    まあ、未婚の女子が出産したくない理由などが列挙してありますけれども、まあ、男のボキでもわからんでもないなー、という感じでありますね。ってか、サカジュンってなんというか男性的な感性をお持ちですよね!

    とこの本を読んで思いました…。この本の初版は2003年頃ですけれども、あの頃と比べて今は…さらに少子化、サカジュンの予想通りにな

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    2013年03月14日
  • 食欲の奴隷

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    食とその周辺についてのエッセイ。
    女、東海林さだお、的な読み物。

    余り物のカレーを食べるとき。
    いつものカレー皿を使わずに、普通のお茶碗に入れると
    なおさら美味しく感じる、という箇所。
    日本の立食パーティーが何故カッコ悪いか、については
    割り箸を使うことが間抜けな雰囲気を醸し出してしまう、の
    ような鋭い視点も満載。

    デパートの売り子の仕事がつらくて、あ、登校拒否の子供はこんな
    感じになるんだと実感するところなど、美味い読み物は
    自分の実体験を上手に出してくる。
    やっぱり酒井順子は、文章がウマい。

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    2013年02月17日
  • 入れたり出したり

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    ネタバレ

    一時期、話題になった『負け犬の遠吠え』の著者が書いたエッセイ。

    “分けると混ざる”に始まり、“若さと若々しさ”、“馬鹿女と女馬鹿”、“清潔と不潔”など、全編にわたり世界の現象を二つに分けて捉えて考察している。

    ・「元気をもらう」とか、「勇気をもらう」といった言い方が、私は嫌いです。(もらう、あげる)
    ・大人になる前は、誰もが自分のように、他人のことを「見て」いるのだろうと思っていたのです。(見ることと見られること)
    といった記述を読んでいて、著者は自分と割と似た性格・感性の持ち主のような気がした。

    個人的に印象に残った部分は
    ・私はその友達と既に十年来の付き合いだったのだけれど、相手の方

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    2013年02月01日
  • 儒教と負け犬

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    儒教を切り口にしたところが面白く、アジア3大都市でこうも違うとは。上海女子、手ごわいんだけどセリフ的にはとても面白い。酒井氏の適切な描写は今回もピカイチ☆

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    2013年01月01日
  • 負け犬の遠吠え

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    自虐ネタ というべき 新しいジャンルの読み物だ。
    30代 子ナシ独身女性 をとことん 追求する。

    30代 子ナシ独身女性が 発生する社会的な背景の分析。
    さまざまな 現象について 考察する。
    なんで 30歳代になっても 独身なんだろと自問しながら
    若いときには 気持ち悪いと思っていたが 
    自然とそうなっていて 自分でも 気持ち悪い 存在だと思うが、
    なんとなく なったんだよね と言う話。

    読みながら 笑える部分もあり
    笑っちゃいけないなぁ という部分もある。
    まじめに 30代 独身女性の 文化論的考察 なのだ。

    負け犬が 負けを認めることで 新しい関係が生まれる。

    おいぼれが 老いぼれ

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    2012年11月05日
  • 結婚疲労宴

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    鷺沢さんのエッセイを読んでいたら酒井順子さんが登場したので、
    久しぶりに彼女のエッセイを手にしました。

    背表紙に「必読爆笑ブライダルコラム」と書いてある、
    まさにその通りのエッセイ。

    酒井さんって本当に観察眼が鋭くて
    とても面白くかつ「ふむふむ」と頷かされるような文章を書く天才。

    と改めて思いました。
    本当に頭のいい方なんだろうなぁと思う。

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    2012年10月12日
  • 制服概論

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    著者は私服の高校に通ってたため制服に憧れがあったとのことですが、自分はとにかく制服が嫌で嫌で堪らなかったことを思い出した。
    ただ見る側に回るのは楽しくて好き。
    あと、寿司屋の「ネクタイ板さん」反対に一票。

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    2012年10月08日
  • 女流阿房列車(新潮文庫)

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    なんとなく都会派の代表のような酒井順子さんと、ベタな(あっごめんなさい、賛辞です)鉄道、という取り合わせが不思議な気もする、このコラボ。
    バリバリ鉄道マニアの編集者の立てたプランに基づき、酒井さんと女性編集者がただひたすらその行程をこなすという、楽園的なお仕事をまとめた本です。

    なあんて、言ってしまうとそんな風に聞こえるけれど、これがなかなか壮絶。東京の地下鉄全線完乗(16時間乗りっぱなし・・・)に始まり、東海道を53回乗り継ぐ、現代版膝栗毛、灼熱の廃線跡をたどって歩く旅・・・などなど、「なぜそんな必要性が?」とわきたつ素直な疑問。
    そう。それはこの本が「阿房列車」だからなのです。

    阿房列

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    2012年09月02日
  • おばさん未満

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    いっときハマってすごく読んでいた酒井順子さんの本、久しぶりに手に取りました。その昔、まさに酒井さんの著書で『29歳と30歳のあいだには』て本を読んだものでしたが、いやぁ…時の流れは早いものです。

    表4のあらすじによれば、「若いのか、若くないのか。シミなのか、クスミなのか。あちらとこちらの間で揺れる、微妙なお年頃が40代」てことで、まぁざっくりアラフォーだから読んでもいいだろ、と。店頭でパラ読みしたら、ちょうど「木綿が似合わなくなる話」で、日ごろ「どうも最近また似合う服がかわってきた。色や形ではなく、なんだろう…質感? 顔がすっごい疲れて見える服がある…」と思ってたところに、「そうか、木綿か!

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    2012年07月30日
  • 儒教と負け犬

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    負け犬と言うカテゴリーで、結婚しない女性のカテゴリーをブランディングした筆者が、同じ儒教文化圏の女性達を調査分析した内容。上海、ソウル、東京とそれぞれの文化的背景に流れる儒教の教えは同じだが、現代に生きる女性としての有り様は様々。上海のたくましさ、ソウルの賢さ、それに比べると東京の負け犬達は余りにフワフワとしていないか。

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    2012年07月28日
  • 女流阿房列車(新潮文庫)

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    好きなことを肩肘張らず、淡々と。
    でも、酒井さんの目には、ちゃんと大事なところは見えている。
    酒井さんが高校生の頃のエッセイも読んでいるけど、昔から冷静な視線が変わらない。そういうところがいい。

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    2012年07月14日
  • かわいい顔して……

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    高校生のときからエッセイストしてたなんて、まさに物書き業におけるエリートコースまっしぐらの酒井さん。

    野球選手にビールをかけられて喜ぶ女子アナに「犯され願望」を見出だし、ミスコン受賞者の「驚くフリ」、AVを借りる際の男性の「今日はたまたま…という言い訳顔」…

    一番身近なのは「新婦の友人顔」かな~。こんな観察眼鋭い人がいたらいろいろ見抜かれちゃいそう。

    物凄い妄想癖にちょっとだけシンパシー。。。

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    2012年06月25日
  • 女流阿房列車(新潮文庫)

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    どれも過酷な企画でもちろん面白く読みました。
    しかし、地下鉄でものを食べる女子と著者は結びつきません。見かけていたら引いてしまうかも。
    でもどこか冷静な視線が有るのは著者の特徴?

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    2012年06月10日
  • 女流阿房列車(新潮文庫)

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    ネタバレ

    内容としては、題から想起される百閒よりも、宮脇俊三さんへのオマージュである。趣味とは、興味のない人からは無意味に見える行為であることをまさに実践しているところが心地よい。しかも、女性ゆえの几帳面さがまたいいと思う。最後の原武史との対談が面白かった。

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    2012年05月19日
  • 結婚疲労宴

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    それでも人は結婚するのだ。


    酒井さんの視点は意地悪なようでなかなか的を得ていると思う。面白いけど実際身近にいたら怖い人だなぁ。

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    2012年04月30日
  • 女も、不況?

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    負け犬の遠吠えの酒井さんのエッセイ、同じ世代で子ナシ仕事アリなので共感するところが多い。というか、日頃感じてることを代弁してくれてるみたいで、そうそうとうなづいたり、プッと吹き出しながら、あっという間に読んでしまった。

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    2012年04月15日