酒井順子のレビュー一覧

  • その人、独身?
    負け犬シリーズの第二弾。日常生活での働く未婚女性の視点から社会を見ていく感覚がとてもリアルだし、読み物としても面白い。アラサーというよりはアラフォーの視点だとは思うけど、自分たちの世代がアラサーにさしかかっている中で、アラフォー世代というのは1世代上でありながらも共感できるポイントはたくさんある。未...続きを読む
  • たのしい・わるくち
    お前は俺か!
    と幾度も作者に言いたくなった本。
    ここまで赤裸々なことを下品でなく論理立てて書けるのはすごい。
  • 都と京(新潮文庫)
     文庫化されたときにすぐに買ったのに、ちょっとずつ
    読んでいて、ようやく一昨日読み終えました。
    遅い・・・。我ながら、遅い。半年もかかってる。
    なので、もう最初のほうの話の内容が頭の中で
    ボケボケになってます。←読んだといえない・・・

     でも、面白かったです。
    私は京都で育ったけれど、生粋の京都人...続きを読む
  • 枕草子REMIX(新潮文庫)
    酒井順子の中では、一番しみじみと面白かった。かねがね清少納言と酒井は似ていると僕も思っていたが、酒井本人も当然気がついていたわけか。
  • 都と京(新潮文庫)
    京都に住んでいる若者には若干、ほんとにそうかなーっていう話もある。
    ただ、京都に住んでても気付きにくい他府県の方の視点を得ることが出来る。
  • ひとくちの甘能
    さすが。
    私と同じで(笑)あまいものを「スイーツ」と言いたくない、言いにくいという
    酒井順子さんによる、甘味にまつわるエトセトラ。

    甘いものは幸せ♪ そうそう、とうなずきつつ
    軽く読めます。
    解説が芝田山親方なのもgood。
  • 自意識過剰!
    これ、おもしろい!!
    長年自分が思っていた悩みが解決された!!!
    人間って周りとの関係で自意識を非常に気にする動物であると思う。
    自分がどこに所属するかによってその「普通」という基準も変わってくる。
    本当の普通であることが何かわからない時代に、すごく面白いし、興味深かった。



    ただ、本を買ったこ...続きを読む
  • 制服概論
    アンチ制服な私ですが、自分が着るのではなく、見る方としてならば、私も制服好きです。

    「自由を捨て、拘束を受け入れる」ということをしている制服。
    そんな人たちに対して、なんだかすがすがしさとか、反対に不自由さの中の美しさとか、苦しさの中のエロさとか、なんか、いいよねーとよだれを出す気持ち、わかります...続きを読む
  • 都と京(新潮文庫)
    京都がすきになります。
    東京から 四六時中京都を想っている人にはうってつけ。
    ただ、読んでる途中で京都に住もうという意欲が少し減ります。
    地方出身者は 東京の人から見た京都 だけでなく 東京の人から見た田舎 はこんなふうなんだ、と確認することもできます。
  • 都と京(新潮文庫)
    彼女のエッセーはすきだし、うまいなあとおもう。なんだけど、京都在住としては、彼女にとっての京都は現代=東京の逆でしかなく、同時代的な京都が見えてないように思えてしまうのがちょっとざんねん。
  • 都と京(新潮文庫)
    京都と東京の比較エッセイ。酒井さんらしい軽い感じで書かれていて楽しく読めるけれど、かなりしっかりと地理的にも歴史的にも文学的にも調べたうえ、京都の人のナマの声?も取材しているようで、すごいなーと思った。観光案内や旅行エッセイ風にとどまらない、深いものがある感じ。酒井さん、どれだけ京都に詳しいんでしょ...続きを読む
  • 都と京(新潮文庫)
    こういうタイプの本は、褒めすぎだったり、けなしすぎだったりしすぎて嫌になるものが多いが、
    これはなんとも軽く、ただ「好き」ということが爽やかに書いてあるので、すんなり納得して読める。

    なかなか面白い。
  • 都と京(新潮文庫)
    3/14 京都に行く前に、と思って読んでました。いつも独自の視点をもつことと自分の好きなことの交差する感じがおもしろい。飽きないってすごい。ふむふむ、と思って読んじゃう。「かゆいと思う前にかいてくれる」という京都人の接客の描写に超納得!
  • 都と京(新潮文庫)
    京都旅行目前に、本屋さんで発見.....
    本を片手に飛行機に乗り込み、じわじわと京モードに切り変えよう!
    と思って買った一冊....
    読み始めます。出発は明日の朝。

    京都旅行の前に是非読まれたし!お勧め本です。「カウンター席の事」「いけずのこと」「モッサイの事」
    色々事前情報があって助かりました。...続きを読む
  • 制服概論
    私の指導教官が著者女史の愛読者なので、最初はその程度のノリで買った本。
    しかし、この人は面白い。所謂「制服萌え」として単純に読むことももちろんできるのだが、
    もしかしてこの人は芥川『地獄変』の語り手と同じような心境なんじゃないか、と思ってしまう。
    その辺が、同じ萌え系時評でも『らき☆すた」との違いか...続きを読む
  • アナタとわたしは違う人
    世の中の女をいろんな角度から二分化し、
    作者の目線で分析している。
    育ち・肉体・センス・人格を、
    さらに細かくカテゴライズしながら、
    面白くまとめている。
    誰もがかならずどちらかに属すとは限らないが、
    着眼点が素晴らしい。
  • 煩悩カフェ
    酒井さんの作品は、切り口サッパリで読んでいてスッキリすることがたくさんです。
    そんなデトックス効果のある酒井文庫。

    この煩悩カフェも、「あるある」とドキリとさせられるするどい視点のオンパレード。
    よくぞココに触れてくれました。ってな感じの「私だけじゃなかったのね」がたくさんあります。


    煩悩の数...続きを読む
  • 快楽は重箱のスミに
    特別ではない日常のあちこちに、
    快楽を覚える行為や物は転がっている。
    というような事柄を、
    項目別に面白く力説している作者。
    案外マニアックで変態チック。(笑)
    「私と同じ〜!」
    と何度も大きく頷きながら読んだ。
  • 容姿の時代
    作者は社会に埋もれながらも、
    非常に鋭く人間観察のできる人。
    彼女の指摘の数々を、
    妬みと感じるか納得と感じるかは、
    読み手の容姿によるのかも。(笑)
  • 自意識過剰!
    10/10 相変わらずのおもしろさ。もはや一種の形とすらおもえるもの。自意識過剰、あたしもですぅって告白したくなりました。